私は副腎疲労という病気のせいか、倦怠感(だるさ)に悩まされていました。
一時期は近所に買い物を行くことさえ辛かったのですが、気がついたら運動(ウォーキング、スクワット、有酸素運動など)ができるくらいに回復していました。
だるさ改善に一番効果があったのは、【コエンザイムQ10(ユビキノール)】と【PQQ】というサプリメントの組み合わせだったと感じています。
【コエンザイムQ10】という名前はご存知の方も多いのではないでしょうか。
コエンザイムQ10とPQQには、身体のエネルギー回路を助けてくれる効果があるんです。
今回はそのCoQ10と、さらに効果の高い【ユビキノール】、【PQQ】との組み合わせについて記載します。
コエンザイムQ10と副腎疲労
【コエンザイム】というと、若返りや美容の目的で摂取されている方も多いですよね。
ですが冒頭にも記載した通り、エネルギー生産力を高めてくれる(=疲労回復、だるさ改善)という効果もあるんです。
専門的な話になると、TCAサイクル(クエン酸回路)やミトコンドリア代謝などとも言われるのですが……長くなるのでこの記事では割愛します。
■詳しくはメチレーションの結果の記事(ACAT酵素)
私が目下悩んでいる【副腎疲労】という疾患は、とにかく疲れやすい(エネルギー切れが起こりやすい)のが特徴です。
症状が重い方は寝たきりになってしまうほど。
私は、朝晩のだるさのほか、外出した後や翌日の身体の重さに悩んでいました。
そんなとき医師からオススメされたのが【コエンザイムQ10】でした。
実際にコエンザイムQ10を摂ってみると、「なんだかだるさが一段階減ったかも?」という体感があり、気が付いたときにはバリバリ動いた翌日も、ダウンすることなく生活できるようになっていました。
(たとえば、休日に大型ショッピングモールに買い物に行ったり、アミューズメント施設に行ったりした翌日も、日常生活やリモートワークの仕事を通常通りこなせていました)
ユビキノール(還元型コエンザイムQ10)とは
コエンザイムQ10には「酸化型」と「還元型」という2種類があります。
一般的に【コエンザイムQ10】というと前者の「酸化型」のこと。
ただ、体内で必要としているのは「還元型」で、還元型のほうが効果が高いそう。
このあたりは、世界ではじめて還元型コエンザイムQ10を酵母から作ることに成功したというカネカさんのHPが詳しいです。
実際に海外のメーカーの【還元型コエンザイムQ10】(ユビキノールという総称)にはカネカ製、と名前がくっついています。
カネカさんでも定期購入ができますが、麦芽糖などの添加物があるため、できれば成分がシンプルなほうが良いな……と思って、私は海外製(iHerbで購入)のユビキノールを購入しています(国産サプリはなぜか添加物が豊富…)。
コエンザイムQ10のサプリのポイント
医師いわく、コエンザイムQ10は1日100mg摂ると良いそうです。
が、メーカーによると200mg~300mgを規定量としているところもありました。
まずは少ない量から始める、というのはサプリや薬の基本だと私は考えているので、まずは100mgから試しました。
酸化型コエンザイムQ10
私が最初に試したのは、California Gold Nutrition CoQ10というサプリ。
100mg、30カプセルで1000円前後と、比較的お手頃でした(以前は500円くらいだったんです…)。
が、効果はいまひとつ感じられず……。
とにかく安いので、気休めには良かった…かもしれません。
還元型コエンザイムQ10(ユビキノール)
それで、私が愛用しているユビキノールはこちらです。
100mg、60ソフトジェルで2500円前後。
ユビキノールを飲むと、たしかにだるさが軽減された気配がしました。
病院に行ったり外出したりしても夕方や翌日に響きません。
「これはリピート決定だな!」としばらくユビキノール単体で飲んでいたのですが、さらに効果が高いという組み合わせを見つけました。
それが、PQQというサプリメントです。
PQQとユビキノール
PQQというのはピロロキノリンキノンと言って、食品にも含まれている成分です。
が、近年サプリメントとしても非常に注目が高まっているのだとか。
(PQQについては、なるほど!PQQいうページに詳しく記載されています)
PQQの効果がこちら。
などなど。
とくにポイントが「3. ミトコンドリアの生成を助ける」というところです。
ざっくり言うと、ミトコンドリアというのは人間のエネルギー生成に欠かせない細胞器官です。
つまり、ミトコンドリアが増えることでエネルギーが作り出され、疲れにくい身体になるということ。
ミトコンドリアはストレスなどで減ってしまうので、副腎疲労の方の場合ミトコンドリアが少なめなのだそう。
さらにミトコンドリアを活性化しエネルギー回路がきちんと回るようになると、胃酸が正常に分泌されるようになり胃腸の調子も整う、とカイロプラクティックの先生に教えていただきました。
PQQやユビキノールには、そんなミトコンドリアを生成・活性化する効果があるそうです。
さらに、「4. インスリン抵抗性の改善」について。
私は低血糖症という血糖値の調整がヘタになる疾患もあるようで、検査でインスリン抵抗性を指摘されていました。
なので、PQQを飲むことで低血糖症の改善にも繋がるのでは、と期待しています。
PQQのサプリメント
PQQはユビキノールと組み合わせるとさらに良いと知り、ユビキノールと一緒にいろいろ試しました。
PQQ単体のものと、ユビキノールとセットになっているものがあります。
PQQ単体のサプリ
普段のユビキノールに加えるなら、PQQ単体のサプリ。
- California Gold Nutrition PQQ 20mg
- 30粒1800円前後
- Lake Avenue Nutrition PQQ 10mg
- 60粒1800円前後
どちらも総合容量は同じなのですが、California Gold(20mg)は人気なのかけっこう在庫切れになるので、そんなときはLake Avenueを飲んでいます。
容量少なめから試したい場合もこちらが選択肢になるかと思います。
ユビキノール&PQQ
ユビキノールとPQQがセットになっているサプリメントもあります。
こちらは、ユビキノール100mgとPQQ10mg。30カプセル(1ヶ月分)で3000円前後。
ユビキノールとPQQそれぞれに購入するより、少し割高になるかも。(購入時の値段が変動するので、なんとも言えませんが…)
私はこのJarrowのサプリが一番効果があった気がします。
これを飲んでからだるさの段階がラクになりました。
それまでは夕方に一時的にだるくなってダウンすることがありましたが、こちらを飲みはじめてからはそういうことはかなり少なくなりました。
ただ、このサプリは粒が大きいです。
ソフトジェルなのでつるっと飲めるのですが(私はもうサプリ服用慣れっこだし)、苦手な方はご注意ください。
その場合は、ユビキノール+PQQを別々に飲む方法が良いかと思います。
ユビキノール&PQQ&シラジット
さらに効果の高そうなサプリも発見しました。
こちらはユビキノールに加え、PQQと、コエンザイムQ10の力を2倍に高めるというシラジット、という成分が入っています。
ただし、30カプセル(1ヶ月分)4700円前後とお高め…。(服用当時は4100円くらいでした)
でも、一時期外出できないほどだるくなってしまった際、わらにもすがる思いで試したところ…。
運動できるまでに回復しました…!
ありがたや…。
外出もできます。親知らずなんかも抜いてしまいました(辛かったけど)。
PQQ・ユビキノール、サプリメントの比較
いくつか種類があるため、各サプリメントをまとめました。
価格は2022年4月上旬の目安です。
メーカー | 含有量 | 価格 |
Now Foods | ユビキノール:100mg | 2600円前後/60粒 |
California Gold Nutrition | PQQ:20mg | 1700円前後/30粒 |
Jarrow Formulas |
ユビキノール:100mg |
3000円前後/30粒 |
Life Extension |
ユビキノール:100mg |
4700円前後/30粒 |
効果については、値段が高いもののほうが高かった……かもしれません。
高いものは体調が酷いときに、他の種類を試さずに必死の思いで手に取ったので、なんとも言えませんが……。
また、PQQを飲みはじめて「そういえば低血糖症状が減ったぞ!?」と気が付きました。
他にも血糖値を調整するというビタミンKも摂っているのでハッキリとPQQのおかげかはわかりませんが、変な空腹感とか、息を呑む不安感とかが気にならなくなりました。
現在は服用していませんが、だるさが酷いときはたまに購入します。
ただ、ユビキノールのおかげでミトコンドリア機能が回復したのか、だるくてユビキノールに頼りたい、ということはあんまりありません。なので購入する機会も減りました。
私にとっては、薬並みに効果のあるサプリメントでした。
おまけ:NADH
ユビキノールと併せて、NADHというサプリも組み合わせて飲んでいたことがありました。
60カプセル(2ヶ月分)で3300円前後。
このNADHというのもエネルギーサイクルを助けてくれるサプリメントです。
私は医師からNADHをおすすめして飲んだのですが、NADHもエネルギー生成に効果的なサプリメントだそうです。
NADH(還元型ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)は、ナイアシンとしても知られるビタミンB3に由来する、すべての生細胞に存在するコエンザイムです。NADHは、何百もの生化学反応に不可欠な補因子であり、細胞エネルギー(ATP)の生成に広く使用されています。
引用:Now Foods NADH 10 mgの説明より
もしユビキノールやPQQで効果がいまひとつなら、NADHも選択肢になるかもしれません!
まとめ
私はだるさ改善に効果がありましたが、SNSでやり取りをしている方は「動悸が良くなった」「ブレインフォッグが改善された」というお話もありました。
ただ、あくまで個人差がありますのでご留意ください。
私にとっては救世主のようなサプリです。
いろいろ試しているので、オススメがありましたらまた追記します(^^)
▼参考
コメント