ピル・ジエノゲストの世代・種類の違いや、病院では教えてくれない副作用

婦人科系疾患
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30代なかば(2022年当時)女性のちよこと申します。

私は子宮内膜症(チョコレート嚢腫)があり、ジエノゲストや超低容量ピルをいくつか試してきました。

種類を変えるたびに副作用に悩まされ、ネットの情報をかき集めています。

備忘録も兼ね、ホルモン薬の種類や量、副作用のリスクなど整理をしたかったのでブログにまとめることにしました。

お医者さんに聞くと「そんな副作用はない」と言われることもあったのですが、よくよく調べてみると副作用として報告されている研究もあったりして、興味深かったです。

※本記事では、「避妊」目的ではなく、「生理痛」や「子宮内膜症」などの疾患治療を対象としたピル・ホルモン剤を中心に扱っています。

 

 

ホルモンの世代

超低容量ピルやホルモンには「世代」があることをご存知ですか?

それぞれの世代によってホルモンの含有量に違いがあるため、表にまとめました。

ピル 世代による違い

  • 卵胞ホルモン(エストロゲン)はすべての世代で同じ種類が使われている
  • 黄体ホルモン(プロゲステロン)は世代によって種類が異なるため、量が多い=作用が強い、というわけではない
  • 世代が新しい薬のほうが効果があるかというと、そういうわけでもない(個人差あり)
  • 第3世代のマーベロンは、他の世代よりも血栓症リスクがあったり、実証例が少なかったりするため、あまり使用されていない(らしい)
  • 第4世代のヤーズは、連続服用が可能なヤーズフレックスと、休薬期間のあるヤーズがあるが、含有量に違いはない
  • 血栓症のリスクは、第3・4世代が高く、第1・2世代のほうが低い

第3世代のピルは処方例をあまり目にしなかったため、本ブログでは扱いません。

 

ピルと血栓症のリスク

血栓症のリスクは、第3・4世代が高く、第1・2世代のほうが低い」と書かれている薬剤師さんのブログを見つけました。

参考元:ジェミーナ、ルナベル、ヤーズの違い

薬の名前で言うと、「ルナベル・ジェミーナ」よりも、「ヤーズ・マーベロン」のほうが血栓症のリスクは高いということになります。

 

処方する医師は、「血栓症のリスクはめったにないから大丈夫」と言い、実際にそうなのだと思いますが、血栓症になり後遺症が残ったり、最悪は死に至ったりした方のケースもあるので、軽視はしないほうが良いと個人的には考えています。

おそらく、血栓症になった方も「まさか自分が」とは考えていなかったと思うんです。

こと医療に関しては、自分の命や人生がかかっているので、軽視はしないほうが良いのではないでしょうか。

過度な心配でストレスになるのは良くないですが、定期的に血液検査をしたり、「あれ?」と思う副作用があったら、主治医、ないし近所の内科に掛け合ったりしてみるのが良いと思っています。

 

ピルのアンドロゲン(男性ホルモン)作用と抑うつ

ピルとニキビ・肌荒れ

低容量ピルのうち、第1世代(ルナベル)と第2世代(ジェミーナ)にはアンドロゲン(男性ホルモン)作用があります

アンドロゲン作用があると、

  • 肌荒れ
  • にきび

などの原因になるのだとか。

そのため、第3世代以降のピルでは極力アンドロゲン作用がなくなるようになり、ヤーズやディナゲストは「アンドロゲン活性はゼロ」なのだそう。

 

ただ、この男性ホルモン作用には良い点もあって、医師いわく「元気になる」のだそうです。

また、以下のように記載されているサイトも見つけました。

その他、分かってきた副作用として、抑うつが5%くらいにみられるそうです。これは先に述べたように、ディナゲストにアンドロゲン活性がないためだそうで、LEPの一つであるヤーズも同様です。

参考元:産婦人科クリニックさくら

 

私はディナゲストとヤーズフレックスを飲んだとき、「気分が上がらない」「落ち込む」「涙が出る」という副作用を感じました。

一方で、ルナベルを飲んだときには気分変調は感じませんでした

 

私にはある程度アンドロゲン作用があるピルのほうが合っているのかもしれません。

ルナベルやジェミーナでニキビなどの副作用が重い方は、ヤーズやディナゲストに変えてもらうと治まるかもしれません。

 

体感した副作用と実際に耳にした副作用

私は、ディナゲスト2mg、ジエノゲスト1mg、ヤーズ、ヤーズフレックス、ルナベルを試したことがあります。

ディナゲスト2mgとヤーズは20代半ば、他の薬は30代半ばで試したので違いはあるかもしれませんが、それぞれの体感した副作用をまとめます。

また、SNSで服用している方の話を聞いて、副作用として耳にしたことがある症状をまとめました。

お医者さんに伝えると「そんな副作用はない」と言う先生もいるようなのですが、実際何人かの方が副作用を感じているので、「そんな副作用はない」は本当かなぁ?と疑ってしまいます…。

「ホルモンバランスを操作する薬」って、たぶんすごく多岐に渡る副作用が出る気がするんですよね…この変化に馴染めない場合。

実際、お医者さんには「そんな副作用はない」と言われた症状も、ネットで医薬品の情報サイトを調べるとしっかりと副作用として記載されていたり。

若干医療不信になりかけます…(苦笑)

 

ディナゲスト・ジエノゲスト

  • 体感した作用
    • 抑うつ(気分の落ち込み、涙が出る、好きなことに興味を持てないなど)
    • 酷い倦怠感、酷い眠気、ほてり、むくみ、下腹部痛、不正出血
  • 耳にする副作用
    • 不正出血(8割くらいの方にあるそうです)
    • 微熱、ほてり、抑うつ、倦怠感、眠気、関節痛、更年期障害の症状、性欲減退、風邪を引きやすい、薄毛・脱毛、下痢・便秘など
  • ジエノゲストの添付文書(詳しい副作用が載っています)
  • 個人の所感:エストロゲンを含まない分、副作用が少ないという医療従事者も多いのですが、個人の体感や服用している人の話を聞いてみると、ピルより副作用が多岐にわたる or 強いような気がしています…。服用中止から1ヶ月~2ヶ月くらいで、ようやく副作用が改善しました。

 

ヤーズ

  • 体感した作用
    • 若干の抑うつ(気分の落ち込み、涙が出る、好きなことに興味を持てないなど)
    • 吐き気、倦怠感、眠気、ほてり、風邪を引きやすい、性欲減退、不正出血、トイレが近い(利尿作用があるらしいです)
    • 2年くらい飲んでいましたが、上記副作用はうっすら続いていました
  • 耳にする副作用
    • 血栓症(頻度としてはまれだそうですが、実際にお一人血栓症になりかけて危険な状態になったという人の話を聞きました…)
    • 頭痛、吐き気、倦怠感、眠気など
  • ヤーズの添付文書
  • 個人的な所感:2011年ごろから数年間飲んでいました。飲み始めは吐き気、頭痛、倦怠感、眠気などがありましたが、生理痛は激減。ただ、服用中は風邪を引きやすい、不正出血、眠気(朝起きられない)、だるい、といった副作用を感じていました

 

ヤーズフレックス

  • 体感した作用
    • 若干の抑うつ(気分の落ち込み、涙が出る、好きなことに興味を持てないなど)
    • 吐き気、喉の乾き、酷い倦怠感、立ちくらみ、眠気
    • 服用一週間後、貧血のように血の気が引く症状で洗面所に倒れかけ、緊急で近所の内科に駆け込みました…それから服用中止
    • 服用を辞めたら、上記症状は改善しました
  • 耳にする副作用
    • 頭痛、吐き気、倦怠感、眠気、不正出血
  • ヤーズフレックスの添付文書
  • 個人的な所感:服用開始から5日目で、ひどい虚脱感により倒れ、内科に駆け込みました…。ヤーズフレックスを中止したら副作用は一週間ほどで改善しました。

 

ルナベル

  • 体感した作用
    • 吐き気、喉の乾き、倦怠感、眠気、夕方のむくみ、頭痛、空腹感
    • 1回目、一週間程度で服用中止。服用を辞めたら、上記症状は改善しました
    • 2回目、他の薬より副作用がマシなので、がんばって試しています…
  • 耳にする副作用
    • 不正出血、頭痛、倦怠感、むくみ
  • ルナベルの添付文書
  • 個人的な所感:他のピル・黄体ホルモン剤よりは副作用がマシです。でもできたら飲みたくはない…。

関連記事:ピルのリスクその1~血栓症になりかけたかもしれない話

 

ピルの隠れた副作用

私はどうもピルが合わない体質のようで、「なんでだろう?」と思っていろいろ調べたのですが、婦人科の先生はなかなか教えてくれない副作用で、以下の症状・作用があるようでした。

 

ピルはコルチゾールを増加させる

「コルチゾール」というホルモンをご存知ですか?

副腎という小さな臓器から分泌されているホルモンなのですが、さまざまな働きがあり、とても大切なホルモンです。

  • 炭水化物、脂肪、タンパク質の代謝を調整する
  • 抗炎症作用
  • 免疫制御

このコルチゾールはストレスを受けることで増えてしまい、ストレスを慢性的に受け続けることで副腎がダメージを受け、コルチゾールがうまく分泌できなくなる状態(副腎疲労)になる…とも言われています。

 

ピルを飲むと、この「コルチゾール」の量が増加する、という研究があるそうです。

ピルの服用は、一部の女性にうつ病を引き起こすだけでなく、ストレスによる脳の変化をもたらす可能性があるとも言っています。

(中略)

ピルを服用している女性では、体内で慢性的にコルチゾールが増加していることが報告されています。

こころクリニックより

英語ですが、ピルやホルモン薬、うつ・パニックなどの精神疾患の関係に関して言及しているページもありました。

すべての人に、というより、特定の遺伝子の型を持っている人にコルチゾール低下が見られやすいとか…?私はこの型を持っているのかもしれません。英語を読めるようになりたい…。

 

また、Wikipediaのコルチゾールのページには以下のような記載もあります。

分泌される量によっては、血圧や血糖レベルを高め、免疫機能の低下や不妊をもたらす。

 

つまり、ピル・ホルモン薬にはコルチゾールの増加から以下の懸念点があるのでは…?ということです。

  • うつ・抑うつの増加
  • 免疫機能の低下=風邪を引きやすい、免疫疾患にかかる
  • 高血圧・高血糖
  • 不妊(ピル服用中に妊娠しないのは当たり前ですが、ピル服用後、コルチゾールのレベルが正常に戻るのか…というのはハッキリとわからなさそうです。「こころクリニック」さんの別ページには、ピル・ジエノゲストの服用を辞めてから数年後も自殺のリスクが高いという記載もあったりしたので)

 

「ピル」のなかにジエノゲストやミレーナなども含まれるのかは厳密ではありませんが、上記に記載した英語のサイトこころクリニックさんのページを見ると、ピル、ジエノゲスト、ミレーナなどホルモンに作用する医薬品に関して、コルチゾール増加のリスクがあるのかもしれません。

 

ちなみに、「コルチゾールは上昇するが問題ない」とする研究も厚生労働省のホームページ(?)で発見しました。

参考元:経口避妊薬(OC)の安全性についてのとりまとめ

でも、この研究は1990年のもののようです。

こころクリニックさんで引用していた研究は2017年のものなので、信用性は新しい研究のほうが高いのかもしれません。

(副作用って研究がなかなか進まないなぁ…とワクチン後遺症の方の状況見ていても感じます…)

 

ピルはビタミンBの吸収を阻害する

ピルを服用することで、ビタミンB群(ビタミンB2・B6・B12・葉酸など)の吸収が阻害されてしまう、という話も目にしました。

ピルの副作用で消化器症状(吐き気・下痢・便秘)が起こりやすいというのはよく言われるので、胃腸の機能ダウンと相まって、栄養不足になる可能性は高い…のかもしれません。

 

以前私がヤーズを飲んでいたとき、2~3ヶ月に1回風邪を引いていたのですが、もしかすると…

  • ピルによってコルチゾールが増加して、免疫力が低下していた
  • ピルによってビタミンB群が不足していて、免疫力が低下していた

…ため、風邪を引きやすくなっていたのかなぁ…と素人ながら考えました。

ピルを始め、ジエノゲストを服用している方でも「風邪を引きやすくなった」という方が何人かいたので、私と同じように免疫力が下がっていたのかなぁ。

医師いわく「普通の食事してたら、ピルでビタミンB群が不足することはない」そうですが、「普通の食事」が何を指すのかもグレーだし、その人の胃腸・肝臓の機能によって吸収力が異なるだろうから、おそらくビタミンB群が減ってしまう人もいるんじゃないかな…?と思っています。

 

ピルの副作用・悪影響対策

  1. ピルはコルチゾールを増加させる
  2. ピルはビタミンB群の吸収を遮る
  3. ピルの副作用で胃腸の具合が悪くなる

以上の悪影響を懸念して、私はピル服用中サプリメントをしっかりめに飲むようにしました。

  1. コルチゾールを整える【アシュワガンダ】
  2. ビタミンB群
  3. 乳酸菌

※自分で調べて「これが良さそうだ」という個人的判断なので、参考程度に留めていただければと思います。

 

1. アシュワガンダ

アシュワガンダ

アシュワガンダは、インドの古来の医療(アーユルヴェーダ)でよく用いられるハーブ。

コルチゾールを調整してくれる働きがあるそうです。

私が飲んでいるのはこれ。

今までもアシュワガンダは何度か飲んできましたが、寝付きが良くなるといった良い効果があったので、ピル服用中は多め(1日2回)飲むようにしています。

 

2. ビタミンB群

ビタミンB

ビタミンB群はいろいろ浮気をしていますが、今回飲んでいるのはコレ。

ビタミンB群を選ぶときのポイントは、葉酸とビタミンB12が「メチル型」かどうか、です。

含有量のところに、葉酸なら「メチルなんとか葉酸」、ビタミンB12なら「メチルコバラミン」と書いてあるものを選んでいます。

日本のドラッグストアなんかに置いてあるビタミンBのサプリは、このあたりが書いていなかったり、B12は「シアノコバラミン」と書いてあったりします。

おそらく安いので、メチル化されていないビタミンB群なんだと思われます。

「メチル化されているほうが吸収率が良い」と栄養療法の医師に言われたことがあり、以来私はビタミンB群に関しては「メチルなんちゃら」と書いてあるものを選んでいます。

 

3. 乳酸菌

ピルは腸内環境を乱す…と以前栄養療法の医師に言われたことがあります。

普段から乳酸菌は欠かしていないのですが、ピル服用中も乳酸菌を取るように気をつけています。

最近値上げしてしまったようなのですが、コスパの点から私がリピートしているのはこの乳酸菌です。

乳酸菌は、自分が合う乳酸菌を見つけるのが一番だと思います。

ちなみにヨーグルトなどの乳製品は、やめておいたほうが無難かもしれません。

ホルモン薬・抗生剤を使った乳牛は人間のホルモンにも影響を与える…と言われたことがあります。

ヤクルトなどの乳酸菌飲料も、砂糖が多いので医師からすると「どうなの?」というツイートを何度も見たことがあって、グレーなのかもしれません…。

関連記事:効果があった乳酸菌サプリまとめ

 

まとめ

以上、ピルやホルモン薬の種類と副作用についてまとめました。

婦人科ではなかなか教えてくれないことばかりだったので、調べていて目からウロコがこぼれました。

婦人科では、「ピルが合わないのは体質」だとざっくり・ばっさり切り捨てられましたが、遺伝子の型とか、胃腸・肝臓の機能なんかも関わっているんじゃないかな…。

今やネットで簡単にピルを購入できる時代になりましたが、身体への影響は多岐に渡る気がします。

私は月経痛よりも薬の副作用のほうが辛く、一時期は救急車のお世話になるかどうかくらいの副作用まで発展しました。

ご自分の身体とじっくり向き合って、慎重に服用してみていただけたらな、と願います。

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