カンジダ菌の除菌に取り掛かると、体調が悪化することがあります。
除菌されて消えゆくカンジダ菌が毒素を吐き出すのだとか(怖い!)。
私はこれまで最低でも5回はカンジダ除菌を行なってきましたが(何度も除菌してきて回数を覚えていません…)、「ダイオフか?」という症状にもたくさん悩まされました…。
ダイオフはいわゆる好転反応でもあるのですが、本当にダイオフなのか、余計に体調が悪化しているのかもわからず、辛かったです(涙)
この記事では、何度もカンジダ除菌を体験し、試行錯誤してわかった以下のことを書いています。
- ダイオフの主な症状
- ダイオフの改善方法
※なお、このブログでいう【カンジダ】は腸内で増殖したカンジダ菌のことになりますが、「口腔カンジダ」や「膣カンジダ」にも共通する内容かと思います。
カンジダのダイオフとは
カンジダ菌が死滅するときに起こる体調不良を【ダイオフ】と言います。
カンジダは水銀などの有害な重金属やアセトアルデヒド、エタノール、アンモニアなどの毒素を持っており、カンジダが除菌されて消滅していくと、そのような毒素を吐き出すため、一時的に体調が悪くなる=ダイオフが起こることがあるのだそうです。
ダイオフの症状や程度、期間は人によってさまざま。
闘病仲間さんたちの話を伺っていると、カンジダを除菌してもダイオフがない人もいますし、数日で良くなる人もいます。
その一方で、数ヶ月など長い期間辛い症状に苦しむ人もいらっしゃるようです。
とはいえ、辛い症状が「カンジダのダイオフのせいだ!」と断定することは難しいですよね。
別の要因で体調が悪くなっているのかもしれませんし…。
また、「ダイオフが怖いからカンジダ除菌ができない」という方もいらっしゃるかもしれません。
私もかつてはそうでした…。
でも、ダイオフがあるということは、カンジダがうまく除菌されている証拠でもある!と言い聞かせて、がんばって取り組んでいました。
この記事では、実際に私が試したダイオフの改善方法をいくつかご紹介しています。
ダイオフの症状
ダイオフの症状は多岐に渡ります。
- 吐き気・胃もたれ
- 腹痛・胃痛
- 下痢
- 便秘
- お腹の膨満感
- ガス(おなら)
- 頭痛
- めまい
- だるさ
- 眠気
- 湿疹・発疹・吹き出物・じんましん
- 口内炎・口角炎
- かゆみ
- 関節痛や筋肉痛
- 微熱
- 低血糖症
などなど。
医師いわく、通常は一週間程度で良くなるそうです。
ダイオフ対策をしても、一週間以上続く場合や症状が強い場合は、このような対処を薦められました。
私の体感では、体調が良くないのに無理に除菌をおこなうとダイオフが出やすい気がしています。
そういうときは無理せず身体を整えてからカンジダ除菌をするようにしています。
私のダイオフの症状
ちなみに、私の経験だと……。
はじめての除菌のときは吐き気が2~3日ありましたが、その後はありませんでした。
2回目の除菌のときは吐き気が初日、肌荒れが10日程度続きました。
3回目は、口角炎や口内炎が発生。
それ以降は、吐き気やかゆみ、腹痛、頭痛、だるさ、微熱、筋肉痛などが起こることがありました。
このように、そのときの体調や飲んでいる除菌ハーブによってもダイオフの症状や対策方法が異なる、ということを実感しています。
ダイオフを軽減するために
ダイオフを防ぐ・改善するためにいろいろな対策方法を調べて、実際に効果があったものは以下の6点です。
- 活性炭のサプリを摂る
- 毒素を除去する
- モリブデン
- BCAA・シトルリン
- 肝臓をサポートする
- 副腎対策(マグネシウムや副腎サポートサプリ)
- 水を多く飲む(便秘予防)
- 乳酸菌を多めに摂る
このうちすべてをやる必要はなく、自分の体調・体質やそのときのタイミングに合ったものを取り入れるのが良いのかなという気がします。
たとえば私の場合、前回の除菌のときはモリブデンが効いたけれども、今回はマグネシウムの効果があった気がする……といったように、その時その時で効果の出る対策が違いました。
おそらく蓄積していたカンジダ菌の種類や、カンジダ除菌をする私の体調がそのタイミングで異なるからなのかな、と考えています。
1. 活性炭のサプリを摂る
活性炭は、腸の中の有害なもの(カンジダの毒素や重金属など)を吸着して排出してくれる効果があります。
医師にダイオフ対策として勧められたのが、まず活性炭でした。
活性炭を飲むことでカンジダの死骸や毒素を吸着して外に出してくれるので、ダイオフの症状が軽減するのだそうです。
ただし、注意点があります。
活性炭は、悪い成分だけでなく良い成分も吸着してしまいます。
なので、長期服用を避けたり、他のサプリと間隔を開けて飲んだりする、ということを心がけています。
また、炭のサプリなので便が黒くなります。びっくりしないでくださいね~!
水分をきちんと摂らないと便秘になりやすいので、いつもより水分をしっかり飲むようにしてください。
ちなみに、私が何種類か活性炭を試して一番良かったかな~と思ったのはiHerbで購入した以下のサプリです。
60カプセルで1100円前後。1日2回、1錠ずつを食間に飲みます。
他の活性炭と違うのは、ショウガや酵素など胃腸に良さげな成分も入っていることや、ココナッツが原料であることです。
この活性炭は1日で効果がありました。すぐに便が真っ黒になる(他の活性炭だとなぜか数日かかりました)。
私は、昼食後2時間後と、深夜トイレに起きたときに飲んでいました。
カンジダのダイオフが気になるときに、一週間くらいを目安に飲んでいます。
2-1. カンジダの毒素を除去する~モリブデン
先にも記載しましたが、カンジダは死滅するときにアンモニアやアセトアルデヒドを放出します。
その毒素がダイオフの体調不良の原因になるので、それらの悪い成分を解毒してくれる成分を摂取すればダイオフの症状が軽減される…という仕組みです。
私が摂取していたのが、モリブデンとBCAA・シトルリンです。
まず【モリブデン】というのはミネラルのことで、モリブデンにはカンジダが吐き出す毒素を解毒してくれる役割があります。
私が飲んでいたモリブデンはThrone社のもの。
60カプセルで1400円前後。
1日1~3カプセルを服用ということなので、最大で2ヶ月もちます。
(1カプセルには1mgのモリブデンが含まれています)
私は1日1カプセルを飲んでいます。
これを飲むと、だるくて寝込んだり、吐きそうなくらい気持ち悪くなるようなことがなくなりました。
また、モリブデンには亜硫酸塩という身体に有害なモノを解毒してくれる働きもあるそうなので、ダイオフにかかわらずしっかり摂取するようにしています。
2-2. カンジダの毒素(アンモニア)を除去する~BCAA・シトルリン
モリブデンのほか、毒素を分解してくれる栄養素は、BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)とシトルリンというアミノ酸。
これらのアミノ酸には、カンジダ菌が放つアンモニアを除去してくれる役目があります。
私は1日2回、空腹時にBCAAとシトルリンを添付のスプーン半分すくい、水に溶かして飲んでいます(溶けにくいんですけどね…)。
私は両方飲んでいますが、どちらかでも良いのかも。
いずれもパウダータイプで大容量なので、かなりもちます。
アンモニアはブレインフォグや疲れの原因にもなっているため、それらの症状がある方はBCAAやシトルリンを試されてみるのも良いかもしれません。
ちなみにBCAAは筋トレのお供に使われたり、疲労回復に用いられたりするそうですが、それらの効果はない、とする研究もあるそうです。
ただ、精神疲労(ストレス)を緩和する効果はある、という研究があり、体重1kgあたり0.9gのBCAAを摂取すると良いのだという記事を読んだことがあります。
※シトルリンについては、ダイオフ対策が終わったあとも、藤川理論で摂っているタンパク質(プロテイン)のお供に飲んでいます。
3. 肝臓をサポートする
身体のデトックスをおこなっているのは、主に肝臓です。
つまり、カンジダ菌などの毒素のデトックスは肝臓に負担がかかるということ。
肝臓が弱っていると除菌やデトックスがうまくいかないし、カンジダ除菌のせいで肝臓に負担がかかり、体調が悪くなったりすることがあるよ…と医師に言われました。
そこで、肝臓をケアしてあげるサプリについても、ダイオフ対策として薦められました
肝臓にいい栄養素は、こちらです。
- マリアアザミ(ミルクシスレ・ミルクシスル)
- アーティチョーク(チョウセンアザミ)
- ウコン
ハーブタイプで良かった肝臓サプリメントは、NOWのリバーリフレッシュです
1日3粒、90カプセルで1200円前後(ひと月分1200円前後)です。
このサプリには、
- ミルクシスル
- アーティチョーク
- グルタチオン
- カルニチン
- メチオニン
- ターメリック(ウコン)
など、解毒をサポートするハーブ・栄養素が複合されているので、気に入ってリピートしています。
複合タイプだと合わない成分がある場合は、ミルクシスル(オオアザミ)単体のハーブもあります。
また、SAM-e(S-アデノシルメチオニン)という肝機能をサポートする栄養素も飲んでいたことがあります。
SAM-eは、海外においてうつ病の治療、低メチレーション、関節痛などにも用いられているサプリメント。
(メチレーションについてはさらに話が細かくなるため、今回は割愛します)
このメーカーのNutraLife(ニュートラライフ)は、SAM-eメーカーの元祖で20年以上の実績云々と書かれていたので購入しました(笑)
私はダイオフ対策ではなく、だるさや不安感、パニック症状などがあったので、SAM-eを飲んでいたのですが、肝機能もサポートするということでこちらに記載します。
※体質によってはアンモニアが増えてしまうこともあるため、BCAAとセットで服用。
4. 副腎をサポートする~マグネシウムやビタミンCなど
カンジダから吐き出された毒素が身体の中にあると、【副腎】に負担がかかります。
副腎というのは、簡単に言うとストレス対策やホルモンの調整をしてくれている大切な臓器。
精神的なストレスだけでなく、花粉や排気ガス、身体の炎症などの身体的ストレスも「ストレス」に含まれます。
副腎がダウンしてしまうと、ホルモンのバランスが崩れるなどして体調が悪化。
詳細:副腎疲労について
カンジダ除菌によって副腎がダウンしてしまわないように、私は副腎をサポートする栄養素であるマグネシウムやビタミンCを飲んでいました。
また、マグネシウムやビタミンCには便を柔らかくする効果があります。
カンジダ除菌中の便秘は禁物なので(毒素が身体に残ってしまうため)、便秘を防ぐためにもこれらの栄養素は良いのかなあと。
私が愛用しているマグネシウムは液体タイプのものです。
上記のコンセントレースには、マグネシウムの配合が多いタイプも販売されていて、少し安いです。
最初は非常に飲みにくいのですが、液体タイプだと量の調整がしやすいことと、1滴水に垂らすだけでミネラルが多い「軟水」に早変わりしてくれるので、重宝しています。
ビタミンCについては、コスパがもっとも良いGold Cを愛用しています。
ビタミンCについては、他にもビタミンCサプリまとめという記事で、副腎疲労対策については、副腎疲労の治療法~サプリメント編という記事で書いています。
5. 水をたくさん飲む
水をたくさん飲み、たくさん便や尿を排泄することで、カンジダの吐き出した毒素を外に出すことに繋がります。
なので、便秘解消のためにも、水分は多めに摂ることを心がけてね、と医師に言われました。
とはいえ、以下の点はご注意ください!
6. 乳酸菌を多めに摂取する
カンジダ除菌のハーブやサプリメントを摂っていると、善玉菌も死滅してしまう場合があります。
また、カンジダ菌をやっつけるためにも、カンジダ除菌中は特に乳酸菌を多めに摂取することをオススメします。
私は上記記事で書いている乳酸菌を複数組み合わせて飲んだり、規定の倍飲んだりしています。
ダイオフで体調が悪化した場合は
対策をとってもなかなかダイオフが改善しない場合は、体調が追いついていないのかなと思います。そういうときは、上記にも書きましたが、
このように無理せずカンジダ除菌を休止したほうが良いです。
また、「何度カンジダ除菌に取り組んでもダイオフが繰り返してしまう」「除菌がうまくいかない」という場合は、カンジダ除菌以外の対策に注力してみても良いと思います。
身体の自己治癒力が正常になれば、カンジダは自然とやっつけられるはず…と個人的には考えています。
私もしんどいときは無理にカンジダ除菌せず、マイペースに運動をしたり、ゆっくり休んでストレスを減らしたりするようにしています。
まとめ
以上、ダイオフ対策をご紹介しました。簡単にまとめると、以下の内容です。
このうち、体質やタイミング、体調によって効くもの・効かないものがありますので、副次効果も加味して試されてみると良いかと思います。
ダイオフはいや~なもので、カンジダ除菌を躊躇される方もいらっしゃるかもしれません。
でも、カンジダがいなくなっている好転反応、とも言えるのではないでしょうか。
けれど無理は禁物ですので、ご自分の体調と相談しながら行なってくださいね。
何か参考になりましたらうれしいです(^^)
コメント
はじめまして。こんにちは!
先ほど、はじめてこちらのブログを発見しました!
私は、副腎疲労、腸カンジダです。治療中です。
プロフィールも読ませて頂いたところ、
体質や経緯が非常に似ています。
■そこで、質問ですが、カンジダ除菌中に、ダイオフ症状が強くて、ご飯が食べられない時はありましたか?その際、ご飯は食べられなくても、よくなることを見込んでしばらくは除菌を続けましたか?
今は、サプリメントで治療中(カンデックス、乳酸菌など)ですが、近いうちにナイスタチンも服用して、除菌をする予定です。普段、薬は飲まないので、薬による除菌は、ダイオフが出た場合、体力がもつか、不安です。
ちなみに、今日からカンジダサポートというサプリメントも開始しました。
少し長くなりましたが、■の点のご回答、可能でしたらよろしくお願いします!
メロディーさん
はじめまして!ちよこと申します。
体質や経緯、副腎疲労やカンジダなどメロディーさんと似ているのですね。
雑多に書きなぐっているブログではありますが、何かお役に立てたら幸いです。
ダイオフ症状が強くてご飯が食べられなかったこと…は、私はありませんでした。
はじめてカンジダ除菌ハーブのサプリを飲んだときや、除菌を停止していて、再開したときの最初の1日くらいは、吐き気が強かったこともありました。
でも、ご飯を食べられなかったほどではなく、吐き気の酷さもその日のうちに収まりました。
私は、胃腸は弱いと思うのですが…。
ナイスタチンは、私には効き目がなく、反対に副作用なども一切ありませんでした。
ダイオフは不安ですよね…。でも、カンジダが死んでいる証拠でもあるのだと思います。
私はダイオフはあまり強くなく、除菌があまり効いていないのかな?と思ったり…。
ダイオフが出るかどうかは人それぞれなので何とも言えませんが、私の主治医は2週間程度続いたり、症状が強い場合や、ナイスタチンで発疹が出た場合は連絡するように、と言っていました。
ダイオフが強いようであれば、サプリの量を減らすなど体調を見ながら除菌したほうが良いようです。
何かお役に立てたら幸いです!
こんにちは!
ご返事、ありがとうございました、嬉しいです!
また、アドバイスや、ご自身の体調までありがとうございます。
(^-^)なるほど、わりと食べることができた様ですね。何よりです☆
カンデックスと、カンジダサポート、それプラス乳酸菌 etc… を継続中ですが、
今のところ、ひどいダイオフは無いかと思います。
日々、吐き気がおきやすいため、ダイオフなのかどうか、自分では分かっていないだけかもしれませんが。
(^_^;)ここ数年、私は、とにかく食べる量が減りまして、体重も減りました。
ちゃんと食べられるようになってから、ナイスタチンをはじめようと思います。
医者に、『体調がととのってから、ナイスタチンを用いた除菌をするように』と言われていますが、ずっと続いている不調の日々で、『体調が整う日』が見つからない、といった感じです。
もともと通院する前から、『少し食べる量が増えた!良くなってるかも、カンジダ菌が出て行ったかも!』という日もあれば、『あれ、やっぱり今日も食べられない、胃がうけつけないから無理して食べないでおこう…通院してもしなくても、たいして変わってないみたい…』という日もあります。
(>人<;) 吐き気がひどい日は、水も飲めません。なので、もちろん、サプリメントも飲めません。
とにかく、ふつうに食べられるようになるまで、地道に無理せず頑張ろうと思います!
そして、食べられるようになるまでは、ナイスタチン無しで、サプリメントで頑張ろうと思います!その間に、サプリメントのみで治ってくれればいいなぁ〜と思っています。
ちよこさんも、様々な不調がおありようですね。本当におつらいと思います。
現在されている治療、無理なく、頑張ってくださいね。
よい結果になると良いですね☆
これからも、色々な健康情報を楽しみにしております♪
個人的には、カンジダ菌と副腎疲労に興味ありです。
色々、教えてくださいませ!
長くなりましたがお読みくださりありがとうございます☆
どうぞ、お大事になさってくださいませ〜。
(^^)/~~~
メロディーさん
こんにちは!メロディーさんも吐き気に悩まされているのですね。
水も飲めないほどとは…お辛いですね。
日々の体調の変化に悩まされるお気持ち、とても分かります…。
私も、日単位、時間帯で体調が変化して困っています。
さっきまでは体が火照っていたけれど、今は寒気がある…とか。
私はナイスタチンはあまり効かなくて、胃腸の副作用などは全然なかったのですが、メロディーさんはサプリで治ればいいですね!
ナイスタチンは内服薬なので、長期服用すると善玉菌に悪影響がある、と医師に言われました。
夏ごろから漢方内科に通って漢方を飲んでいるのですが、吐き気や胃腸の不快感は漢方で少し楽になった気がします。
栄養療法で治らなかったら、漢方や鍼など東洋医学にシフトしようかなと思っているところです。
こちらこそ、お声がけしていただいてとてもうれしかったです!
健康の情報は、ほぼ医師の受け売りなので、これ以上お伝えできることがあるかは分かりませんが…
いろいろ書いていければなと思っています。
メロディーさんも無理なさらず、よろしければまた来てくださいね。