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遅延型アレルギーとは~食事制限をすれば本当に治るのか

病気のこと
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少し前に話題になった遅延型アレルギー(遅延性や遅発型とも呼ばれる)。

私も検査をして、いくつかアレルギー品目があると分かりました。

当時の医師には、「該当する食べ物を避ければ治る」、と言われましたが、1年避けても治りませんでした。

今回は、遅延型アレルギーについてごにょごにょ書いています。

 

 

遅延型アレルギーとは?即時型との違い

一般的に知られているアレルギーは、そばアレルギーとか小麦アレルギーとか、その食べ物を食べるとすぐに体調の変化が出る「即時型(即時性)アレルギー」です。

そばを食べたらじんましんが出たり、小麦を食べたら発作が起こったり…。

 

実は、このアレルギーとは別に、「遅延型アレルギー(遅延性アレルギー・遅発型アレルギー)」というものがあります。

 

名前の通り、症状の発症が遅いのが特徴。該当の食べ物を食べて数時間~数日後に症状が出るアレルギーを、遅延型アレルギーといいます。

 

長年苦しんでいた体調不良が、実は食べものが原因だった…ということもあるとか。

たとえば、

  • 乳製品を取った数時間後にはお腹が張ることに気づいた
  • 小麦製品を取った翌日はだるさがひどい

といったようなこと。

 

遅延型アレルギーの症状として言われるもの

この遅延型アレルギーの症状は多岐にわたるようです。たとえば、

 

  • 皮膚:湿疹、にきび、肌荒れなど
  • 消化器系:便秘、下痢、腹部膨満感、胃炎、過敏性胃腸症候群、逆流性食道炎など
  • 呼吸器系:鼻の詰まり、喉の痛み・違和感、鼻炎、ぜんそくなど
  • 精神系:うつ病、抑うつ、パニック障害、不眠症、統合失調症など
  • その他:頭痛、片頭痛、メニエール病、リウマチ、PMS、副腎疲労、慢性疲労など

 

うーん、実に多い…。

でも、本当に食べものが原因なのか、判別するのは難しいですよね…。

 

遅延型アレルギーかどうか調べるには

遅延型アレルギーかどうか調べるには、血液検査をおこないます。

小麦、卵、乳製品、大豆、ナッツ類…など検査品目が細かく分かれていて、その食品がアレルギーになっているかどうか調べることができます。

 

費用は病院によって異なりますが、アメリカでの検査になり保険適用外なので、3万円前後でしょうか。

治療費や食べ方の指導などが含まれると、5万円以上とさらに高額になるケースもあるようです…。

検査結果は2週間~1か月で分かります。

 

私の遅延型アレルギーの検査結果と治療方法

ちなみに、私の検査結果も参考に載せますね。

私は低血糖症と判断されて糖質制限をおこないましたが、効果を発揮しなかったので遅延型アレルギーを疑って検査をしました。

遅延型アレルギー 遅延型アレルギー

こういった形で結果がでます。

私の場合、乳製品と卵が高いレベルでした。

日本人はこの2品目で引っかかる人が結構多いみたいです。

 

この2品目は最低半年間は完全除去するよう言われました。

あと、小麦とアーモンドも高く要注意。なるべく摂取しないようにとのこと。

キウイやカキ、パン用イーストもそこそこ高く、週に1回程度の摂取にとどめた方がいいとのことでした。

 

通常は検査に引っかかった食品は3か月~1年除去していれば、低レベルになっていきまた食べられるそうです。 

 

それで。実際、がんばって1年間除去しました。

初めは大変でしたが、代替え食品が結構あるのでだんだん慣れていき、辛さはそれほど感じなかったです。

でも!体調は回復しませんでした。

 

遅延型アレルギーは食べ物を除去すれば本当に治るの?

上記のように、除去品目を数か月食べないでいても治らなかった私。

試しに卵を食べてみても、体調に変化はなし。別段体調が悪くなるとか、そういうことはなかったんです。

 

そこで、別の病院で聞いてみたところ…。

遅延型アレルギーには、さまざまな意見があるということが分かりました。

 

たとえば、

  • 遅延型アレルギーは、科学的根拠が薄いという指摘がある
  • 遅延型アレルギーの結果は、検査会社や受けるタイミングによって、結果が変わる
  • 遅延型アレルギーの検査は、腸内環境の乱れを診ることができる
  • アレルギーに該当した食物を抜いたからといって、改善するものではない

といったこと。

 

遅延型アレルギー=該当食品を食べなければ治る

というのは一概には言えないんですね。

 

ひとつ医師に言われたのは、遅延型アレルギーに該当する食品が多ければ多いほど、腸内環境が乱れているサインだということ。

 

私の場合は、卵や乳製品、小麦など比較的多かったので、腸内環境の乱れが疑わしいとのことでした。

 

逆に言うと、その腸内環境の乱れを治療しないまま、アレルギー品目を食べない生活をしているだけでは、遅延型アレルギーは改善しない、ということです。

 

実際に私は、卵を食べても体調は悪くなりませんでした。

まず取り組むべきは食べものの除去ではなく、腸内環境改善だったんですね。

 

まとめ

遅延型アレルギーと診断されて食事制限をしているけれど、体調が変わらない…という方は、腸内環境の改善を先にされたほうがいいかもしれません。

 

また、遅延型アレルギーかどうかにかかわらず、体調不良の原因が食べものだ、というケースはあるようです。

 

なので、食事の記録をつけておくことはおすすめです。

 

「体調が悪いかな?」と感じたときに、その数時間前に何を食べたか見返せば、「あ、もしかして小麦製品を食べたから?」と分かるかもしれません。

 

小麦不耐症など、アレルギーかどうか関わらず、食べものの合う・合わないは体調に影響するようなんです。

 

合わないものは、なるべく避けたほうがいいと思います。

ただ腸内環境が良くなれば、また食べられるようになるようなので、やっぱり腸って大事なんだなあと思います。

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