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子宮内膜症治療記録2:手術決意。MRI検査と入院の準備

子宮内膜症治療記録
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2010年ごろ子宮内膜症(チョコレート嚢腫)と診断され、以来内膜症と付き合っている30代女性(2021年現在)です。

前回の記事、子宮内膜症治療記録1:ディナゲスト、ヤーズの副作用と病状の悪化 では、治療や投薬への副作用について記載しました。

今回は、2021年秋に行なった手術に至る経緯や、手術前のことをまとめました。

 

 

手術に至った経緯

2021年夏~秋。

右側のチョコレート嚢腫が7cm弱と大きくなっており、左側にも6cm弱のチョコレート嚢腫がいたため、手術を決意しました。

子宮内膜症の治療は、「ホルモン薬」もしくは「手術」の2択しかない、といっても過言ではない現状です。

漢方など西洋医療ではない治療方法もありますが、医学的には確証はされていないもの。

効果が出るか出ないかは個人差があり、効果が出るにしても時間がかかるだろうから、今回の治療方法の選択肢からは外しました。

チョコレート嚢腫がもう少し小さければ、検討したかもしれません。

 

一般的にはまずホルモン薬が試されるケースがほとんどだと思います。

私もヤーズフレックスというピルを試しましたが、しぬかと思ったほど辛い副作用が出たので、中止。(詳細は子宮内膜症治療記録1:ディナゲスト、ヤーズの副作用と病状の悪化にて)

 

ピルやジエノゲストが飲めないということに加え、医師から以下のような説明を受けたため、私は手術を選択しました。

  • チョコレート嚢腫が大きい(7cm)ため破裂のリスクがある
  • 40代以降になると癌化する可能性もある
  • 5~6cm以上になると手術適用の範囲
  • 手術するなら早いに越したことはない(アスクドクターズで聞いた結果)

 

本当は、手術なんてしたくなかったです。

でも、それ以上にピルの副作用が怖かった……。

薬が飲めず、しかも「破裂」だの「癌化」だのという言葉を出されて、手術を避ける可能性はあまり考えられませんでした。

 

でも、子宮内膜症の治療の選択肢、「ホルモン薬」か「手術」かの選択肢は少なすぎると思うのです……。

概ねどんな病気も同じような感じだと思いますが、副作用が強い投薬か、身体に負担が大きい手術かしか選べない。

製薬会社も医療業界も、この現状に満足しているんだと思いますが、「ホルモンに作用せず、子宮内膜症だけ改善する薬」みたいな画期的な薬や、予防・原因の究明を切実に望みます…。

 

子宮内膜症の手術と妊娠・不妊

私は妊娠希望ではありませんが、「チョコレート嚢腫があると妊娠しにくくなるから、手術したほうが良いかも」と主治医には言われました(妊娠希望だって話した覚えはないのだが…)。

手術すると卵巣が傷ついて、卵巣機能が低下して、妊娠しにくくなる……と唱える医師もいるそうです。

でも、最近の見解としては「そもそもチョコレート嚢腫があると卵巣機能が低下していることがほとんどだから、手術しないほうが不妊になる可能性は高い」というものが主流だそう

※あくまで、私の主治医の話です。

 

ただ、どうするかは不妊治療の専門医と相談して決めたほうがいいとも言われました。

男性の先生だったし、不妊治療は専門外なので、このような意見だったのだと思います。

 

手術までの過程が長い!

最初に婦人科にかかってから、手術するまでに1ヶ月半かかりました。

たぶん、かなり早かったほうだと思います。

病院によっては3ヶ月~1年待つこともあるそう(>_<)

私は中規模の病院に行ったのと、手術ができる先生に直接診てもらえたのが良かったのかもしれません。

 

ただ、手術前後に何度も医療機関に行きました……。

  1. 婦人科にかかる(ここで良い先生に当たらないと、転院を繰り返すかと思います。私も途中で病院変えました)
  2. 手術ができる病院を紹介してもらう
  3. MRI検査を受ける
  4. 手術前の検査を受ける
  5. 手術前の説明を聞く
  6. PCR検査をする
  7. 入院・手術する
  8. 手術10日後の定期検診
  9. 以降も定期検診つづく

通院自体も片道1時間弱かかるし、検査があると病院にいるのは半日ほどかかるので、1日潰れることも多かったです。

私はパートナーも私自身もリモートワークしている環境で、在宅で仕事ができていたので、送り迎えをいつでもしてもらえる環境でした。

だから、負担がものすごく軽かったです。パートナーには感謝してもしつくせません……。

フルタイムで働いている方、家事や育児をしながら出勤して働いている方、身体の具合が悪い方はは、病院に通うのも大変だと思います…。

手術を検討している方は、このあたりのスケジュール感もあらかじめ医師と相談しておくことをオススメします。

 

手術前のMRI検査について

今回、初めてMRI検査を受けました。

「狭いところに入れられるから怖い」と言う人も多いみたいですが、私は平気でした…!

けっこう神経質なほうだと思っていたのですが。

真っ白な明るい空間だったので、恐怖感はなかったです。

器具の音がグワングワンうるさかったくらい(;´∀`)(ヘッドフォンの意味無し。。)

 

検査で一番辛かったのは、入院前のPCR検査かもしれません…。

インフルエンザの検査とおそらく同じだと思いますが、鼻の奥に綿棒をぐわーと押し込まれて、ツーンと半日くらい鼻の奥が痛かったです。

 

 

チョコレート嚢胞手術時・入院時に持って行くと良いもの

子宮内膜症 手術で持っていくもの

今回私が入院・手術して感じた、入院時に持って行くと良いものリストです。

人によっては要らないものもあるかと思いますが、参考になれば幸いです!

(4泊5日で、前日入院。コロナ下で面会が一切禁止という状況でした)

 

  • スーツケース
    • バッグではなく、キャスター付きがおすすめ。術後は重いものを持つのが辛いです。
  • 小銭
    • 病院の自販機によっては、一万円札が使えない場合もあります。テレビを見たい人や冷蔵庫を使いたい人はテレビカードを購入する必要がある病院が多いと思うので、千円札に崩しておくのがおすすめです。
  • 暇つぶしのもの(例)
    • タブレット端末:映画やドラマ、YouTubeの視聴、ゲームなど
    • イヤホン:大部屋だとノイズキャンセリング付きが良い
    • ウォークマン:音楽プレーヤー
    • クロスワードパズルやナンプレの本&筆記用具
    • 携帯用ゲーム機:任天堂Switch、DS、PSVitaなど
    • 小説、本、雑誌
    • スマートフォン・充電器
    • 術後は何をしても疲れるので、自分が好きなものを持って行くと良いかも
  • マスク
    • 部屋は乾燥するので、寝るとき用の喉を潤すマスク。私はのどぬ~るぬれマスクを持っていきました
  • 龍角散ダイレクトやのど飴
    • 術後は麻酔の管の影響や、乾燥で喉が痛くなりがち。龍角散ダイレクトの場合は漢方成分なので、飲んで良いのか医師に確認が無難。
  • S字フック&小さいバッグ
    • 暇つぶしのものなど、小物が多い場合は小さい手提げバッグなどを持って行き、S字フックでベッドにかけておくとラク。
  • 耳栓:大部屋の場合で、音楽プレーヤーに頼らない場合
  • 上着、インナー、ストール:空調が調整しにくいとき、あると何かと便利
  • メガネ:普段コンタクトの人も、手術中は外さないといけないです
  • 延長コード
    • スマートフォンやタブレット、音楽プレーヤー、ゲーム機など充電が必要な家電製品を持っていく場合、延長コードがあると便利です。病院によってはコンセントが少ない場合・遠い場合があります。家電を使わない人は不要かも。
  • パジャマ・タオル
    • 私の病院は、病院指定のパジャマ・タオル貸し出しプランに入るように言われたので不要でした。毎日着替えられるので良かったです。1日500~600円くらいかかるので、長期入院には不向き。持っていける余裕がある人も不要かと思います。
  • 歯ブラシ・歯磨き粉・櫛・コンパクト鏡など
    • 病院によってはない場合もあるようです。事前に聞いておくと良いです。うちの病院はパンフレットに記載されていました。
  • 体を拭くタオル
    • 私が入院した病院では、看護師さんが朝温かい濡れタオルを持ってきてくれたので要りませんでした。ただ、汗をかきやすい人、夏に入院する人、こまめに身体を拭きたい人などは、身体を拭く使い捨てのタオルがあると便利かも。
  • ウエットティッシュ・携帯消毒スプレー
    • コロナ感染が拡大していた時期の入院だったので、こまめに消毒できるウエットティッシュやスプレーは便利でした。

 

入院時の服装は、なるべくお腹を圧迫しないものがおすすめです。

私はゆるめのジーンズを履いていきましたが、それでも歩くときに多少ゴムがお腹に当たって気になりました。

 

まとめ

手術までの過程は長かったですが、期間は1ヶ月半と短い待ち時間で手術ができて、結果的に良かったです。

手術が控えていると、やっぱりどこか100%明るい気分にはなれません…。

 

次回は手術当日以降のことをまとめます。

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