最近逆流性食道炎についてお問い合わせいただくことが多いため、本ページに逆流性食道炎対策のサプリメントをまとめました。
逆流性食道炎の治療というとPPI(胃酸を抑える薬)が処方されることが多いですが、炎症の程度が軽度な場合(もしくは炎症がない場合)、薬を多用するのはどうなのかな……と個人的に考えています。
短期服用ならまだしも、何ヶ月も飲むべきではないと、栄養療法の医師やカイロプラクティックの先生が話していました。
胃酸を抑えると、消化力が低下するなど弊害があるのだとか。
詳細は以下のページで書いています。
私は逆流性食道は改善しましたが、たまに症状が出ることがあります。
そんなときは漢方やサプリメントでアプローチをしています。
この記事では、私がいろいろ試して良かったものをご紹介しています。
(あくまで私に良かったもの…なので、参考にとどめていただければと思います)
逆流性食道炎に有効な成分
逆流性食道炎に良い効果がある成分で、私が試したことのあるものをご紹介します。
- 亜鉛(特に亜鉛カルノシン):胃の粘膜を修復、炎症改善
- DGL(カンゾウ):胃腸の粘膜を修復
- マスティックガム:胃痛、胃もたれの改善、消化改善
- ペパーミント:消化補助、緊張緩和
- マヌカハニー:抗菌、抗炎症作用
単体の値段で言うと、
とペパーミントがお手頃ですが、症状に合わせて選ぶと良いかと思います。
亜鉛カルノシン
- Doctor’s Best 亜鉛カルノシン
- 価格:2700円前後
- 容量:120カプセル
- 用法:1日2カプセルを空腹時に服用
胃の粘膜を保護したり、傷んだ胃腸の壁を修復してくれる作用があります。
2000円とちょっとお高めに見えますが、60日分で2000円なのでひと月1000円。
胃が沁みる、というときに飲んでいます。
DGL
- Natural Factors DGL
- 価格:1000円前後
- 容量:90粒
- 用法:食事の15分前に1粒(1日3回まで)
写真を撮るのを忘れてしまいましたが・・・こちらは丸い粒で、噛んで食べるタイプのサプリメントです。
「グリチルリチン」という血圧を含む成分を除去した甘草なので、高血圧の方も比較的安全に服用できるタイプ。
砂糖不使用なので腸内にも良いのですが、甘味料としてステビアを使用しているので最初は味がまずいかもしれません(^^;)
私はすぐに慣れましたが……。
上述したように、他に甘草が含まれている漢方やサプリメント、薬を飲んでいる場合は過剰になる可能性があるため、ご注意ください。
甘草はさまざまな漢方に含まれる成分で、ストレス軽減などの効果も期待できます。
マスティックガム
- Jarrow Formulas マスティックガム
- 価格:3000円前後
- 容量:60タブレット
- 用法:2タブレットを朝食前に服用
小さめのタブレットタイプ。マスチックというのは主にギリシアで栽培されている木で、その成分は昔からお腹をケアする目的で長らく使用されてきたそうです。
最近ではピロリ菌を除菌する効果も発見されたとか。
さらに虫歯や歯周病にも効果があるということで、歯医者通いを続けていた私にはありがたかったです。
ペパーミント
- Nature’s Way ペパーミントリーフ
- 価格:900円前後
- 容量:100カプセル
- 用法:毎食2カプセルずつ
ペパーミントの匂いは嗅いだことがある方も多いのではないでしょうか。
スッとした爽やかな香りで、このカプセルもそんな匂いと味がします。
逆流しやすい人は、胃液が上がってきたときにミントの味がするため、好き嫌いが分かれるかもしれません。
ハーブティーで摂取しても良いと思います。
過敏性腸症候群にも効果があるというレビューも発見したため、腸内環境が気になる方にも良いかもしれません。
マヌカハニー
- Manuka Doctor マヌカハニー
- 価格:1700円前後
- 容量:250g
- 用法:後述
マヌカハニーはマヌカという花から採取したハチミツで、抗菌、抗炎症の効果が非常に高いという特徴があります。
普通のハチミツと違ってGI値が低め(血糖値が上がりにくい)なので、血糖値の調整に不安がある私にもありがたいハチミツ。
味は、普通のハチミツに比べクセがあります。
10+、15+、20+…といった種類があり、数字が低いほうが味にクセはありませんが、数字が高いほうが抗菌効果が高いです(価格も上がります)。
抗炎症、抗菌作用を期待するなら、15+以上が理想。
味が不安な方は、10+からはじめるのが良いかもしれません。
といっても15+でも私はとても美味しいと感じるし、黒糖みたいな濃厚な甘さです。
マヌカハニーの効果を高めるには、以下のポイントが重要です。
- 木のスプーンですくってそのまま舐める
※他の材質ではハチミツの成分が変わってしまうため - 前後30分は飲食しない
私は逆流性食道炎の症状が出ているときはだいたい喉もイガイガするので、喉にしっかり張り付かせるように飲み込みます。
そのあとは、胃の炎症が治ってるぞ~、胃腸に届いてるぞ~、とイメージしながら飲み込みます。
イメトレって意外と大事らしいですヨ。
人間はイメージできない効果は効果が上がらないそうで、薬やサプリメントも「効く」と思いながら飲むのとそうでないのでは、体感も違うそうです。
抗菌作用があるので、風邪やインフルエンザにも効果があるそうです。
どうしてもそのまま食べられない人は、ヨーグルトに混ぜても良いかも。
私は普通のハチミツの代用として、豆乳ヨーグルトや米粉パンケーキにも使っています。
※ただし、ハチミツは人によって合わない可能性があります。また、そのときの体調によっても胃腸に染みたりすることも。
その場合、お湯に溶かして飲んだり、中止したりも検討ください。
複合成分
- Now Foods Gastro Comfort
- 価格:1800円前後
- 容量:60カプセル
- 用法:1日2回1カプセル
上記にご紹介した亜鉛カルノシンとマスティックガム、そして胃腸に良いとされるアロエベラ、スリッパリーエルムが含まれています。
スリッパリーエルムは逆流性食道炎にも関わりがあるとされるリーキーガット(腸の壁に炎症が起こる)にも効果があるとされており、腸内環境が気になる私にはもってこいだと思って注文しました。
こちらは2019年8月に注文したばかりなので、飲み終えたらレビューします。
その他:Dリモネン
上記の他、D-リモネン(Dライモネネ)というサプリも飲んでいたことがあります。
(後日追記:iHerbでは販売終了してしまいました…)
Dリモネンを開発したメーカーいわく、「逆流性食道炎が実際に治った方が8割」だそうです。
ただレビューを見ると悪化した、変わらない、という方がわりと極端な印象を受けます。
私は、このサプリを飲むと柑橘系の味が口や胃の中に残ってる感じがして、ちょっと合わなかったかも……?
でも、胃のあたりの血流が良くなっているような感触がありました。
上記でご紹介したものは1000円以下(120カプセルで800円前後)なのでお試ししやすい価格帯だとは思います。
まとめ
以上、逆流性食道炎対策のために私が飲んでいて良かったものをご紹介しました。
逆流性食道炎は腸内環境の乱れや消化力の低下が原因でもあるので、以下のサプリメントも参考にしてみてください。
いろいろご紹介してきたので、私の対策をまとめると…。
私もそのときの体調しだいで購入するサプリメントを変えています。
マヌカハニーはいろいろなことに使えるので常備するようにしています。
亜鉛もいろいろなことに効果があるので手元に置くことが多いです。
以上、私の事例でしたが、少しでもつらい症状が改善すれば幸いです。
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