2014年頃、ある日突然体調を崩し、インターネットや医療機関を転々として「私は副腎疲労なのかも」ということがわかりました。
そこから、医師や栄養士さんに言われるがまま糖質制限を実施。
同時に、グルテンフリー・カゼインフリー食、高タンパク質食、カンジダ除菌、重金属デトックス……などさまざまなことを試してきましたが、体調の改善にはいたっていません。
むしろ、過度な糖質制限は体調をこじらせたかもしれない…と最近感じます。
ときには高額な検査をしたり、サプリメントを服用したり、いろいろなことを試してきました。
このブログでも紹介しているサプリメントは、「ひどい状態から脱する手助け」はしてくれたように思うので、無駄だったとは思わないのですが、私にとっては今ひとつ決定打に欠けるような気がしていました。
そんなとき出会ったのが、「ハチミツ」です。
きっかけは、Twitterで「サプリメントも食事療法もせず、ハチミツだけで副腎疲労(のような症状)を改善させた」という方を見かけたことです。
そこから私も調べて、代替医療師の方のブログを見つけました。
今回の記事では、ハチミツについて調べたこと・試したことをまとめています。
※体質により合わない方もいらっしゃるようなので、試されるときは少しずつ慎重に始めることをおすすめします。
低血糖症と副腎疲労と糖質制限
私は体調不良になった当初、「低血糖症」だと診断されました。
3.5時間の糖負荷試験を行ない、血糖値の上がり下がりを検査して「機能性低血糖症」なのだと言われました。
比較的初期のころのブログで、低血糖症や検査について記載しています。
低血糖症は、血糖値が上下するときに、倦怠感、不安感、吐き気、など不快な症状が出るというもの。
低血糖症を治すには「糖質制限をせよ」と病院で言われて、セッセと糖質を避け、タンパク質をたくさん食べていました。
パンなど小麦製品はもちろん、お菓子、ご飯のたぐいは一切やめて、間食には卵やサラダチキンを頬張る日々。
1年くらいけっこうハードにやっていたと思います……涙ぐましい……。
ところが、後に別の病院に転院したとき、「副腎疲労がある人は糖質制限やっちゃダメだよ」と言われました。
エネルギーが作れなくなるから、だそうです。
たしかに糖質制限をしてから、体がだるいだるい。
うまくエネルギーが回っていないような感じがしていました。
転院してからは糖質制限は緩めましたが、小麦粉やお菓子は変わらず良くないと言われていたので避け続けており、糖質はお米やイモ類から摂るしかなかったので、結果1日の糖質摂取量は少なかったように思います。
病気発症当時の過度な糖質制限や食事制限は、病気を長引かせたりこじらせたりしたように思えます。
どうも私は糖質制限によってエネルギーを作り出すのがヘタになった気がするんです。
その結果、副腎が余計に疲れてしまい、血糖値や卵巣、甲状腺などに回すホルモンも行き渡らず、ホルモンバランスも崩れてしまっている……
というような感じがしています。
重めの副腎疲労になってしまっても、体がなんとかがんばってくれたのは、ユビキノールなどのサプリメントでATP回路(ミトコンドリア)を回せていたからなのかな…とか。
それで、このこじらせ状態をなんとか打開してくれそうなものが、「ハチミツ」です。
ハチミツとエネルギー回路
今の私の状態は、
↓
エネルギー回路が回らず、副腎が頑張りすぎている
↓
炎症(子宮内膜症・チョコレート嚢腫、上咽頭炎、リーキーガットなど)が治せない
こんな状態。
ハチミツを摂ることによって、
↓
エネルギー回路がきちんと回る
↓
炎症の治りにくさが改善される
こうならないかな、と期待しています。
ハチミツは「単糖」なので、食べたら消化の負担なくエネルギーに変わります。
さらに、抗炎症作用や抗真菌作用などの効果があり、ミネラルなど良いものをたくさん含んでいるそうです。
低血糖症や副腎疲労をお持ちの方で、睡眠に悩まされている方もいらっしゃると思います。
夜間の血糖値の上下を改善させるために、寝る前にハチミツを摂ることで、睡眠の質を改善させてくれる効果もあるのだそう。
ほとんどの場合、夜中に空腹で目が覚めることがあります。
なぜかというと、早めの夕食をとっている間に肝臓に蓄えられたグリコーゲンが、夜になるまでに体内で消費されてしまうからです。
蜂蜜は肝臓にグリコーゲンを補給してくれるので、夜中にグリコーゲンが不足して引き金が引かれることがありません。
さらに、ハチミツはインスリンレベルをわずかに上げ、間接的に体を眠らせる効果もあります。
この方の「ハチミツ講座」を受ければハチミツについて詳しくわかりそうです。
私は何万円もの講座を受ける余裕が(精神的な余裕が)はないため、ネットでかき集めた情報をまとめるに留まっています…。
ハチミツの選び方
スーパーに売っているハチミツは、とにかく余計なものが含まれているのでオススメはできないとのこと。
安心・安全なハチミツを選ぶ基準は以下の通りです。
個人的には、容器がプラスチックでないことというのも重視しています。
プラスチックの成分がハチミツに溶け出していそうなイメージ…。
(プラスチックには環境ホルモンを含むので、エストロゲンなどのホルモンを刺激するのだと以前本で読みました)
おそらく上記の5点を満たしているハチミツなら、プラスチック容器というのはほとんどないとはお思います。
ハチミツの種類や効果
代替医療師Vanillaさんによると……
朝は黒いハチミツ。
日中は風味のあるハチミツ。
夜は白いハチミツ。
それぞれ大さじ2杯ずつ、疾患が重い場合はプラスして大さじ2杯。
合計、1日に大さじ6~8杯のハチミツを摂る。
これを3ヶ月続けてみてほしい。
……と書いていました。
さらに、
- リーキーガットには、13Honeyのハニーデュー(※)
- 慢性疾患には、13Honeyのワイルドハニー
- 消化管や肺の疾患に悩む人は、ドライアンドラ、Marri -ELIXIR-、ユーカリプティス(ユーカリ?)のハチミツ
- クローバー、リンデン、アカシア、サインフォインなどの白蜂蜜は夜用におすすめ
といったことも記載されています。
※2023年10月26日追記
調べてみると、ハニーデューはオリゴ糖を含むので、SIBOやリーキーガットなど腸の問題がある人は摂らないほうが良いという意見を多数見かけました。
飲みにくければ、お湯やハーブティーに溶かして服用するのもオススメだとか。
大さじ6~8杯ということは、1日90~120gのハチミツが必要。
1.5kgのハチミツボトルなら1ヶ月に2つくらい必要ということ。
1.5kgのハチミツが12,000円くらいだったので、1ヶ月24,000円……(T_T)
ハチミツだけで補うより、黒糖や果物を混ぜたほうが家計には優しいかもしれません。
黒糖や果物なんかも、消化に負担がかからず、ミネラルが含まれているのでオススメされているのを見かけたことがあります。
ハチミツを含めて、糖質100~150g/日を取れれば血糖値や副腎の状態が安定する、としていた分子栄養士さんもいました。
私はフリマアプリでたまたまお手頃に出品されていた蜂蜜(HOLISTETIQUE WildflowerとKarri)を見つけ、購入しました。
普通に買うと、380gで3,500~4,100円くらいします……。
購入した後よくよく調べてみたら、Amazonでも良さそうなハチミツを発見!
HOLISTETIQUE WildflowerとKarriが終わったあとは、Amazonの【ミエリツィア】を試しています。
Amazonで販売されているハチミツは、ハチミツ選びの判断基準をすべて満たすのかは明記されていないのでちょっとわからない部分がありますが、価格がお手軽なので続けやすいです。
iHerbでも生はちみつの取り扱いはあるのですが、何の花のハチミツかわからなかったので、選択肢には入りませんでした。
ミエリツィアはいくつか種類があるため、それぞれの特徴をまとめました。
クローバーのハチミツの特徴・効能
- ブドウ糖が多いため固まりやすい
- 整腸作用、喉の痛み、口唇の亀裂・あれ、栄養補給
- 天然のはちみつポリフェノールとグルコン酸が豊富(グルコン酸はビフィズス菌を増加して腸内環境を整える働き)
- 価格:1,800円前後(400g) / 定期便なし
引用・参考元:栄養BOXさん
私が一番美味しいと感じたのがクローバーのハチミツです。
クセが少なくて食べやすく、マイルドな甘さです。
アカシアのハチミツの特徴・効能
- 固まりにくい
- 整腸作用、喉の痛み、口唇の亀裂・あれ、栄養補給
- アカシアは他のはちみつと比べて、血糖値を上げにくい
- 価格:1,300円前後(250g)/ 定期便:1,100円前後(250g)
引用・参考元:栄養BOXさん
アカシアは、他のはちみつと比べてシロップ状で柔らかいです。
味もシロップのような、市販のはちみつに近く、最初に試すのに良いのかなぁと思いました。
ユーカリのハチミツの特徴・効能
- 抗菌、抗炎症、抗ウイルス作用がある
- 他のはちみつに比べて、抗菌作用が強い
- 価格:1,600円前後(400g) / 定期便:1,400円前後(400g)
ご紹介している中では、一番クセがあります。
ただ、嫌な感じのクセではなく、コクがあるような味わいです。
オレンジのハチミツの特徴・効能
- 固まりやすい
- 整腸作用、咳・喉の痛み、抗菌作用、口唇の亀裂・あれ
- 価格:1,900円前後(400g)/ 定期便:1,600円前後(400g)
引用・参考元:栄養BOXさん
オレンジのはちみつというだけあって、フルーティーな爽やかさがあります。
はちみつの種類まとめ
はちみつの専門家の方がおすすめしていた「HOLISTETIQUE」は、たしかに美味しいし、一つ上のランクのような味の上品さがあるような気がしました。
ただ、Amazonで買えるミエリツィアは、定期便のある種類もあって、値段も半額以下です。
継続しないと意味がないと思うので、基本的にミエリツィアの定期便を注文し(ユーカリとオレンジ)、余裕があればHOLISTETIQUE…というスタイルで続けています。
ハチミツを試してみた結果…
早速2日間試してみたのですが、夜寝る前にハチミツを摂ったところ、翌朝のだるさが少し和らいだような。
あと、朝に摂ってみたら、午前中のだるさが和らいだような。
私はとても美味しかったですが、生はちみつなので、スーパーに売っているハチミツを想像すると濃ゆい味です。
マヌカハニーの濃いものを食べたことがある方は大丈夫だと思いますが、苦手かもという恐れがある人は少量から購入したほうが良いかもしれません。
何の花のはちみつかによって味がけっこう違います!
2022/07/07追記:開始から約10日後
まだ目立った効果はないですが、とにかく美味しいので続けるのが楽しいです(^^)
私は朝食欲がないことが多いのですが、そんなときにでも手軽にエネルギーを取れるハチミツは本当にありがたいです。
あと、食べたあと、喉や胃腸がじんわり染みる感じがします。
上咽頭炎にも良さそう。
2022/09/09追記:開始から約2ヶ月
「フリースタイルリブレ」という血糖値(グルコース値)を測定できる機器で2週間測ってみたのですが、夜寝る前にはちみつを食べると、朝方に血糖値の降下を防げていることがわかりました。
体感はあんまりありません。
現在、子宮内膜症という病気のためにホルモン剤(ピル)を飲んでいるのですが、それを服用し始めてから体調が悪いので、はちみつの効果はあまり感じられていません…。
どうも私にとっては、ピルは血糖値の調整を乱してしまうみたいです…。
ただ、続けやすいのは本当に助かります。
やはりはちみつを舐めた後、喉にじんわりしみる感じがするのも、喉の炎症に良さそうだなぁと思っています。
蜂蜜療法の危険さ
2024年8月追記
すっかり追記しておりませんでしたが…
前回の追記から数ヶ月試した後体感を得られなくて、1日1~2回(寝るときと、たまに日中)蜂蜜を摂る…というゆる蜂蜜生活を続けていました。
2024年に入り、奮発して購入した蜂蜜があまり美味しくなく、そこから夜の蜂蜜もストップに…(汗)
たまーに、思いついたときに大さじ1杯の蜂蜜をハーブティーに溶かしたりしている程度です。
黒糖は間食に食べることが多いです。
仲の良いフォロワーさんとやり取りしたときに、その方は蜂蜜療法で太ってしまったり、余計に不安が増えたり…ということを感じていたそうです。
他の方も「余計に体調が悪くなった」という方もいらっしゃるようです。
民間療法も一般医療もそうですが、何事も合う合わないがあります。
私は劇的に良くも悪くもなかったのですが、もしお試しされるときは、慎重に試されるのを心からおすすめします。
まとめ
以前は「糖」=「悪者」だと思っていましたが、身体のエネルギーとなるために大事なものなのだと今は感じます。
ハチミツと黒糖、フルーツも絡めて、糖質制限で失ってしまったエネルギーや体重・体脂肪をまず増やし、副腎疲労や子宮内膜性も良くしていきたいな~!
※体質により合わない方もいらっしゃるようなので、試されるときは少しずつ慎重に始めることをおすすめします。
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