私は副腎疲労という病気のせいか、倦怠感(だるさ)に悩まされていました。
一時期はちょっと買い物を行くのさえも辛かったほどなのですが、気がついたら運動(ウォーキング、スクワット、有酸素運動など)ができるくらいに回復していました。
一番だるさに効果があったのは、【コエンザイムQ10(ユビキノール)】と【PQQ】というサプリメントの組み合わせではないかと思います。
【コエンザイムQ10】という名前はご存知の方も多いのではないでしょうか。
コエンザイムQ10とPQQには、身体のエネルギー回路を助けてくれる効果があるんです。
今回はそのCoQ10と、さらに効果の高い【ユビキノール】、【PQQ】との組み合わせについて記載します。
だるさが酷い方はもちろん、
- 胃腸の調子が悪い方
- 血糖値の調整に悩んでいる方(低血糖症・インスリン抵抗性)
も参考になるかもしれません。
コエンザイムQ10と副腎疲労
【コエンザイム】というと、若返りや美容の目的で摂取されている方も多いですよね。
ですが冒頭にも記載した通り、エネルギー生産力を高めてくれる(=疲労回復、だるさ改善)という効果もあるんです。
専門的な話になると、TCAサイクル(クエン酸回路)やミトコンドリア代謝などとも言われるのですが……長くなるのでこの記事では割愛します。
→詳しくはメチレーションの結果の記事(ACAT酵素)の項目にて。
私が目下悩んでいる【副腎疲労】という疾患は、とにかく疲れやすい(エネルギー切れが起こりやすい)のが特徴です。
症状が重い方は寝たきりになってしまうほど。
私もだるさに悩んでいたときに、医師からオススメされたのがこの【コエンザイムQ10】でした。
実際にコエンザイムQ10を摂ってみると、「なんだかだるさが一段階減ったかも?」という体感があり、それ以来いろいろ探して飲んでいます。
コエンザイムQ10のサプリ
コエンザイムQ10は1日100mg摂ると良いそうです(医師談)が、メーカーによると200mg~300mgを規定量としているところもありました。
私はまずCalifornia Gold Nutrition CoQ10というサプリを試しました。
100mg、30カプセルで500円前後ととってもお手頃。
こちらと、NADHというサプリも組み合わせて飲んでいたことがありました。
60カプセル(2ヶ月分)で3300円前後。
このNADHというのもエネルギーサイクルを助けてくれるサプリメントです。
NADHは少し効果があったかもしれませんが、California Gold Nutritionの安いCoQ10は、いまひとつの効果でした。
とにかく安いので、気休めには良かった…かもしれません。
ユビキノール(還元型コエンザイムQ10)とは
【還元型コエンザイムQ10】。
CMで耳にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コエンザイムQ10には「酸化型」と「還元型」という2種類があります。
一般的に【コエンザイムQ10】というと前者の「酸化型」のこと。
ただ、体内で必要としているのは「還元型」で、還元型のほうが効果が高いそう。
このあたりは、世界ではじめて還元型コエンザイムQ10を酵母から作ることに成功したというカネカさんのHPが詳しいです。
実際に海外のメーカーの【還元型コエンザイムQ10】(ユビキノールという総称)にはカネカ製、と名前がくっついています。
カネカさんでも定期購入ができますが、麦芽糖などの添加物があるため、できれば成分がシンプルな海外製(iHerbで購入)のもののほうが良いかもしれません(国産がんばって…)。
まず私が頼んだ還元型タイプはこちらです。
50mg、60カプセル(1~2ヶ月分)で1400円前後。
50mgで問題なかったので、100mgを買ってみました。
100mg、60カプセル(1~2ヶ月分)で2600円前後。
ユビキノールを飲むと、たしかにだるさが軽減された気配がしました。
病院に行ったり外出したりしても夕方や翌日に響きません。
「これはリピート決定だな!」としばらくヘルシーオリジンズを飲んでいたのですが、さらに効果が高いという組み合わせを見つけました。
それが、PQQというサプリメントです。
PQQとユビキノール
PQQというのはピロロキノリンキノンと言って、食品にも含まれている成分です。
が、近年サプリメントとしても非常に注目が高まっているのだとか。
(PQQについては、なるほど!PQQいうページに詳しく記載されています)
PQQの効果がこちら。
などなど。
とくにポイントが「3. ミトコンドリアの生成を助ける」というところです。
ざっくり言うと、ミトコンドリアというのは人間のエネルギー生成に欠かせない細胞器官です。
つまり、ミトコンドリアが増えることでエネルギーが作り出され、疲れにくい身体になるということ。
ミトコンドリアはストレスなどで減ってしまうので、副腎疲労の方の場合ミトコンドリアが少なめなのだそう。
さらにミトコンドリアを活性化しエネルギー回路がきちんと回るようになると、胃酸が正常に分泌されるようになり胃腸の調子も整う、とカイロプラクティックの先生に教えていただきました。
PQQやユビキノールには、そんなミトコンドリアを生成・活性化する効果があるそうです。
さらに、「4. インスリン抵抗性の改善」について。
私は低血糖症という血糖値の調整がヘタになる疾患もあるようで、検査でインスリン抵抗性を指摘されていました。
なので、PQQを飲むことで低血糖症の改善にも繋がるのでは、と期待しています。
PQQのサプリメント
PQQはユビキノールと組み合わせるとさらに良いらしく、iHerbで探して飲んでいます。
PQQ単体のものと、ユビキノールとセットになっているものがあります。
まず試したのがセットタイプのもの。
30カプセル(1ヶ月分)で2200円前後。ユビキノール単体に比べるとお高めですね……。
ただ、これを飲んでからだるさの段階がラクになった気がするんです。
それまでは夕方に一時的にだるくなってダウンすることがありましたが、こちらを飲みはじめてからはそういうことはかなり少なくなりました。
ただ、このサプリは粒が大きいです。
ソフトジェルなのでつるっと飲めるのですが(私はもうサプリ服用慣れっこだし)、苦手な方はご注意ください。
その場合は後述する、ユビキノール+PQQを別々に飲む方法が良いかと思います。
上記を試した後、さらに効果の高そうなサプリを発見しました。
こちらはユビキノールに加え、PQQと、コエンザイムQ10の力を2倍に高めるというシラジット、という成分が入っています。
ただし、30カプセル(1ヶ月分)4000円前後とお高め。。
でも、一時期外出できないほどだるくなってしまった際、わらにもすがる思いで試したところ…。
運動できるまでに回復しました…!ありがたや…。
外出もできます。親知らずなんかも抜いてしまいました(辛かったけど)。
だるさが落ち着いてきたその後は、ユビキノールのサプリメントとPQQを別々に飲み、調整するようにしています。
NOWのユビキノールは、100mg・60ジェルカプセルで2600円前後。
PQQのほうは、20mg・30ジェルカプセルで1700円前後。おそらくPQQの中で一番価格は低いかと思います。
また、PQQを飲みはじめて「そういえば低血糖症状が減ったぞ!?」と気が付きました。
他にも血糖値を調整するというビタミンKも摂っているのでハッキリとPQQのおかげかはわかりませんが、変な空腹感とか、息を呑む不安感とかが気にならなくなりました。
各サプリメントの違い
いろいろご紹介してきたため、各サプリメントをまとめました。
価格は2019年7月上旬の目安です。
メーカー | 含有量 | 価格 |
Healthy Origins | ユビキノール:100mg | 3000円前後/60粒 |
Now Foods | ユビキノール:100mg | 2600円前後/60粒 |
California Gold Nutrition | PQQ:20mg | 1700円前後/30粒 |
Jarrow Formulas | ユビキノール:100mg | 2300円前後/30粒 |
Life Extension | ユビキノール:100mg | 4100円前後/30粒 |
効果については、ユビキノールの他にも成分が入っているほうが高いと言えるかと思います。
効果も期待しつつ試すのなら、ユビキノールとPQQが一緒に入っているJarrow Formulasが良いかもしれません。
まず最初に試すなら、ユビキノール単体であるHealthy Originsの50mgタイプが一番お安いです(1600円前後/60粒)。
効果がもっとも高そうなのが、
Life Extensionのシラジットという成分が入っているタイプか、
Now FoodsのユビキノールとCalifornia Gold NutritionのPQQ20mgの組み合わせかな、と思います。
まとめ
私はだるさ改善に効果がありましたが、SNSでやり取りをしている方は「動悸が良くなった」「ブレインフォッグが改善された」というお話もありました。
ただ、合わない方も中にはいらっしゃるようなので、最初は少ない量から試したほうが良いかもしれません。
私にとっては救世主のようなサプリです。
いろいろ試しているので、オススメがありましたらまた追記します(^^)
▼参考
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