先日、「漢方にはリーキーガットの原因になるかもしれないサポニンが含まれていることが多い」ということを知り、けっこうな衝撃を受けました。
私はこれまで、当帰芍薬散とか、六君子湯とか、補中益気湯とか、漢方を飲む機会が多かったのです。
悪化はしなかったけど、イマイチ改善には至りませんでした。
もしや腸には良くなかったのかなあ、という思いが頭をかすめました……。
そこで、あらためてリーキーガットについていろいろ調べたので、ブログの記事にも起こすことにしました。
リーキーガットを起こすかもしれない成分
- グルテン
- レクチン
- サポニン
- タンニン
リーキーガットを起こすと言われる要注意物質は、以上の4つが挙げられていました。
それぞれこのような食材に含まれています。
グルテン
小麦に含まれる「グルテン」は、腸内カンジダなどリーキーガット以外にも話題になることが多いので、ご存じの方も多いはず。
その他にも「グルテンフリー食」がジョコビッチによって広まったことも有名です。
このブログに来てくださっている方も、避けている方は多いのではないでしょうか。
レクチン
レクチンが含まれている具体的な食材はこちらです。
- 玄米
- 小麦製品(パン、パスタ、シリアル)
- 蕎麦
- ナス科の野菜(じゃがいも、トマト、茄子、ピーマン、パプリカ)
- その他の野菜(キュウリ、かぼちゃ、とうもろこし、枝豆)
- メロン
- 砂糖
- 豆類全般(もやしのようなスプラウトも含む)
- 大豆製品(豆腐、煮豆、豆乳)
- カシューナッツ
- チアシード
- ローカロリー飲料
「レクチンフリー」が身体に良いとする調査もある一方で、中には「豆類や野菜、ナッツなどの食材が体にいいことは科学的に十分実証されている。でも、レクチンがもたらす悪影響に関する科学的な証拠はほとんどない」としている意見もありました(参照元:Women’s Health)。
サポニン
サポニンが含まれる食材はこちら。
- 大豆
- 高麗人参
- 田七人参
- ごぼう
大豆のサポニンは危険性はないとする意見もあります(参照元:だいずDAYS)。
ただ、特に発酵していない大豆は危険だという意見もけっこう目にしますし、女性はイソフラボンの摂取により女性ホルモンに影響が出る可能性があるので、慎重に食べたほうが良さそうです。
高麗人参は漢方や健康食品に含まれることが多いですね。
今回、とある漢方薬局さんに体調の相談したのですが、そのとき「漢方の多くにサポニンが含まれるているので、リーキーガットがある場合はやめておいたほうが良い」とご指摘を受けました。
「飲んじゃダメ!」というか、専門家のもと、顔色や脈、お腹の状態などきちんと体調を測りながら飲まないとダメというかんじ……なのかもしれません。
この漢方薬局さんは遠方なので通えないことから、今回漢方を飲むことは止めました。
タンニン
お茶やワインに含まれる成分。
抗酸化作用や抗菌作用があると言われる一方で、タンニンはリーキーガットを引き起こす可能性があるとのこと。
リーキーガットと漢方
闘病仲間さんのお話を聞いていると、漢方が合うという方もいらっしゃる反面、「効果がなかった」「合わなかった」と言う方も多い気がします。
私は「合わなかった」ということはないのですが、劇的な変化はなかなか感じずにいます。
また、ツムラの漢方に入っている乳糖は合わない(=乳糖不耐症)可能性があるので、漢方はツムラ以外を飲むようにしていました。
自己判断で飲まず、詳しい専門医(できればリーキーガットにまで詳しい漢方医)に診てもらいながら、服用するのが良さそうです。
リーキーガットとプロテイン
健康食として勧められることが多いソイプロテインも要注意。
ホエイは乳成分なのでお腹には良くなさそうということから、リーキーガットの方がプロテインを飲むならライスプロテインになるのかなぁという気がします。
私も発病当時ソイプロテインをがぶがぶ飲んでいましたが、なんだか合わなかった気がしています。
でも身体に良いからと無理やり飲んでいました……。
消化吸収力が弱い方は、プロテインではなくアミノ酸を摂ったほうが良いようです。
プロテインは消化に負担がかかるよ、と医師に言われたことがありました。
まとめ
リーキーガットを引き起こす成分をご紹介しました。
詳しい食材は多岐にわたるので、食事制限をするとなると途方に暮れますね……。
ただ、これらの食材がすべて悪影響を及ぼすかと言うと、そうでもないと思っています。
たとえば、じゃがいもを食べたとたんリーキーガットになるかというと、まさかそんなわけはないはずです。
だからゼロにしなきゃいけないわけではないはず。
なので、気になる場合はちょっと避けてみる、ということから始めると良いかもしれません。
まず避けるならサポニンもレクチンも含まれる豆類でしょうかねぇ……。
この不調に陥って以来、「あれは良くない」という食材が多すぎて、悩ましいばかりです。一方では「健康にいい」とされることもあったりして。
何が正しいのか見極めるのは難しいので、とにかく自分の体調や気分と相談しながら、続けていければと思っています。
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