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子宮内膜症とは

婦人科系疾患
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私は、子宮内膜症と診断されて5年が経ちました。今回は子宮内膜症についての概要と私の考えをまとめました。

 

私は中学生のころから生理痛が酷かったのですが、大人になってもそれは変わらず。

20代中ごろ、深刻な生理がやってきました。

気持ち悪くて、痛くて、貧血のように意識が遠のいていく感覚。

これはおかしい…と思って婦人科を受診したら、子宮内膜症と診断されました。

 

 

子宮内膜症とは

子宮以外の臓器(卵巣や腸、膀胱など)に子宮内膜と似た組織ができてしまうことがあります。

 

その『子宮内膜もどき』は、本来の子宮内膜と同じく毎月の生理のたびに出血するのですが、その血は溜まっていってしまいます。

子宮内膜とは異なって、血を出すことができないためです。

 

なので、溜まった血がその組織を圧迫して、痛みや不快感が出る…ということが起こります。

 

卵巣に子宮内膜症がある場合は、チョコレート嚢腫(チョコレート嚢胞)と呼ばれます。

 

卵巣に溜まった血液がドロドロでチョコレートのようだからそう呼ばれるそうですが…想像すると怖いなあ。

 

私は左右の卵巣に5cm前後のチョコレート嚢胞がありましたが、今では右側だけ3cmと小さくなりました。

 

また、膀胱や腸も子宮内膜症もどきができやすい場所です。

 

膀胱に子宮内膜が広がっている場合は排尿痛があり、腸に広がっている場合は下腹部痛や排便痛、下痢などの症状が出てきます。

私も昔は生理時に毎回下痢していたので、腸にも広がっていたのかも…。

 

子宮内膜症の症状

子宮内膜症が普通の生理痛と違うところは、

  • 鎮痛剤が効かないほどの痛み
  • のたうちまわるほどの痛み
  • 生理時の吐き気、嘔吐
  • 排便痛
  • 性交痛
  • 排卵痛
  • 生理時以外も下腹部が痛い

 

などが挙げられると思います。

生理中の「あれ?おかしいな?」という異常があったら、早めに婦人科を受診されることをおすすめします!

 

子宮内膜症の検査 痛みはある?

子宮内膜症かどうか調べるには、主に問診と内診がおこなわれます。

 

私も、医師との問診と、内診(超音波検査)をおこないました。

下着を脱ぎ、内診台に上がって股を広げられ、膣の中に器具を挿入されて子宮の状態を診るものです(けっこう恥ずかしい恰好…)。

 

人によっては若干痛みがあったり、検査後出血があったりするようです。

 

私は毎回少し痛みがあって、はじめて検査した後は出血がありました。

上手な医師だと痛くないと聞いたことがありますが、本当かな…?

 

超音波検査だと卵巣の状態が画像でわかります。

私は、その場でチョコレート嚢胞がどのくらいのサイズかを教えてもらえました。

 

ただ、子宮内膜症の診断は難しく、誤診が多いと聞いたことがあります。

より信頼できる結果を求めるのであれば、CTやMRI、血液検査などを行って総合的に診断する方法もあるそうです。

 

また、本来確定診断をくだすには、腹腔鏡検査(お腹に小さな穴をあけて中を診る検査)が必要なのだとか。

 

子宮内膜症の治療

子宮内膜症を治療するには、以下の方法があります。

  • 手術
  • ホルモン療法(ピル)
  • ナチュラルホルモン療法
  • 対処療法
  • その他改善策(漢方、サプリ、食生活、布ナプキンなど)

 

上記の治療方法のうち、私が試みたことがないのは手術だけです。

チョコレート嚢胞が大きい場合や症状が辛い場合などは、手術が薦められるケースもあるとか。

 

手術は、

  • 子宮内膜が癒着している部分だけを取り除く
  • 子宮や卵巣を全摘出する(妊娠を希望しない場合)

 

という2つの手段があるそうです。

ただ、SNSで手術をした方のお話を見ていると、どちらの手術をしても子宮内膜症が改善しない場合も多いようで…。

医師に手術を薦められてもよく検討した方が良さそうですね。

 

対処療法は、毎月鎮痛剤で痛みを抑える…というものです。

いわばその場しのぎですね…。

 

また、妊娠したら子宮内膜症が治った、なんていう話を聞いたことがあります。

妊娠する=その間生理がなくなるから、子宮内膜が改善する・治るという方も多いのだとか。

 

この中では、ホルモン療法、特にピルの服用を薦められるケースが一番多いと思います。

でも、私がオススメするのは「ナチュラルホルモン療法」と「その他改善策」です。

 

というのも、私はピルの長期服用で、カンジダ菌が増えたり、低血糖症や副腎疲労といった病気にかかってしまったためです。

ピルの長期服用についてはリスクが指摘されていて、私もそのリスクについてまとめてみました。

こちらの記事です。

 

ピルが身体に良くなかったかも、と考えた以降は、サプリメントや漢方を飲んだり、プロゲステロンクリームというナチュラルホルモン療法を用いたり、生活習慣を変えたりする方法に切り替えました。

 

今は、子宮内膜症の症状はその方法で落ち着いています!

 

まとめ

子宮内膜症自体が辛いだけでなく、放っておくと不妊症になってしまう可能性がある病気です。

生理のときに「おかしいな?」と思ったら、早めに婦人科を受診されるのをオススメします!

 

そして、安易にピルや手術に踏み切らず、漢方や他の方法を検討されると良いと思います。

すぐにピルに踏み切った私は、だいぶ後悔していますので…。

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