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根本的なきっかけ~逆流性食道炎になったときのこと

治療の記録
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今でこそ低血糖症などで悩んでいますが、実は根本的な原因は、逆流性食道炎になったことなのかな…と。今回は、そのときの体験を書こうと思います。

このブログでメインに書いている、低血糖症などの体調不良に直面したのは、2014年1月でした(そのときのことは自己紹介で書いています)

でも、根本的なきっかけは、2010年に逆流性食道炎になったことなのかな…と思うことがあります。

 

2010年夏・猛暑で体調を崩す

私はそれまで大きな病気をしたことはなく、食べることが好きで、仕事も楽しくて、それなりに順調な毎日を送っていました。

でも…ある日突然、体調を崩したんです。

 

2010年は猛暑と言われる年でした。9月初旬だったと思うのですが、ある日少し食欲がないな~と感じる日がやってきて。

夏バテ気味なのかなぁと思って、カレーを食べに行ったんです。

そうしたら、その後すぐに、胃に鈍痛を感じるようになりました。

カレーが刺激的だったからかなあと思いきや、翌日になっても治らず。

さらに数日経っても、胃の鈍痛や食欲不振は続きました。

 

おかしい…。

 

週末、近所の内科に行きました。

これという原因は分からず、とりあえず処方された胃薬を飲みましたが…一週間経っても改善されず。

胃の違和感。吐き気。食べものを全然食べたいと思わない。食べられない。なので、身体がだるくなる。

 

私はしだいに焦りはじめました。

それまで健康に過ごしてきた私は、原因が分からない体調不良に陥って、不安でいっぱい。

 

どうして食欲がないんだろう。どうして食べられないんだろう。

 

仕事にも支障が出てきて、休みがちになりました。

何度か病院に行きましたが、薬で様子見→治らない、というのを何回か繰り返すだけ。

 

胃の鈍痛がやってきた日からひと月。

病院を変えました。

そこで良い先生に巡り合った気がします。

「辛いだろうね、気になるなら胃カメラ検査をしましょう」、とすぐ検査をしてくれました。

 

はじめての胃カメラ。

まさか20代(当時)で胃カメラを飲むことになるとは…。

緊張しましたが、これで原因が分かるなら胃カメラでもなんでも飲んでやる!という勢いのほうが勝っていたので、すぐ検査できたことはありがたかったです。

 

全身麻酔で眠っているうちにできたのも良かった。

吐き気があったので、普通に口や鼻から入れられるのは辛かったです。

 

それで、検査結果は…

逆流性食道炎と、急性胃炎。そして、食道裂孔ヘルニア。

 

聞きなれない病名に、そうなのかとその場では頷いて帰宅。

原因が分かって良かったとホッとするのと同時に、薬を飲めば良くなるよという医師に言葉に、ようやく明るい兆しが見えてきて嬉しかったのを覚えています。

 

でも…ここからも、また辛い日々が続きました。

 

逆流性食道炎・食道裂孔ヘルニアと診断されて

私がまずはじめに飲んだ薬は、パリエット10mg。

逆流性食道炎に出される薬としては、ごく一般的な薬だと思います。

後は胃の粘膜を整えるような薬も飲んでいました。

 

でも…良くならない。吐き気も、食欲不振も、戻りませんでした。

 

当時の私は、うどんとか、ささみとか、キャベツとか、消化にいいものを本当にごくわずかだけ摂っていた記憶があります。

誰かと外食をしても、スープとか紅茶とか、そういうものしか口に入らられませんでした。

そもそも誰かと外食に行きたいと言う思いも減っていたのだけど…。

 

逆流性食道炎、そして食道裂孔ヘルニアとは何か。

 

インターネットでたくさん調べてしまったのも良くなかったなあ、と今では思っています。

でも当時は必死だったからしょうがない。

 

逆流性食道炎とは、胃酸が逆流して食道に炎症ができてしまう病気。

私の炎症の程度は軽度だったようですが、かなり炎症が進んでいるケースもあるそう。

 

私は胸やけや、胃酸が上がってきて酸っぱくなる感じ、という一般的な逆流性食道炎の症状がなかったので、問診だけでは判断されなかったようです。

 

私の場合は、吐き気と食欲不振が主だったので、機能性胃腸障害(機能性胃腸症・機能性ディスペプシア)と言われたこともありました。

 

ともあれ、逆流性食道炎…さらに、食道裂孔ヘルニアがある、と言われました。

 

食道裂孔ヘルニアとは…。

ごく簡単に言うと、胃と食道の繋ぎ目が、一般的な構造とは異なる状態のこと。

 

インターネットでは、食道裂孔ヘルニアは治らない。と書かれている人もいました。

 

治らない。

この辛い状態が、一生続くと言うこと?私は絶望的な気持ちになりました。

 

それまで病気になったことがなかった私。

今まで困難な状況はたくさんあったけれど、自分の力とか考え方でなんとか対処できるものばかりだった。

それが、自分の力ではどうしようもない壁にぶち当たってしまった。

 

一人暮らしをしていた私は、ひとりパソコンの前に向かいながら、底なし沼にはまってしまったような気持ちになりました。

今当時のことを振り返っても、あのときは本当に辛かったな…と思います。

 

それから、逆流性食道炎を治すために必死になりました。

 

漢方の病院に行ったり。

食道裂孔ヘルニアを治すという整体に1時間かけて通ったり。

身体の歪みから食道裂孔ヘルニアを治すために、通常の整体に通ったり。

テレビに出た胃腸科の病院に行ったり。

逆流性食道炎は自律神経失調症の一種だから、心療内科が良いと聞き、通ったり。

・・・・。

 

そうこうしているうちに、どんどん追い詰められていって。

仕事を休む回数が増え、とうとう精神的にもまずいな、と思うことが増えました。

 

それで、職場で紹介されたメンタルクリニックに行き、抑うつ状態と診断。

すぐに休職扱いになりました。

 

逆流性食道炎の克服

それから実家で休むことにしましたが、良くはならず…。

パリエットが20mgに増えたり、ルボックスやサインバルタなどの抗うつ薬、デパスなどの精神薬なども飲みました。

 

でも、薬では全然良くならなかった。むしろ、悪いほうに行ってしまった気がします。

 

結局、私が逆流性食道炎やうつ病を克服できたのは

「ゆっくり休むこと」と、
「気にしないようになれたこと」

ポイントだったと思います。

 

少しずつ逆流性食道炎である自分に慣れていって、少しずつ食事が取れるようになってきて。

たぶん私は急性胃炎もあったので、余計に酷かったのでしょうね。

 

食道裂孔ヘルニアについても、気にしないようにできたことが良かったのだと思います。

 

結局仕事は1年半休んで退職しましたが、その半年後にはまた新しい仕事ができるようになりました!

その後はアルバイト→期間限定の派遣→フルタイムの仕事、までできるようになりました。

 

逆流性食道炎って、CMもやっているほどメジャーな病気になりつつありますが、実際にはとても苦しい病気だと思います。

 

胸やけ、胃酸が上がってくる感じ。そう単純な病気じゃないんですよね。

 

今逆流性食道炎で苦しんでいる方はとても辛いと思いますが、きっと良くなります。

私は今でこそ別の病気で体調を崩していますが、逆流性食道炎は良くなったし、食道裂孔ヘルニアについても気になっていません。

 

自分で自分を追い詰めないように、きっと治ると前向きな気持ちを忘れなければ、良くなると思います!

 

逆流性食道炎の原因を考える

なぜ私が逆流性食道炎になったんだろう?と考えたとき、思い当たったのは…

自律神経が乱れた

ということです。

 

どうも自律神経が乱れると、胃と食道の繋ぎ目が緩くなり、胃酸が逆流しやすくなるようです。

 

猛暑だったこと、なのに室内はエアコンでキンキンに冷えていたこと、海外旅行に行ったこと、仕事で飲み会があったこと…、など、確かに自律神経が乱れがちだった気がします。

 

そこで胃が弱っているときに、カレーを食べた。

それで胃炎になり、逆流性食道炎のきっかけになったのかな…と思います。

 

今回は私の体験記が主になりましたが、逆流性食道炎についてはいろいろ書いているので、カテゴリーを作りました。

長くなりましたが、今辛い思いをしている方の参考になれば幸いです。

コメント

  1. シーサ より:

    初めまして。
    とってもわかりやすいブログで、頷きながら拝見させていただきました。
    私も逆流性・・・低血糖症です。
    低血糖症の方は糖質制限でだいぶ良くなりました。
    一時は、糖質=敵。みたいになってしまいましたが、
    気持ちよく食べれば敵でも何でもないんですよね。
    食べるときのメンタルも大事ですね。
    バランスよく心がけてます。

    逆流はなかなか手ごわいです。。。。
    ほんとに辛くて涙が出てしまいます。
    でも、きっとよくなる・・・この一言にとっても勇気付けられました。
    私だけじゃない。頑張ろう!
    前向きになれます。
    ありがとうございます^^

    • ちよこ より:

      シーサさん
      はじめまして。コメントありがとうございます!ちよこです。

      私自身、自分で整理するためにブログを始めたのですが
      まだまだゴチャゴチャしているなと反省していました。
      そんなとき、分かりやすいと言って頂けてとても励みになりました。

      シーサさんは糖質制限で低血糖症は改善されたんですね。
      本当に仰る通りだと思います!気持ちよく食べるのが大事ですよね。
      医者や栄養士やマスコミに、糖質=敵、と言われてしまうから、
      いけないものを食べてる…と思い込んで、体調にも影響してしまう気がしています…。

      逆流性食道炎もあるのですか…。
      私はは逆流性はだいぶ改善したのですが、同じく何度涙を流したことか…。
      胃腸に良いことを続けていれば、きっと改善すると思います!

      前向きになれたとのお言葉、とてもうれしいです。
      ブログを書いていて良かったです。

      これからもゴニョゴニョ書いていく予定なので、
      また遊びに来てくださったらうれしいです!

  2. シーサ より:

    お返事ありがとうございます。

    ちよこさんのように改善された方がいらっしゃる事がとっても励みになります!
    是非、ブログで色々な情報を発信してください^^

    私の低血糖症も、ほんとにある日突然でした。
    でも、良く思い出してみると前触れはあったんですよね。
    もっと早く気づいてあげることが出来たらな~って今更ながら思います。

    そして私の場合、明らかに糖質過多だったので(アイス、パン、ジュース・・・)
    最初、糖質を控えるなんて、ウソでしょ?そんな甘い物で病気になるの?
    小麦粉、米、砂糖がだめ?ありえない・・・って。

    私もパソコンの前で、逆流について検索しては不安を膨らます情報ばっかり目に入って来てしまい、(こう言う時に検索しちゃダメなのわかってるのに中毒でした。)
    不安感を増大させていました。きっと私は悪い病気なんだって・・・。
    私の逆流はみんなと違って特殊なんだ。って。
    思い込み強めです笑

    この春、栄養療法クリニックで検査してもらい、サプリを飲んでいます。
    消化酵素のサプリも追加しましたが、効果はイマイチ実感がありません。
    結構期待していたので、もうこれ以上ダメなのかなって思ったりしています。
    治ったかも?って思うくらい全然症状がない日が何ヶ月か続いたり、色々です。
    私も2時間かけて整体行ったり、心理カウンセラーみたいな方についてみたり色々試しました。
    ちなみに、スペクトラザイムを飲んでいます。
    ちよこさんは今何か消化酵素サプリ飲んでいらっしゃいますか?
    3年前に胃カメラした時に、逆流は自律神経だからね。って言われ、今とってもそれを実感しています。
    何か他に集中していると忘れてしまったり。
    気にしだすと症状が強くなったり。
    自分の体が自分でコントロール出来てないんですね。
    ストレスもそんなにないのにな~って思ってるのですが。。。難しいですね。
    今日も逆流が絶好調です(><)
    でも良いことをしていたら必ず体はわかってくれる日が来ますね^^
    長々と失礼いたしました。

    • ちよこ より:

      シーサさんも低血糖症、突然だったんですね…。似ていますね。
      私も、空腹時に震えがあったり、予兆はあった気がします。
      そこで気づいていれば…。

      病気について調べて、パソコンの前で絶望的になってしまうお気持ち、
      とってもよくわかります。
      私も逆流性になった当初、そうでした。
      いつになったら治るのか、本当に治るのか…
      治らないと書いている人もいるし…
      それで自分を追い込んで、病気を悪化させていました。

      そうなんですよね。何かに集中していると気にならないんですよね。
      私の場合、少しずつ少しずつ気にならなくなって、
      それにつれ良くなっていきました!

      消化酵素は相性があるらしいです!
      スペクトラザイムが合わなくても、他のものが合うかもしれません。
      私は「ベタイン」と名の付く胃酸のサプリを飲んでいます。
      逆流性食道炎に胃酸のサプリなんて…と不安でしたが、
      私の場合は胃酸不足が根本原因な気がしたので飲みました。
      結果、食後のもたれ感などはないですし、逆流もなく、私には合っているようです。

      シーサさんが仰ること、本当にそう思います!
      良いことを続けていたら、必ず改善に向かっていくはずだと思います。

      気を紛らわせたいときがあれば、また話しかけてくださいね(*^^*)

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