先日読んだ本で、『ギー』が身体にいいということを知り、早速作ってみることにしました。とても簡単でした!
先日、『足りないのは消化力~毒を出してすっきりする生活習慣24』(蓮村誠著)という本を読み(その記事はこちら)、アーユルヴェーダを生活に取り入れることにしました。
そこに書いてあった、『ギー』という油。これが消化力向上はもちろん、身体にとてもいいとか。調べてみると、色々なことが分かりました!
2018/02/16 私が使っているギーを記載
ギーとは?
ギーは、インドの伝統医療アーユルヴェーダで、最高の油とされているそうです。最近なにかと話題のココナッツオイルよりもいい、という意見もあるほど。
それじゃあ特別な油なんだろうな、と思いきや、とてもシンプルな油でした。
ギーとはざっくり一言で言うと、バターを溶かしたもの。無塩バターから水分やたんぱく質などを取り除くと、純粋な油になるそうです。
料理はもちろん、お肌に塗ったりしても使えるとか。
ギーの効果
ギーの効果を一言で言うと、『身体に活力を与える』だそう。
科学的に解明されていないものもありますが、アーユルヴェーダ的に言われているものも含め、以下の効果があるそうです。
- 消化力の向上
- 便秘の解消
- 肌や粘膜に潤いを与える
- 免疫力の向上
- アンチエイジング
- 脂肪燃焼
- 精神安定
などなど。
胃腸の動きをよくするので、消化促進や便秘改善に効果があるのだそう。
肌だけでなく、鼻や消化器の粘膜を潤したり、癒したりする効果があるので、お肌の保湿やさまざまな炎症の改善にも効果的なのだそうです。
また、抗酸化作用のあるビタミンAとビタミンEが含まれていて、アンチエイジングにも良い。
共役リノール酸や中鎖脂肪酸など脂肪燃焼効果のある油なので、ダイエットの味方でもある。
アーユルヴェーダでは、ギーは心身を安定させると言われているそうで、身体にいい効果がいろいろあるようですね。
アーユルヴェーダでは、ヴァータ・ピッタ・カパという3つの体質があり、ギーはヴァータとピッタ体質の人におすすめなのだそう。自分はどの体質なのか?というのは、インターネットで検索すれば診断できますよ。
ギーの使い方
- 炒める際の油として使う
- トーストに塗る
- 料理の上にかける
- ホットミルクなど温かい飲み物に入れる
- 火傷をしたところに塗る
- 傷のあるところに塗る
- 眠れないときにおでこに塗る
- 疲れ目や乾き目など、目のトラブルがあるときにまぶたに塗る
⇒目の中に入らないように注意!
通常のバターと同じように使えるし、さらに肌に塗っても良いそうです。
ただし、どんな食材にも言えることですが、身体に良いからといって摂り過ぎは禁物です。
私は主にトーストに塗って食べていますが、とても腹持ちがいいんです!朝にグルテンフリーの玄米トーストに塗って食べると、それ1枚だけでしっかりお昼まで持ちました。
ギーの作り方・準備
ギーの作り方はとってもシンプル。
ギー作りに用意するもの
- 無塩バター
- アルミ以外の鍋
- ギーを濾すもの(ガーゼやキッチンペーパー)
- 耐熱の瓶
無塩バターは市販の大量生産されたものではなく、品質が良いものがベスト、という意見もありました。乳牛が放牧されている環境や食べているもの、バターの製造過程など、しっかり管理されているものが良いとか。
オーガニックのグラスフェッドバター(無農薬の牧草だけ食べている牛の乳)がベストのようですね。
また、瓶も煮沸消毒されていて、遮光性のあるものがベターだそうです。
ただ、今回私はまず初めにどんなものか手軽に作りたかったので、スーパーに売っている無塩バターで、手持ちの土鍋で、100円ショップの瓶に入れて、作りました。次回からはこだわろうかなぁ。
ギーの作り方
- 鍋にバターを入れ、中火で熱する
※底が焦げ付かないように気をつける。ただし、混ぜすぎないほうが良い - バターが溶けだしてきたら、火を弱める
- 写真のようにふつふつと白く細かい泡(たんぱく質)が出てくるので、スプーンやお玉ですくっていく
※このときも底が焦げ付かないように、混ぜすぎないように注意 - 色が透明な黄金色になったら火を止める(バターの量にもよりますが、だいたい20~30分前後とのこと)
- ギーが熱いうちに、キッチンペーパーやガーゼなどで濾して、瓶に移す
これで完成!
常温で保存し、3カ月を目安に使い切る(長くても半年)のが良いそうです。使うときは清潔なスプーンで。
が、今は夏場。肌に塗るのだったら良いけれど、食用として使うなら心配だったので、私は冷蔵庫に入れました。
そうすると、バターのように固まります。
ただ、そのまま食べるわけではないのであまり問題はありませんでした。
熱いトーストに塗ったり、温かい飲み物に入れたり、炒め物に使ったりするので、問題なく溶けました。
2018/02/16追記
作るのは難しくはないですが、面倒くさがりやの私は続けられませんでした(汗)そこで市販のギーを買ってみたのですが、こっちのが手軽だし、グラスフェッドバターを買うくらいならコストが安いかも、と思ったしだいです……(作り方まで書いておいて……)。
私はiHerbで4th & Heartいうところのギーを購入しました。クセがなくまろやかで使いやすいです!ただ佐川だと配送されないよう……。また、他のギーで日本に配送できなものもあるようでした。これからはこっちで良いかも……(^^;)
ギーの注意点
乳アレルギーや乳不耐症でもギーは大丈夫?
私は遅延型アレルギーで乳製品が引っかかったので、乳製品は気をつけて摂取しているのですが、ギーは大丈夫なのかな…。
そう思って調べてみると、アレルギーでもギーは大丈夫、という人も多いみたいです。私も大丈夫でした!特にだるくなったり、お腹の具合が悪くなったりということはなさそうです。
ただ合わない人もいると思うので、摂取する際はご注意くださいね。
一緒に摂取すべきではないもの
ハチミツ
アーユルヴェーダ的に、ハチミツも強い作用があるのだそうです。ギーとハチミツを一緒に摂ってしまうと、双方の作用が打ち消されたり、身体に毒が溜まってしまうのだそう。
魚
同じくアーユルヴェーダ的に、乳製品と魚の相性が良くないという意見もあり、避けたほうが無難かもしれません。
健康にも良いというし、使い勝手も良いので、次回は品質にこだわったバターでギーを作ってみようかなと思います。
ただ、記事の中にも書きましたが、どんな健康食品でも過剰摂取は良くない気がします。毎日頻繁にというよりは、意識して日々の生活に取り入れていこうと思います。
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