糖質制限やヴィーガン、マクロビの食事に多用される大豆製品。
でも、大豆の多量摂取は危険、という話を発見しました。果たして大豆は身体にいいのか悪いのか、私の意見をまとめました。
大豆は健康にいいのか?
私は、低血糖症や副腎疲労で糖質制限をしています(厳密には、糖質ゆる~くオフ生活ですが…)。
たんぱく質摂取を増やしたほうがいい糖質制限では、大豆製品は頼りになりますよね。
また、マクロビやヴィーガンなどの食事をされている方も、動物性たんぱく質を摂取しないので、必然的に大豆を多く摂ることになると思います。
でも…大豆って、実は腸を荒らすとか、甲状腺の機能を低下させるとか、実は身体に悪い?という意見を目にするようになりました。
私の主治医も、大豆の摂取は慎重になったほうがいい、と言っていました。
腸を荒らすと言われたら、胃腸に問題がある私は見逃せない話です…。
果たして大豆は身体にいいのか悪いのか?両方の角度から調べてみることにしました。
大豆は身体にいい!説
大豆が身体にいいと言われる理由は…
- 良質なたんぱく質が豊富
- 食物繊維が豊富
- 大豆レシチンが動脈硬化、認知症、アルツハイマー病などを予防
- サポニンがコレステロールを低下させ、血液の酸化を防ぐ
- 女性ホルモン(エストロゲン)に似たイソフラボンがホルモンバランスを整える
…などが挙げられます。昔から納豆や豆腐、高野豆腐は健康食と言われますよね。
大豆が身体に悪い!説
反対に、大豆が身体によくないという理由は…
- ゴイトロゲンという甲状腺腫誘発物質が、甲状腺の機能を低下させる
- サポニンが腸壁を傷つけ、リーキーガット症候群(腸壁に穴が開く病気)の原因になる
- フィチン酸がミネラルの吸収を遮る
- 発酵していない大豆は消化に悪い
- 農薬汚染の割合が高い
などなど。
ただし、このうちの1~4については、大豆を発酵させるとその悪い作用がなくなる、という説があります。
これは発酵させたもの、であって、加熱しただけのものは含まれません。
たとえば、納豆、味噌、醤油は発酵させているのでOK。
でも、以下のものは発酵されていない大豆製品です。
- 豆腐
- 高野豆腐
- おから
- 大豆粉
- 油揚げ
- 厚揚げ
- 豆乳
- 大豆の煮豆
などは、加熱しているだけで発酵はしていません。
豆腐や煮豆の栄養素は、身体にとって害になる可能性があるということですね…。
結局、大豆製品は身体に悪いのか?
私は研究者ではないので結論は分かりません…。
でも、どんな健康食品についても言えることですが、多量摂取は身体に良くない、と思います。
私は、発酵していない大豆製品は「食べたい!」と思ったとき以外は積極的に摂らないようにしています。
今は身体が弱っている時期ですし…。
身体、特に胃腸が丈夫な人は良いかもしれませんが、そうでない人は、大豆の摂取は様子を見ながらのほうがいいように思います。
ただ、発酵している納豆や味噌と言えども、食べすぎは以下の点で心配です。
- 女性ホルモンのエストロゲンを増やしすぎ、更年期障害やPMS、子宮内膜症などの原因になる
- 腸内ガスの原因になる
また、同じ食品ばかり食べていると、その食品に対してアレルギー反応が出やすいと聞いたことがあります(遅延型アレルギーにも関連します)。
食後お腹にガスが溜まる、だるい…など身体の不調があったときは、大豆製品を摂った後だったのか?ということを振り返るといいかもしれませんね。
もし大豆製品を摂った後に何か不調が出ることが多いのなら、摂るスパンを減らしたほうがいいかもしれません。
大豆製品を摂るときに注意していること
以上のことを踏まえて、私が普段大豆を摂るときに気をつけていることは…
- 無農薬のものを選ぶ
- 遺伝子組み換えではないものを選ぶ
- できれば発酵食品(納豆・味噌・醤油)を選ぶ
- ただし、発酵食品でも毎日は食べず、数日に一度にする
- 豆腐、高野豆腐など未発酵のものは、週に1回程度にする
といったことです。
その日の体調にもよりますが、私は大豆製品の後でお腹がゴロゴロしたり、胃がもたれたりするようなことがありました。
大豆は身体にいい点がたくさんありますが、多量摂取は控えたほうがいいと思います。
また、大豆が身体に悪い!という意見もありますが、安易に避け続けるのももったいない気がします。
とくに胃の調子が悪いときは、豆腐や納豆はありがたいですしね。
大豆を食べても、自分が大丈夫であれば食べても良いものだろうし、食べすぎに気をつければいいのかな、と個人的に思いました。
食事関連の記事ではいつも書くことなのですが、その人に合った食べ方があるし、バランスよく食べるのが大事なのかな~と思います!
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