こんにちは、はじめまして。
2022年12月末から、身体の痒みに悩まされました…。
一時期は手足に湿疹が広がりひどい状況だったのですが、現在はかなり落ち着きました。
皮膚科に行って強めの薬(抗アレルギー剤・ステロイド)をもらったのですがなかなか改善せず、原因と対策を試行錯誤すること数ヶ月。
痒みも湿疹(蕁麻疹)もだいぶ良くなったので、経緯と原因、対策法をご紹介しようと思います。
同じように、薬が効かない痒みと格闘している方の参考になれば、幸いです。
突然起こった、蕁麻疹と痒み…痒み止めが効かない
2022年12月。夕食後、突然足と腕が痒くなり、掻きむしって皮膚湿疹になってしまいました。
翌日以降も痒みが治まらず、痒くて仕事や家事に集中できない、眠れないのが辛かったです。
特に変わったものを食べた覚えもないし、このような経験は始めてです。
私のかゆみにはこんな特徴がありました。
とりあえず、家にあった痒み止め(「ムヒAZ(飲み薬)」)を試してみました。
が、効く気配がなく、薬局に駆け込み「ジンマート(飲み薬)」と「リンデロン(ステロイド塗り薬)」を試しました。
がやはり効果がなく…。仕方なく、皮膚科へ。
皮膚科では、「フェキソフェナジン塩酸塩(飲み薬)」と「プレドニン(ステロイド塗り薬)」を処方されましたが、処方された日数試しても効果はありませんでした。
試した薬は以下のとおりです。
「アスクドクターズ」という医師に有料で質問できるサービスで効いてみたところ、「量が足りないのでは」と指摘されました。
市販の抗ヒスタミン薬は倍量まで試してOKとのことだったので、ムヒAZ、ジンマートはそれぞれ2倍飲んでみたのですが…効果がありませんでした(涙)
(実際に試される際は医師にご相談ください)
痒み改善。生理周期が発疹の原因?月経疹?
痒みが起こったのは生理一週間前だったのですが、生理が終わったらいつの間にかひどい痒みが治まっていました。
それでも夕食後に少し痒くなったり、1日なんとなく痒い日があったりと、完全にかゆみが消え去ることはありませんでしたが、ひどかった時期に比べるとだいぶマシに。
……ということは、生理周期が痒みに関わっているのかも?
と考えました。
実際に、「月経疹(げっけいしん)」というものがあるそうです。
月経疹は、生理数日前の高温期に、痒みや発疹、蕁麻疹、水疱などのトラブルが起こり、生理後に改善するのだそう。
ただ、月経疹は抗ヒスタミン薬は効果があるはずだと、アスクドクターズの医師が言っていましたし、月経疹について取り上げていたクリニックにも書かれていました。
じゃあ、抗ヒスタミン薬が合わなかっただけなのか…?
それ以降の生理前も、少し痒くなることはありましたが、特に生理前だからといって痒みが増えるということはありませんでした。
痒みに効果があったもの:ケルセチンとキュレル
蕁麻疹に効果があったケルセチン
抗ヒスタミン薬やステロイドは長期継続したくないし、そもそも効果がないし……ということで、代わりに「過剰にヒスタミンが放出されるのを防ぐ」と言われるケルセチンを飲んでみることにしました。
60カプセル入って¥1,934(調査当時)で、1日1カプセルで良いので2ヶ月分で2千円弱です。
日本で買うと高いのですが、海外のサプリサイトだと比較的お手頃。
市販の痒み止めは2週間分で同じくらいの値段がするので、だいぶコストが抑えられます。
ケルセチンは抗炎症作用や血液サラサラ効果もあるとのことなので、一石三鳥。
どうせ効果がないと思って薬の服用をストップして、ケルセチンだけを飲んだのですが、服用から一週間くらい?(詳しくは失念してしまいました…)で、「なんか痒みが軽くなってる!!!」と感じました。
ケルセチンが効くということは、ヒスタミンが抑えられている=やっぱりヒスタミンが原因だった?
なのに、市販薬が効かなかったのはなぜ?
……という疑問は残りますが、結果オーライ。
痒みに良かったかもしれない、キュレル
もうひとつ、これは良かったかも、というものが「キュレル」。
たぶんAmazonで買うのが一番オトクだと思うので、リンクを貼っておきます。
CMでご存じの方も多いかもしれません。
敏感肌の人のために作られたというキュレル。
オードリーの若林さんも、キュレルじゃないと肌の調子が悪いそうです(笑)
アスクドクターズやクリニックのサイトで「蕁麻疹の原因は肌の乾燥」だと言っている医師も多かったので、抗炎症成分があるというキュレルを試してみることにしました。
化粧水等いろいろ種類がありますが、全身に塗りたかったのでポンプタイプの乳液を選びました。
痒み止め成分が入っているわけではないので、痒みが治まるわけではないのですが、肌が潤うことで、なんとなく痒みが軽減される気がしました。
掻きむしって傷ついた肌にも、優しく浸透して保護してくれる感じがあります。
使いやすい・大容量・顔にも使える……というので、これを機に我が家の乳液のレギュラーになりました。
直接すごく効果を感じたわけではないのですが、キュレル、気に入りました!
一度改善した痒みが、また悪化
そんなこんなで一旦は治まりかけた痒みでしたが、2023年3月末にまた悪化しました…。
そのときは、1日のうちで徐々に痒みが強くなっていき、だんだんと激しい痒みになりました。
生理前ではなかったので、「生理前に痒くなるのかも」という仮説は外れたことになります…。
(上記のケルセチンは、在庫がなくなったのを機に辞めてしまっていました)
前回、抗ヒスタミン薬がだいたい効かないと感じていたので、今回はヒスタミンの強さを調べて薬を購入してみました。
●参考サイト:
https://okusurinavi.shop/column/antihistamine.php
https://yuencl.com/dictionary.html
上記サイトをもとに、市販で買えるヒスタミンの強さをまとめると以下のとおりです。
強さ | 成分名 | 市販薬名 | |
1位 | ★★★★ | セチリジン塩酸塩 | ストナリニZ |
2位 | ★★★ | エピナスチン塩酸塩 | アレジオン エピナスチン |
3位 | ★★ | ロラタジン | クラリチン |
4位 | ★ | フェキソフェナジン塩酸塩 | アレグラ |
(私が購入したもののみリンクを入れています。たぶん薬局よりオトクに買えると思うので)
たぶん、以前飲んだ「ムヒAZ錠(アゼラスチン塩酸塩)」や「ジンマート(メキタジン)」は上記サイトには載っていなかったので、効果が弱いのかな…?
上記の調査をもとに、ストナリニZとエピナスチンを試してみました。
……うーん、多少効いているような……効かないような……。
ちょうど花粉の全盛期で、鼻や喉のムズムズを感じていたのですが、ストナリニZやエピナスチンはムズムズには多少効果があった……かも。プラセボ効果かもしれません……。
今度は、以前とは別の皮膚科に行ってみました。
- 蕁麻疹の原因は多様すぎて特定が難しい(食べ物、ストレス、生活習慣、ハウスダスト、ダニ、など原因がいろいろあるため)
- 2週間くらいヒスタミン薬とステロイド薬を試してみて、効果がなければ強い薬を試す、という方法しかない
ということで、ルパフィンというやや強めの抗ヒスタミン薬と、ベタメタゾンというステロイド薬を2週間分処方されました。
数日後……うーん、いまいち効いている感じがしない……。
主治医と同じように、「ヒスタミン薬は2週間くらい続けて効果が出る人もいる」という医師もいたのですが、「ヒスタミン薬はだいたい即効性があるので、2~3日飲んで効かなければ効果がないということ」と言っている医師もいました。
私もどちらかというと後者の気がしています。医療の素人ですが、ハッキリ効果がないにせよ、薄っすらでも効果は感じるものでは?と思いました。
私は何も効果を感じなかったので、そもそも痒みの原因はヒスタミンではないのでは?と以前から思っていたのですが、皮膚科2件行って問答無用でヒスタミン薬を出されたので、効かないのは量が不足しているのかなぁ……と医師の指摘通りに思う気持ちもありました。
ただ、調べてみると、ヒスタミンが効かない痒み(蕁麻疹)はたしかにあるそうです。
「ヒスタミンが効かない痒み」で検索すると、肝臓や腎臓疾患、乾燥肌、アトピー性皮膚炎…等々いろいろな原因が出てきます。
皮膚科でももっと掘り下げて調べてほしかったですが、行ったとて薬を強くされるだけなので諦めました。
痒みの原因はカンジダ(アセトアルデヒド)…かも?
もう一度、自分の痒みの状況を振り返ると、以下のような感じです。
……もしや、腸内環境(カンジダ菌)が痒みの原因なのかも?
と考えるようになりました。
カンジダ菌というのは悪玉菌で、デリケートゾーンの痒みでよく耳にする菌ですが、腸内にも増殖することがあり、さまざまな不調の原因と言われています。
このブログでも、カンジダというカテゴリでたくさん語っているのですが、もしやこのカンジダが痒みの原因では?と考えました。
カンジダは、アセトアルデヒドという毒素を放出します。
お酒を飲むと放出されることでも有名です。
アセトアルデヒドの分解酵素が弱い人はお酒に弱いと言われるのですが、私、お酒に弱いです。
●参考サイト:https://www.asahibeer.co.jp/csr/tekisei/health/mechanism.html
ということはつまり、カンジダの出すアセトアルデヒドもうまく分解できていないということ。
じゃあ、アセトアルデヒドを分解するにはどうしたらいいの?と思って調べました。
ChatGPTがかなり詳しく教えてくれたのですが、アセトアルデヒドの分解を促進してくれるものはいくつかあり、中でも私が選んだのは「N-アセチルシステイン(NAC)」と呼ばれるサプリメントです。
(グルタチオンもアセトアルデヒドの分解に力を発揮するそうですが、効果はNACのほうが高いとのこと)
日本ではなかなか売っていないので、iHerbという海外サイトで購入しました。
ただ、届くまで4~5日かかるため、せっかちな私は待ちきれず…。
N-アセチルシステインよりは効果が落ちるけど、Lシステインが配合されている「ハイチオールC」をドラッグストアで買ってきて飲んでみました。
ふと効果効能の箇所を見たら、「にきび、湿疹、じんましん」と書いてある!!
そして、公式サイトにもアセトアルデヒドについて記載がありました。
二日酔の主な原因は、体内に入ったアルコールが代謝されてできる有害物質(アセトアルデヒド)。これが体内で増加することにより、頭痛や吐き気などの症状が。L-システインは、この有害物質を”無毒化”する体のはたらきをサポート。二日酔の症状自体を改善するので、飲みすぎた翌日でも効果を発揮します。
これは期待できる、かも!!!
と思って飲み始めたら……
……実際、良かったです!!
ハイチオールCを飲みだしてから、他の要因は何も変わらないのに、痒みが改善しました。
せっかくだからNACが届いてもハイチオールCだけ飲み終わるまで飲んでいたのですが、私には効果がありました。
ハイチオールがなくなって、NACに切り替えたあとも効果は変わらない…かな…?
意外とハイチオールのほうが良かった…のかも…?
ただ、10日分で1,000円、60日分で3,740円と割高。
NACはiHerbから買うと、90日分1,381円です。
(すべて調査時の2023年5月の価格です)
現在は、ハイチオールCがなくなり、NACを飲み続けています。
カンジダというのはかなり根深い
カンジダ菌が増殖する可能性がある方は、以下のとおりです。
NACなどのサプリを摂る前に、一度食生活や生活習慣を見直してみるのも良いかもしれません。
また、増殖しすぎたカンジダを退治するサプリもあります。
●参考:カンジダは薬で完治できない?カンジダ対策の除菌サプリまとめ
ただ、自分に合った乳酸菌のサプリメント(ヤクルトやヨーグルトなどの乳製品、砂糖使用食品はあまり良くないかも)を摂って、食生活を見直すだけで改善する人もいます。
一度カンジダに寄った腸内環境になってしまうと、もとに戻すのはなかなか大変だな……と感じています。
私は子宮内膜症という疾患でピルを服用(ホルモン治療)しているので、それがカンジダの原因になっているのかな…という気がしています。
かゆみ対策、まとめ
経緯から参考になる方もいらっしゃるかと思い、長文になってしまいましたが、個人的に感触があったものをまとめると以下のとおりです。
- Natural Factors ケルセチン 500mg
- 私の痒みはヒスタミンは関係ないのかも?と思いつつ、関係あるかもしれないし、ケルセチンは抗炎症作用もあるし、このまま飲み続けます
- 市販の抗ヒスタミン薬である程度効果がある方は、ケルセチンに切り替えるのもありなのかも?
- キュレル
- 直接痒みに作用している感じはあまりないけど、優しく肌トラブルから守ってくれるので、うちの乳液はキュレルになりました
- 乾燥肌から痒みになっている方には良いのかも?
- Natural Factors N-アセチル-L-システイン もしくは、ハイチオールCプラス2
- システインが、カンジダの放出するアセトアルデヒドに良さそう
- カンジダ菌が原因かも、と疑われる場合は試してみても良いかも
- 食生活が乱れている方、ステロイドや抗生物質、ピルなどを飲んでいる方などは、カンジダの疑いあり
なんとなく「痒み止め」を飲むと心は安心するので、プラセボ効果かもしれませんが、痒みがひどいときは市販薬を飲むこともあります。
- エピナスチン
- そこそこ強めのヒスタミン薬(アレグラやクラリチンなどよりは強い)
- アレジオンと同成分だけど、お手軽に買える
- 私はまったく感じませんでしたが、眠気が出ることもあるので、精密作業や運転をする人はNG
- フェキソフェナジン または アレルビ
- アレグラと同等成分だが、お手頃
- アレジオンなどより効果は薄いとされるが、眠気はほとんど出ないので、車の運転をする方はこちらから試すのが良いかも
- アレルギール
- アレジオン、アレグラ(フェキソフェナジン)などは第2世代、アレルギールに含まれるのは第1世代のヒスタミン
- 第1世代は若干眠気が出やすいとされ、私もちょっと眠気を感じます
- 第2世代のヒスタミン薬で効果がなかった方が試す価値ありかも(手頃だし)
- エピナスチンとフェキソフェナジンは鼻炎薬・花粉症薬として売られていますが、アレルギールは蕁麻疹のための薬として販売されています
上記の3種類から、そのときの痒みや生活状況に合わせて選んでいます。
皮膚科で出されたルパフィンと市販薬は差を感じず、診察代や手間を考えるとAmazonで購入するのが一番オトクかな…と個人的に考えています(汗)
ちなみに、空腹時に飲むか食後に飲むかでも効果が異なるそうです。
アレジオン(エピナスチン)とフェキソフェナジンは空腹時のほうが効果が高いそうです。
▼参考サイト
アレルギールはよくわからなかったのですが、ChatGPTによれば空腹時のほうが一般的には空腹時のほうが吸収が早いとか。
本記事はあくまで私の事例なので、すべての方に当てはまるわけではないことはご了承ください。
また、私は自己判断で調べたり、アスクドクターズという医師に質問できるサイトを利用していますが、医療従事者ではありませんので、実際には医療従事者に相談することをおすすめします。
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