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副腎治療やカンジダなどの治療をしていて感じること

病気のこと
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2014年1月に体調不良に陥り、そこから長く治療を行ってきました。

はや2020年……

「東京オリンピックまでには治したい!」なんて思っていたのに、回復の道筋が見つけられずにいます。

とはいえ、日常生活や在宅勤務での仕事はまったく問題なく、中には寝たきりになってしまったり、仕事ができないという方もいらっしゃるので、まだ良い状態なのかなとも思います。

 

これまでさまざまな治療に当たってきました。

そこで後悔していることがかなり多く、このブログを見に来てくださった方のヒントになればと思い、今回思うところを記事にしました。

以下の不調や状況に当てはまる方に向けて、お伝えしたいことを書きました。

  • 副腎疲労
  • 低血糖症
  • カンジダ菌
  • リーキーガット
  • 重金属の蓄積
  • 栄養療法を実施している・しようとしている

私の意見はもちろん絶対ではなく、医療従事者でもなんでもない人間です。

ただ、医療従事者にはない、経験者の一意見としては、参考程度に聞いていただく余地はあるのかなあと思います。

 

 

糖質制限・食事制限について

栄養療法やカンジダ除菌、リーキーガットなどでは、とにかく「食事に気をつけよ!」と勧められるかと思います。

糖質制限、小麦製品禁止……云々。

 

ただ、医師や栄養士の言うとおりに食事制限をゴリゴリ推し進めることは、一概に賛成できません

というのも、食事制限には以下のリスクがあると考えるからです。

  • ストレスが溜まる
  • 経済的に負担がかかる
  • 却って逆効果になることがある

 

食事制限はメンタルと経済に負担がかかる

副腎疲労、低血糖症、リーキーガット、カンジダ、重金属、などの不調を指摘されて治療をしていると、避けて通れないのが食事制限。

まず、糖質は避けるように促されますね。

つぎに、小麦粉禁止、乳製品禁止、ナス科の野菜禁止、農薬NG、抗生剤ホルモン剤の肉NG、大型魚NG……などなど。

 

何食べればいいんじゃ!!

 

厳格に食事制限を行っていたとき、私は途方に暮れてしまいました。

 

代替食品である大豆などにも賛否両論あるし(後述)。

 

「あれダメ、これダメ」と言われて日々過ごしていると、本当にストレスが貯まります。

 

協力してくれる家族がいて、食事制限に合わせて美味しい料理を作ってくれる人がいるのであれば話は別です。

食事制限は苦痛でないかもしれません。

 

でも、私の場合そんな存在はおらず、むしろ私自身が料理を作る側で、炊事は苦手な部類。なので、食事制限はけっこうな苦痛でした。

また、無農薬の野菜や抗生剤ホルモン剤不使用のお肉は宅配やインターネットなどで取り寄せなければならず、スーパーで買うよりも2倍3倍の値段がかかってしまいます。

 

それでも、がんばっていました。

 

最初は糖質制限。

セッセと米やパン、甘いものを避け、玄米やタンパク質を摂取。

 

次に、乳製品、大型魚を避け、大地を守る会の宅配なども利用してなるべく身体に優しい食品に切り替えてみたり。

 

でも、メンタル的にも経済的にも負担になってしまい、そのわりに効果が出なかったので、やめてしまいました。

 

食事制限に見合った効果が得られれば続けられたのでしょうが、私の場合効果が出なかったので、今では制限をかなり緩めています。

お惣菜、たまのスイーツやお菓子、そこそこ摂ってます。

制限していたころの体調と変わりがありません……。

 

とはいえ、楽しく食事制限できてお金に余裕のある方なら、この点はクリアできるでしょう。

問題は次の点です。

 

食事制限は逆効果だった?

食事制限がむしろ却って逆効果になったんじゃないかな?と思うことがあります。

  1. 厳格な糖質制限が、副腎に負担をかけていた
  2. 高タンパクの食事が胃腸に負担をかけていた
  3. 高タンパクの食事が、メチレーションの状態的に良くなかった

 

1. 副腎疲労持ちに厳格な糖質制限はご法度

今でこそ、「副腎疲労の人は糖質制限やりすぎちゃダメ」という注意事項が広まってきましたが、私が栄養療法に足を突っ込んだ2014年当時は、「糖質制限が世界を救う」的に言われていました。

 

私も医師・栄養士の指導の元糖質制限を行いましたが、なんだかだるくなるんですよね……。

パワーが出ない。

何をするにも億劫になる。

 

後々病院を変えたら、「副腎疲労がある場合糖質制限はやっちゃだめ」と言われました。

副腎がホルモンを作るのに、ある程度の糖質が必要だからです。

 

甘いものやスナック菓子、パンやご飯、炭水化物のドカ食いは避けたほうが良いと思いますが、日々のご飯や穀物(イモ類)はきちんと摂ったほうが良かったのです。

 

私はとにかく炭水化物を避けるように言われていたので、米もイモ類も食べないようにしていました。

それが、良くなかった……。副腎疲労が悪化してしまったように思います。

 

2. 高タンパクの食事が胃腸に負担をかけていた

糖質の代わりに摂るように言われていたのが、お肉や魚です。

糖質制限を行っていた当初は、血糖値を安定させるために1日に5回~6回食事をしていました

1日3回の食事に加え、間食はタマゴ、小魚、お肉、豆腐、などのタンパク質。

 

お腹は空いてないけど、血糖値を保つために無理やり詰め込むような形でした。

 

この食事の仕方も良くなかったと反省しています。

正直なところ、こういう食事方法を提案してきた医師を恨みたいです。

 

私のように胃腸が丈夫でない人、消化力があまりない人は、高タンパクの食事は胃腸に負担がかかります

 

胃で消化できないと、未消化の食べ物がそのまま腸に流れて発酵し、ガスが溜まり、リーキーガットや悪玉菌・カビ菌の増殖に繋がります。

 

3. 高タンパクの食事が、メチレーションの状態的に良くなかった

高タンパクの食事にはもうひとつ懸念点があります。

それは「メチレーション」に関わること。

methil

 

かなり専門的なことになり、私もうまく説明する自信がないのでざっくりお伝えしますが、人間の身体は上記の図のように歯車(メチレーション回路)がぐるぐる回っていて、いろんな物質の受け渡しをおこなっています。

 

この歯車のひとつひとつの部品の状態は、遺伝子ごとに異なります。

手書きで恐縮ですが、上の図で「CBS」「MTHFR」「MAO A」「ACAT」などと書いてあるのが部品だと思ってください。

 

正常に回っていれば問題ないのですが、体調に支障をきたしている人は、部品が壊れていることが多いです。

部品が壊れていたら、歯車は正常に回りません。

 

部品が壊れていると、たとえばタンパク質をいっぱい摂っても正常に物質の受け渡しが行なえず、却って毒素(アンモニアや亜硫酸塩)が溜まる懸念があります

 

私は実際に遺伝子に変異があり、タンパク質の代謝がうまくいきにくい体質でした。

なのにタンパク質をドカドカ摂っていたので、毒素も溜まっていたのかなあと思います。

 

このような場合、アンモニアや亜硫酸塩を除去できるようなシトルリンBCAAミネラル、などの補強が必要です。

 

メチレーションについては別の記事でも書いています。

メチレーション検査を受けました~検査の有意性

 

栄養療法を行う前にまずメチレーションの状態を把握することが肝要だと専門家の方がおっしゃっていました。

日本ではメチレーションについてまだまだ認知度が高くなく、正しく丁寧に説明してくれる医師はいないと言っても良いかもしれません。

知識はあってもその時間がないケースもあります

 

食べてOKと言われる食品にも落とし穴がある

糖質制限をする際に、間食として以下の食べ物が勧められることが多いです。

  • 乳製品(チーズ)
  • ナッツ類
  • 豆腐、大豆製品
  • 玄米

ただ、これらの食品は体質によって合わないことが多いです。

 

卵や乳製品は、遅延型アレルギーの問題が。

ナッツは消化に時間がかかるので胃腸に負担。また、カビの問題がある。

豆腐など大豆製品は、リーキーガットや女性ホルモンに悪影響を与える可能性がある。

 

玄米に関しても、ミネラルの吸収を阻害するとか、胃腸に負担がかかるなどとも言われます。

(実際に漢方医には、玄米はあんまり良くないかもと言われました……)

 

このように、「良い」とされる食品でも落とし穴があります

 

もっとも重要なのが、自分に合うのかどうか。

また、食べる量や頻度も関わってきます。

 

たとえば、卵を食べて数時間後や翌日になんともなければ、問題ありません。

もしくは、2日に1回なら平気だとか、1日に1個なら大丈夫とか、量と頻度、そのときの体調によっても違います。

 

「良いよ!」と言われても、自分と相談しながら、試す栄養療法は危険?ようにすることをオススメします。

サプリメントについても同様です。

 

良いと言われても、自分に合うかどうかわかりません。

じっくり様子を見ながら、続けることをオススメします。

 

医師や専門家との付き合い方

私はこれまで何件かクリニックを変えてきました。

また、漢方内科に通ったり、カイロプラクティックに通ってたりもしました。

 

さまざまな専門家と触れ合ってきて、思うことは

 

治療は自分の感覚が一番大事

 

ということです。

 

医師にあれがいいこれがいいと言われても、「なんかおかしいな?」と思ったら中止したほうが良いです。

医者とはいえ万能じゃありません。

むしろ、正直なところ、私は最近医療の限界を痛感しています。

 

自分の考えが正しいと考えている医師は多いです。

たとえば医師の勧めるサプリメントを摂取して「なんだか体調が悪いんですけど」と訴えても、「そんなはずはない。好転反応だ。続けて」と言われることもしばしばあります。

 

そういうとき、医師の方が立場が強く思われてしまうので「続けなきゃ」と考えてしまうかと思いますが、ここは自分の感覚を信じたほうがいんじゃないかな、と私は思います。

 

無責任なことは申し上げられませんが、医師だって責任は取ってくれません。

 

「なんかサプリが合わない気がしたけど、医師の言う通り飲み続けたら回復した!」

という人の話を、聞きません……。

 

むしろ逆に体調が悪化した、という人のほうが多いように思います。

 

医師や専門家、私を含めた他人の意見はあくまで「参考」程度にしつつ、自分の感覚も大切にして治療に当たるのがいいんじゃないかな、と思います。

 

まとめ

以上、思うところをつらつらと書いてしまいましたが、要するに「合わない治療法や食事法は避ける」ということです。

この「合わない」という感覚がなかなか難しく、ハッキリ体調に出る方もいれば、出ない場合もあります。

私は後者。

前者の方は、わりと治りやすいように思います。

 

私のように、「何を食べても極端に悪化しないけど、改善もしない」という場合は判断が難しいです。

 

ただ、治ることは諦めていません。

 

諦めたらそこで試合終了、ですからね。

 

本ブログが何かの一助になりましたら幸いです。

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