私は、かれこれ副腎疲労歴5年になります。
このブログでは、副腎疲労を改善するためのサプリメントなどをご紹介しているのですが、この記事では「副腎疲労ってどんなもの?」ということを記載しています。
副腎疲労は、うつ病や自律神経失調症、低血糖症などと混合されやすい病気。
「抗うつ薬を飲んでいるのに治らない…」という場合は、副腎疲労を疑ってみても良いかもしれません。
副腎疲労とは?
副腎疲労は、【副腎疲労症候群】や【アドレナルファティーグ】とも呼ばれる病気。
私は、2014年に副腎疲労だと診断されました。
そのときになってはじめて、私は【副腎】という臓器の存在を知りました。同じような方もいらっしゃるかもしれません。
この【副腎】くん、人間の左右の腎臓の上にちょこんと乗っている小さな臓器ですが、さまざまなホルモンを分泌している、とても大切な臓器です。
副腎の働きは、たとえばこんなこと。
- 血糖値の調整
- 血圧の調整
- 水分量の調整
- 精神的・身体的ストレスの調整
- 炭水化物・脂肪・たんぱく質の代謝の促進
- エネルギーを作り出す
- アレルギーや炎症を抑える
などなど。
身体的・精神的なストレスを受けると、副腎から【コルチゾール】というホルモンが分泌されます。
通常の量であれば問題はないのですが、ストレスが長期に渡ると、副腎からコルチゾールが放出されたような状態になります。つまり、副腎に負荷がかかるということ。
そうすると副腎は疲弊していってしまい、【副腎疲労】の状態になってしまいます。
副腎疲労の症状
「副腎疲労=副腎が疲弊した状態」になると、副腎が正常に機能しなくなってしまいます。たとえば、副腎疲労の症状はこんなこと。
- 疲れやすい
- 身体がだるい
- ベッドから起きられない
- 立ちくらみ
- 低血圧
- 頭がぼーっとする
- 朝起きられない
- 眠れない、もしくは過剰な眠気
- 楽しくない
- やる気が出ない
- 記憶力の低下
- 集中力の低下
- カフェインが欲しくなる
- 塩辛いものが欲しくなる
- 風邪を引きやすい
- 風邪がなかなか治らない
- PMSがある
- 低血糖症(血糖値の調整がうまくいかなくなる疾患 参考:低血糖とは?の記事)
これらの症状に当てはまるものが多いほど、副腎が疲労している可能性が高いです。以下のサイトで詳しいチェックができますよ。
私はこのうち、倦怠感や眠気、低血糖症、立ちくらみ、の症状がありました。
なぜこういった症状が出てしまうのかというと、副腎が疲弊すると以下のことが起こるからです。たとえば…。
- 精神的・身体的ストレスに対抗できなくなる⇒うつ状態やうつになる
- 血糖値を調整できなくなる⇒低血糖症になる
- エネルギーを作り出せなくなる⇒だるい、疲れやすい、風邪を引きやすいなどの症状が出る
- 血圧を調整できない⇒低血圧や立ちくらみが起こる
また、副腎以外でも体中でホルモンを分泌している臓器は他にもあります。その代表が【卵巣(女性ホルモン)】と【甲状腺】。
【副腎・卵巣・甲状腺】の3つは関係が深く、副腎にトラブルがあると卵巣や甲状腺にも負担がかかる。
逆に言うと、卵巣や甲状腺に何か問題があると、副腎にも問題が起こりやすくなる。
そう医師に説明されました。
私は月経痛があったり甲状腺の機能も低下していたりするので、納得です。
副腎疲労は、甲状腺機能低下症や更年期障害、PMSとも関係が深い病気なのだそうです。
副腎疲労の原因
副腎疲労の主な原因は、ストレスです。
ストレスというと人間関係や仕事によるものなど精神的なものを思い浮かべる方も多いかと思いますが、身体的ストレスも副腎疲労の要因のひとつです。
たとえば、
このようなこと。
また、
- 夜更かしなどの不規則な生活
- 不眠症
- ダイエットなどの栄養が偏った食事
- 遺伝的な要素
など生活習慣や栄養の乱れも重なると、副腎は大ダメージを受けてしまいます。
私の場合は精神的なストレスに思い当たる節がなかったので、身体的要因と遺伝的な要素が絡んでいるのかな、と自己分析しています。具体的には、以下のようなことです。
(詳しくは、体調不良の原因を考えるという記事で書いています)
副腎疲労かどうか調べるには
副腎疲労かどうかを判別するには、副腎疲労を扱っている病院で診察してもらうか、自分で検査を受けるか、になります。
私はクリニックの問診で副腎疲労と診断され、数年後唾液コルチゾール検査という検査を受けて確定しました。
(ほとんどのクリニックや検査が自費になるのが痛いところです…)
うつ病と副腎疲労
副腎疲労の症状を見ると、うつ病の症状と酷似しているかと思います。
うつ病は、セロトニンの調整がうまくいかずに起こるもの。
副腎疲労は、副腎が機能せず起こる疾患。
それぞれアプローチ方法が異なるため、「抗うつ薬を飲んでいるのに良くならない!」という方は副腎疲労を疑ってみると道が開けるかもしれません。
まとめ
今回は、副腎疲労の症状や原因、検査方法を簡単にまとめました。
ブログでは治療方法や日々試していることをいろいろ書いていますので、よろしければご覧いただけると幸いです(^^)
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