先日、雑誌で【ヒートショックプロテイン入浴】についての記事が掲載されていました。
この入浴方法をすることで、自律神経や甲状腺の機能低下を改善することができるそうなんです!
また、うつ病に効果があるのでは!?という研究も進められているとか。
方法は簡単で、入浴温度と入浴時間に気をつければOK。
バスソルトなどの特別な道具は一切必要ナシ。
具体的には、たとえばこんな症状に効果があるとか。
- 甲状腺機能低下症・うつ病・がんなどの疾患改善
- 倦怠感(だるさ)
- 冷え性
- 月経のトラブル
- 不妊症
- むくみ
- 不眠
甲状腺の機能低下に悩んでいる方はもちろん、このような症状が気になる方は参考になるかもしれません(^^)
ヒートショックプロテインとは?
そもそも【ヒートショックプロテイン(HSP)】とは何か?というと、「ヒート」「プロテイン」と名前がつくように、熱の刺激によって増えるたんぱく質のことです。
そしてこの【ヒートショックプロテイン】は、ストレスや炎症によって傷ついた細胞を修復してくれる働きがあるのです。
ヒートショックプロテインは熱によって増えるので、熱刺激=入浴 をすることによって傷ついた細胞を治すことができる、というわけです。
ヒートショックプロテインの効果
冒頭でも触れましたが、ヒートショックプロテインを増やすことによって期待できる効果は次のようなことです。
- 体調不良の改善
- 倦怠感(だるさ)
- 冷え性
- 月経のトラブル
- 不妊症
- むくみ
- 不眠
- 美肌
- 代謝アップ→ダイエット
- 肥満予防
- 老化防止
また、ヒートショックプロテインが有効な疾患例としては、
- 甲状腺機能低下症
- 橋本病
- うつ病
- がん
- 自律神経失調症
などなど…。
要するに、身体の炎症に関わる疾患の改善につながる、ということですね。
ヒートショックプロテインの効果については、HSPプロジェクト研究所の伊藤要子さんという方が研究をしています。
私は「甲状腺機能低下症にはHSPが良い」という伊藤さんの記事を読み、ヒートショックプロテインのことを知りました。
炎症を抑えるたんぱく質を増やしてくれるなんて、まさに身体中に炎症がありそうな私にうってつけ!
ヒートショックプロテイン入浴の方法
では、具体的にどのように入浴すればヒートショックプロテインが増えるのか。
やり方はものすごくシンプルです。
- 42度以上のお湯に10分浸かる(※下記に詳細)
- 体温計を舌に入れ、体温が38度になっているのがベスト
- 入浴後10分間は身体を冷やさないようにする
- 夏場は冷房をかけずに。冬場はすぐに衣服を着たり、浴室を温めたりする
- 水分補給はぬるま湯かお湯を
これだけです。
入浴時間と温度について、HSP研究所の伊藤さんは具体的に以下のように提示もしています。
お湯の温度 | 入浴時間 |
40度 | 20分 |
41度 or 40度+入浴剤 | 15分 |
42度 | 10分 |
温度と入浴時間は体調や好みに合わせて変更するのが良いそうです。
私は長湯が苦手なので、42度で10分。
それでも体調が悪いときはクラっとするので、入浴時に体調を崩しやすい方は無理をしないでくださいね。
また、ポイントはこちら。
- 毎日でなく、週に2回程度で良い
- ヒートショックプロテインは、入浴2日後にもっとも増える
- 暑くて我慢できないときは、湯船から出てもOK
- 湯船から出ている時間も入浴時間としてカウントしてOK
- 部分入浴では効果が薄い。全身浴か半身浴がベスト
必ず「毎日行わないとだめ!」ということはないので、ゆるい習慣が好きな私にはありがたい(笑)
ヒートショックプロテイン入浴の注意点
とても手軽なHSP入浴ですが、注意点もあります。
心臓に疾患のある人、高齢の方、持病のある方、体力がない方は特にご注意ください。
身体に良いからといって無理に行わないように!
また、脱水症状予防のため、水分・塩分補給もしっかりと行なってくださいね。
まとめ
身体の炎症から起こる疾患を改善するのに効果があるというヒートショックプロテイン入浴。
特別な道具は必要なく、今日からすぐにはじめられるので、気になる方はぜひトライしてみてください(^^)
私はシャワーで済ませてしまうことも多いので、しっかりと習慣にしていこうと思っています。
入浴直後はだるくなるのですが、たしかに時間が経つといつもよりスッキリしている気がします。
脳を刺激するために、「ヒートショックプロテインが細胞を治してくれている!」とイメージしながら入浴すると良いかもしれません(^^)
(イメージトレーニングは瞑想にも用いられて効果があるんですよ~!)
ただし、先に挙げた注意事項にはお気をつけて、くれぐれも無理はしないように行なってくださいね。
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