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低血糖症で頻繁に食事をするのは良いことか?

低血糖症
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低血糖症の治療で、食事回数を増やす、というものがあります。

このブログでも何度かつぶやいてきましたが、頻繁な食事って本当に低血糖症に合っているのかな?と個人的に思っています。

 

私には、食事回数は少ない方が合っているような気がしているのですが、その理由は2つあります。

  • 胃腸への負担が減るから
  • グルカゴンが正常に分泌されるから

 

※あくまで私個人の意見や体感であり、間違いやその方に合わないケースもあるかと思います。

 

 

低血糖症で食事回数を増やすのはなぜ?

そもそも、低血糖症ではなぜ食事の回数を増やすか?というと。

 

  • 血糖値の下降を防止するため
  • 空腹時に食事を摂ると、血糖値の急上昇→急降下するため

 

このような理由からです。

低血糖症の場合、食後血糖値が上がって、下がる際に体調が悪くなります。

ということは、血糖値を下がらせなければいいわけで、それならば、頻繁に食事を摂れば良い、ということ。

 

あと、空腹のときに食事を摂ると、血糖値が一気に上がる→一気に下る、ということが起こってしまうので、空腹になる前に食事を摂るべし、ということです。

 

私も、体調が悪くなって初めて病院に行って低血糖とわかったとき、食事回数を多くしていました。

医師や栄養士さんにそのように言われたためです。

一番多いときは、1日に6回くらい食事をしていました。

たとえば、こんな感じ。

  • 朝:1回
  • 午前中:1回
  • 昼:1回
  • 午後:2回
  • 夜:1回

 

間食に食べていたのは、プロテイン、小魚、小さい玄米おにぎり、豆腐、チーズ、ヨーグルト(無糖)、ソイジョイ、あと普通にお肉を食べていたこともありました。

 

ちょっとお腹が空きそうだと思ったら、すかさず何か食べる。

これを1年くらい続けていたかな…。

 

お腹が空いていないのに食べる、というときもあって、少し辛かったです。

あと、糖質はNGだから食べるものが少ない(-_-)

 

たしかに、食事回数を増やすことで酷い低血糖の発作が起こることはなくなりました……が。

他にいろいろ弊害が出てきてしまった気がします。

 

頻繁な食事回数の弊害

胃腸に負担がかかる

頻繁に食事を摂るということは、そのぶん胃腸に負担をかけるということになります。

低血糖症の食事というとたんぱく質がメインになるので、余計に消化に負担がかかります。

 

胃腸が疲れればカンジダ菌が湧きやすくなりますし、カンジダが湧けば、重金属が増えたり、サプリの吸収率が悪くなったりして、低血糖症や副腎疲労が悪化する可能性もある気がします(カンジダが原因で低血糖を起こしているのならなおさら)。

 

ある程度胃腸が丈夫な方であれば、頻繁な食事で体調が改善する場合もあるのかもしれません。

でも、私はもともと胃腸が丈夫ではなかったので、頻繁な食事回数はじわじわ私のお腹にダメージを与えていったような気がするのです(T_T)

 

私の今の主治医も言っていたのですが、消化には胃腸だけでなく、肝臓や膵臓など身体全体に負担がかかる。

ましてや胃腸が弱けいるれば、なるべく食事回数を減らして休ませてあげた方がいい、ということです。

 

最近1日1~2回の食事や断食の健康法が増えてきているのは、消化にエネルギーを使わず身体を休ませてあげよう、という考えからきているそうです。

 

私は、頻繁な食事で酷い低血糖の発作は減ったとはいえ、低血糖症自体は治らずに続いているので、根本治療になっていなかったな~と思います。

 

そして、もうひとつ。

胃腸に負担がかかるということ以外に、食事回数を多くすることで、グルカゴンが分泌されにくくなってしまう、ということも気になるようになりました。

 

血糖値に関わるホルモン・インスリンとグルカゴン

低血糖症の原因は人によってさまざまですが、私の場合、インスリンの分泌が正常でないということを医師から指摘されました(糖負荷試験の結果)。

 

それは、運動不足やカンジダ、重金属などの原因があるようですが、いろいろ調べると、グルカゴンの分泌も正常でないことも原因のひとつなのかな……という気がします。

 

このグルカゴンの存在、私はSNSの低血糖症コミュニティではじめて知りました。

 

ある方の書き込みで、低血糖症の原因は、

  • インスリンの分泌が正常でない(多すぎる)
  • グルカゴンの分泌が正常でない(少なすぎる)

というものを見つけました。

 

簡単に言うと、インスリンは血糖値を下げるホルモン。

グルカゴンは血糖値を上げるホルモンです。

 

低血糖症は血糖値の調整がうまくいかなくなる病気なので、このインスリンとグルカゴン、どちらも正常に働いていない可能性があります。

 

逆に言うと、インスリンとグルカゴンが正常に分泌されるようになれば、低血糖症は改善するのでは、という意見がありました。

なるほど~!!

 

重要なのが、

  • インスリンが分泌されているときは、グルカゴンはほとんど出ない
  • グルカゴンが分泌されているときは、インスリンはほとんど出ない

 

ということです。

つまり、食べてばかりいて血糖値を上げてしまうと、インスリンばかり分泌されて、グルカゴンが出なくなってしまう。

 

この話を聞いて、食事回数を増やすのは低血糖症の治療に逆効果なのでは…?という思いが頭をちらつくようになりました。

 

グルカゴンを分泌させるには

では、グルカゴンを分泌させるにはどうすればいいのか……というと、空腹で軽い運動をすると良いらしいです。

つ、つらい。これは低血糖症には辛いですよね…。

 

私は、空腹で動くことは辛かったですが、副腎疲労が少し改善してきたためか、食事回数を1日2~3回に減らしたためか、低血糖症も少しずつ改善してきました。

そのため、空腹時でも動けるようになってきたので、なるべく空腹の時間も作るようにしています。

 

夕食前や朝食前に軽くウォーキングしたり、体操やヨガをしたりしています。

 

低血糖症には食事回数は少ない方がいい?

低血糖症の場合、食事回数は少ない方がいい。

そう結論付けるには早計ではあります。

実際に、食事回数を増やして治った方もいらっしゃるでしょうし。

 

ただ、胃腸が丈夫ではない方や、食事回数を増やして改善しない方は、一度頻繁な食事を見直してみてはいかがでしょうか。

 

食事回数を減らすことのメリットは、

  • 胃腸への負担が減る
  • グルカゴンが正常に分泌されるようになる

ということです。

 

SNSの低血糖症コミュニティで食事回数を減らしていると仰っていた方は、この方法で低血糖症が改善したと書かれていました。

 

私は……

  • 起床後、簡単なヨガか太極拳かストレッチ
  • 朝食はお腹が空けば軽く食べる
  • 昼食前に、ラジオ体操か軽い筋トレ
  • 昼はお腹が空いたときに普通に食べる
  • 昼~夕食の間にお腹が空いたら、おやつタイム(ソイジョイやせんべい、米粉クッキーなど)
  • 夕食前に、ラジオ体操か軽い筋トレ
  • 夕食は、お腹が空いたら普通に食べる
  • 夕食以降、寝る前までは食べない(逆流性食道炎があるので)

 

という生活にしました。

もちろん体調によって身体が動かないときは無理をしません(・∀・)

 

頻繁に食事をしていたころよりも、低血糖症の症状は良い気がしています。

 

繰り返しですが、食事回数についてはその方に合う・合わないがあるので一概に言えません。

ただ、食事回数を増やして体調がいまいち、もしくは改善しない方は、一度見直してみても良いのかな、と思います。

コメント

  1. リコリス より:

    お久し振りです。お元気でしたか?私はというとあんまり…です(-_-)

    低血糖の頻回食、私も前のクリニックの時は必死でやってました。プロテインもガブガブ飲んでましたし。でも今のクリニックで、頻回食とプロテインを辞めるよう言われて唖然としました。医師によってそんなに違うとは。私は胃腸の調子はあんまり悪くないと思ってましたが、結構負担かけてたみたいです。

    それから私もちょっと治療の方向を変えてみようと思っています。また話が具体的になったら報告しますね!

    ではまた!

    • ちよこ より:

      リコリスさん、コメントありがとうございます!
      私は胃腸風邪?にかかったのか、胃腸の調子を崩して思うようにデトックスできないでいます…。
      低血糖の食事は、やっぱりたくさん摂るように指導されたんですね。プロテイン、私も美味しくないのに必死に飲んでいました。このせいでカンジダもよけいに増えてしまった感じがします(-_-)
      リコリスさんも治療の方向変えられるんですね!
      私は、栄養療法は少しペースを落として続けつつ、運動やカイロや漢方を中心にしようかな~と思っています。
      またご報告お待ちしています!

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