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- 2019/03/07 メチレーションについて追加
私は倦怠感や不安感などが辛く、副腎疲労といった病気を疑って治療に当たっています。
でも、副腎疲労という病気の原因は「ストレス」なんですよね…。
私は思い当たる原因がなく、「どうして急に体調を崩したんだろう」と長い間悩んでいました。
でも、いくつかクリニックに通い専門家の意見を聞いて、「もしかして?」と考えた原因が、制酸剤とピルを長期服用していたことです。
不調の原因を探る
私の闘病歴についてはプロフィールの記事に、最新の症状については現在最新の治療内容・サプリまとめに記載しています。
私は2014年初頭に体調を崩しました。
突然倦怠感や不安感が悪化し、副腎疲労や低血糖症といった病気を疑い治療に当たりました。
でも、冒頭にも書いた通り、私は体調を崩す原因が思い当たらないのです。
食生活が悪かったわけでも、不眠症だったわけでも、生活リズムが乱れていたわけでもない。
人間関係の悩みもなく、仕事も充実していました(もちろんストレスゼロではありませんでしたが、辛いと感じたことはありませんでした)。
心身ともに問題がなかった、はずなんです。
なんで体調を崩したんだろう?
長いことそう悩んでいました。
いろいろな治療を通して考えついたのが、制酸剤とピルを長期服用していたことです。
私は、2010年に逆流性食道炎と子宮内膜症と診断され、パリエット(胃酸を抑える薬=PPI)とヤーズ(ピル)を3年ほど服用していました。
逆流性食道炎も子宮内膜症も、制酸剤とピルが処方されることは当たり前。
疑いもせず服用していました。
胃酸を抑える薬、パリエットは最大で1日2錠。
ヤーズも同様に、毎日欠かさず同じ時間に飲んでいました。
でも。胃酸を抑える薬×ピル×長期服用。この掛け合わせが良くなかったのでは、と今になって思います。
体調不良までの流れを検証してみると、こんな感じでしょうか。
↓
消化されなかった食べ物が腸流れていってしまう
↓
悪玉菌が増える(=カンジダ菌の増殖) ←ピルはカンジダを増やすリスクがある
腸に傷がつく(=リーキーガット症候群)
↓
解毒や栄養の吸収がうまくいかなくなる
↓
身体に有害な金属(重金属=水銀や鉛)が溜まる
↓
副腎疲労になる
↓
ホルモンバランスが悪くなる
自律神経の調整がうまくいかなくなる
図にまとめてみましたが、矢印がカオスになってしまいました(汗)
とにかく、制酸剤×ピル の長期服用のコンボが良くなかった…気がしています。
制酸剤もピルも、本来であれば長い期間服用すべきではない、と考える医師が少しずつ増えてきました。私も実体験から深くそう感じています。
2015年には、PPIもピルもやめました。
でも、逆流性食道炎も子宮内膜症も症状は落ち着いています。
胃酸を抑える薬もピルも、あくまで症状を抑えるだけの対処療法です。
服用していた当初、私はその意識に欠けていました。薬を飲めば治ると思っていました。
でも、実際は薬を飲むことで、「胃酸を止める」「ホルモンバランスをコントロールする」という本来の身体の機能を強引に捻じ曲げてしまっていたかもしれません。
そして、【第二の脳】と言われる腸に弊害が起き、解毒やホルモン分泌など他の機能が落ちていってしまったのではないか、と。
薬は、症状が辛いときに一時的に服用することは良いかもしれません。
でも、根本原因を解決しなければ薬を飲むだけでは治らないし、むしろ弊害が起こってくる。
今ではその意識を忘れず、薬と付き合うようにしています。
2019/03/07追記
さらに、2019年にはメチレーションという遺伝子関係の検査をおこないました。
この検査で、私には解毒やエネルギー回路、神経伝達物質の回路に異常があることが発覚しました。
単なる食事制限やサプリの摂取など栄養療法では回復しなかった理由はここにあるのかもしれない、という気がしています。
遺伝子の変異があったからこそ、薬の長期服用は良くなかったのかもしれません。
コメント
ちよこさんへ
はじめまして。突然のコメント失礼します。
私は今、軽度の逆流性食道炎で治療中です。
噴門も緩いと言われています。
何ヶ月も調子が悪く私もネットで調べすぎてかなりネガティブになってしまっています。
薬が強すぎるなどあって今はネキシウム10を1ケ月程飲んでいます。
薬を飲むと喉や胸が圧迫され苦しくなります。胃痛まで出るときも。治療のためと我慢して飲んでいます。
先生にも相談し何種類か試しましたが症状は同じでした。
胃酸過多の場合は服用したらラクになると思うのですが・・・
こちらの記事を拝見し、もしかしたら胃酸不足?かなと。
少ない胃酸を抑えすぎていて苦しく、消化しようとよけいに胃酸を出しているのではないかと思っています。
質問ですが
ちよこさんはPPIを長期服用していたとのことですが、苦しさとか辛さはなかったのでしょうか?
PPIを中止したときスパッと突然やめたのでしょうか?
それとも徐々に減薬されたのでしょうか?
吐き気や胸やけなどのリバウンドはありませんでしたか?
ネットで薬をやめると再発のようなリバウンドがあるという方もいたので心配しています。
PPIを中止してからどのくいで症状が改善されましたか?
参考にできたらと思います。
お忙しい中申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
とても参考になる記事ばかりで、繰り返し読んでいます。
しおりさん
はじめまして、管理人のちよこです。
しおりさんのコメントを読んで、私が逆流性食道炎を患って辛かった最初の時期を思い出しました……。
私もいろいろ調べてはネガティブになり、そのせいで余計に体調が悪くなっていた気がします。
今は一番お辛い時期かもしれません……。
私も「もう治らないんだ……」と当時は目の前が真っ暗でしたが、今はそれが嘘のように明るく過ごせています!
必ず良くなる病気だと思いますので、今はまだ難しいかと思いますが、あまり思いつめないでくださいね。
私もPPIなど薬は、当時新薬だったネキシウム以外だいたい試しました。でも正直なところ、薬でよくなった感じはしません……。
私は急性胃炎と逆流性食道炎が一緒に起こっていて、食欲不振でまったく食べられず、吐き気がありだるかったのが最初でした。
その後薬を飲みはじめて、しおりさんと同じように、胃や胸の圧迫感、胸の痛み、喉の違和感……なども出てくるようになってしまって。
自律神経が悪くなっているのかも?と思い、抗うつ薬などを処方されてから余計に辛くなって、休職をして、ゆっくり休んでいくうちに良くなった感じです。
良くなってからも、食道裂孔ヘルニアはあるから(噴門が緩いから)ということでPPIは続けていたのですが、これが本当に良くなかったと感じています。
おかげで今の体調不良につながっております……。
記事にも書きましたが、そもそも私は胃酸過多ではなく、自律神経が乱れていたことが逆流性食道炎の原因だったのかなーと思います。
薬は関係なくて、自律神経がよくなったら、症状が改善されたように思います。
PPIについては、私はスパッと辞めました!今、別の体調不良で栄養療法という治療を受けているのですが、その先生はこぞって胃酸を抑える薬は良くない、と仰っていて。
炎症がよほどひどかったりすれば、炎症が治まってくるまでの対処療法としてPPIは良いかも知れませんが、そうでないなら胃酸を抑える薬はどうなのかな……と個人的に思っています(>_<) (そもそも日本人は胃酸が多くない民族なのだそうです) そういう話を聞いて、なるほど~と思って私はPPIをスッパリ辞めましたが、リバウンドは一切なかったと記憶しています。 今も季節の変わり目などたまに逆流性食道炎っぽい症状(胸の痛みなど)が出ることがありますが、足つぼを押したり、ストレッチをしたり、サプリを飲んだりすることでわりとすぐ治まっています。 しおりさんが逆流性食道炎になったことが、たとえば暴飲暴食ですとか、脂っこいものが大好きだったですとか、そういうことでしたら胃酸が多くなっている可能性もあるかもしれませんが……。 もし胃酸が少ないのかも?と思われるようでしたら、医師に消化を助ける薬を処方してもらったり(私はベリチームという粉薬を処方されたことがありました)、漢方を試すという道もあるのかな、と思いました。 (ドラッグストアやAmazonで買えるものとして、「ビオフェルミン健胃消化薬」という消化酵素をおすすめしているブログもありました) ただ私は医療従事者でもなんでもないので、個人的な体感と経験でしかお話できず……、参考にならないかもしれません(>_<) ですが、しおりさんの体調が良くなられることを心からお祈りしています。 長文失礼いたしました……!
ちよこさんへ
お忙しい中、詳しく教えてくださりありがとうございました。
良くなられた方の言葉はとても心強く励みになります。
漢方や消化剤なども試してみたいと思います。
胃酸は大事だとつくづく感じています。
薬の止めどきもこれから考えていこうと思います。
ちよこさんの記事は参考になることばかりなので、これからも読ませていただきます。
本当にありがとうございました。