自律神経が乱れているな~と痛感することが多いわたし。
特に季節の変わり目の今の時期は、気温や気圧の変化で自律神経がうまく働いてないな~と感じることがあります。
そんな折、古本屋で「聞くだけで自律神経が整うCDブック」という本を見かけて、衝動買いしてしまいました。
今回はその感想と効果?を記事にしてみました。
「聞くだけで自律神経が整うCDブック」の感想
まず結論から記載すると、このCDの音楽を聞いて自律神経が整っている、という感じはしませんでした(汗)
でも、本の中身はわりと良かったと思います。
CDはおまけな感じと捉えて、過度に期待しないほうが良いかもしれません(;^ω^)
(CDについてはもう少し後で詳しく記載しています)
以下は本の内容の感想です。ひと言で言うと「読みやすい」と思いました。
- 全編カラー(もしくは二色刷り)なので読みやすい
- イラストやチェックリストなどが多いのでわかりやすい
- そんなに厚さがないので(約60ページ)、読書をする気力が湧かないとき、集中力がないときでも読みやすい
また、参考になったこと、気になったこと、は以下の内容です。
自律神経とは何か
「自律神経が……」という言葉はよく耳にします。
実際に私も、「風邪でもないのに寒気がする。自律神経が乱れてるのかな」というツイートを何度かしたことがあります。
でも、自律神経って一体なんなの?
ということは、うまく説明できる自信がありませんでした(^^;)
この本は、冒頭で「自律神経」「交感神経」「副交感神経」などについて、簡単にわかりやすく説明されているので、今更ながらナルホド、と勉強になりました。
自律神経は「交感神経」と「副交感神経」のバランスによって成り立っていますが、どちらも高いレベルで維持されているのがベスト、ということです。
それでいて、日中は「交感神経」がやや高く、夜は「副交感神経」がやや高い、という状態が望ましいのだとか。
どちらかが高くても低くても、どちらとも低くても、体調は崩れてしまうそうです。
さらに、自分が「交感神経が優位になっているか」「副交感神経が優位になっているか」「どちらも低いのか」などを判別するためのチェックリストも付いているのも良かったです!
(ただこのチェックリストによると、私は「交感神経も副交感神経も高いレベル」で、良いコンディションだそうなのですが。。
3行日記
1日の終りに、3つの観点から日記を書くと自律神経が整う、という内容も盛り込まれていました。
記載するのは以下の内容。
- 今日いちばん失敗したこと
- 今日いちばん感動したこと
- 明日の目標
これを1→2→3の順に、それぞれ1行ずつ、書くのだそうです。
とくにCDの音楽を聞きながら書くと効果が高いとのこと。
簡単にその日の自分を振り返る、というのは良いことだと思います。
でも、1の「失敗したこと」を書くのは控えたほうがいいケースも多いんじゃないのかなあ。
自律神経失調症やうつ病などの方は、毎日を生きているのがやっと、という方もいらっしゃると思います。
私もうつ状態がひどいときはそういう状態でした。
そのときは億劫感が重くて、お風呂に入るのも辛かったです。
こういう状態のときにはなおのこと、「失敗したこと」などは思い出さなくて良いのではないでしょうか。
ビジネスマンや自己啓発が目的の人ならともかく、どこか体調を崩しているような人はスキップしてしまって良いのではないでしょうか。
代わりに「今日できたこと」「良かったこと」などの振り返りで良いと思います。
体調によっては明日の目標も要らないような気もします。
せっかく目標を立てても、「できなかった……」と落ち込むくらいなら、目標なんて不要かな、と。
なので、個人的には【「良かったこと・感動したこと・がんばったこと」を3行で書く日記】が良いかなと思いました!
私もTwitterや体調を記録した手帳ではじめてみようかなあ。
もちろん体調が安定してきたときは、この本の記載の通りの3行日記でも良いと思います。
音楽で自律神経が整う!?
本の内容は以上で、これからは音楽についての感想です。
このCDの音楽が一般的な「ヒーリング」というジャンルの音楽と異なる点は、「思わず過去や未来の自分をイメージしてしまうような音楽」をイメージして作成された、ということだとか。
この音楽を聞いて、過去の自分を振り返ったり、未来の自分を想像する。
そうすることで集中し、自律神経が整う……。
(というふうに私は解釈をしました(汗))
たしかにこの本の音楽はどこか哀愁を感じさせるような曲ばかりなので、ふと過去や未来に思いを馳せるような気持ちになるのはわかる気がします。
また、落ち着いた曲がほとんどなので、寝るときや集中したいときに良いです。
(残念なのは、生演奏ではなくコンピューターの打ち込みっぽい音質であること……)
自律神経
現代人は、仕事や私生活で忙しい日々を過ごしている人が多いかと思います。
自律神経が乱れるのも、そういうふうに「心のゆとり」がない方が多いのかなど。
人間関係をはじめとしたいろいろなストレスで悩み、思考がいっぱいいっぱいになってしまう。
そういうときにこの音楽を聞くと、あれこれ考えてしまうような悪い思考が一旦ストップするのかな……?
ただ、この本の著書の小林先生も書かれている通り、必ずしもCDの音楽でなくても良い、ということです。
好きな音楽を聞くのが一番なのかな~と私も思います。
落ち込んでいるときでも、好きな曲を聴くと元気が出たりしますよね。
そういう音楽がパッと思いつかない、寝るときに聴きたい、などという場合には、この本の音楽は良いかもしれません。
レビューや口コミを読んで「効果があった!」という内容もありましたし。
なんとなく、普段から音楽を聞く機会がない(余裕がない)人には効果があるのかな~という気がします。
私は普段から音楽をよく聴くので、
ソニーのウォークマンには「ブックマーク」という機能があるのですが、これはウォークマン上でお気に入りの曲を選択できるのです。
ブックマークのフォルダは5つあって、私は1は歌付きの邦楽、2は特に今お気に入りの曲、3は寝るときの曲……というように、登録する曲によって使い分けています。
それで、出かけるときは1や2を聴いて、寝るときは3を聴く、という感じです。
結論
誰しもが「聞くだけで自律神経が整う音楽」というのを発明したらノーベル賞モノだと思います。
だから、この本やCDの音楽が誰にでも効果がある、というのは当然言えないのかなと。
ただ、前述の通り、
- 普段から音楽を聴くことが少ない方
- 自律神経についてわかりやすく知りたい方
はこの本は良いのかな~と思います。
呼吸法やアロマ、ストレッチなどごく簡単ではありますが、自律神経を整える方法も記載されています。
この本を読んで感じたのは、「音楽を聴く」というよりも、「音楽を聞いてゆったりする時間を持つ」ことが大事なのではないかな、と思いました。
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