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ピルのリスクその2~膵炎、うつ、副腎疲労等

婦人科系疾患
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2021年8月、子宮内膜症が悪化していたため、やヤーズフレックスというピルを開始。

服用5日目で血栓症?が疑われる症状が出て、中止しました。

あらためて「ピルの服用のリスク」についていろいろなことを調べたため、その内容をまとめています。

ピルは、血栓症のほか、うつ病、副腎疲労、腸内環境の悪化、肝機能や膵機能悪化、などさまざまな疾患・体調不良に繋がる恐れがあります。

今回は、血栓症以外のリスクについて書きました。

本記事は、必要以上に危機感を煽りたくて執筆したものではありません

ピルは、合う人がきちんと服用すれば、生活の質を上げられるモノだと思います。

でも、病院では検査や説明を省いているなーと感じることも多くて、飲まれている人・これから飲む人は、「検査、ちゃんとしたほうがいいですよ!」ということをお伝えしたくて、書きました。

また、副作用が辛いのに、病気のために無理をしてピルを飲んでいる方も多いように思います。

私も無理をして倒れたので、どうか医師と相談しながら飲まれてくださいね…

 

前回の記事:ピルのリスクその1~血栓症になりかけたかもしれない話

 

 

ヤーズフレックス服用5日目で膵炎の疑い

前回の記事で記載しましたが、ヤーズフレックス服用5日目の翌日、立っていられないほどの倦怠感、吐き気、手足のだるさ、震え、血の気が引いていく感じがありました。

「これはやばい」。救急車もちらつくレベル。

幸い落ち着いてきたので、パートナーに近所の内科に連れて行ってもらい、血栓症を調べるため血液検査を行ないました。

血栓症を測る数値の値は基準値ギリギリだったけど、まあリスクはないだろうということ。

 

ただ、「膵臓に炎症があるかもしれない」と言われました。

 

……え、膵臓?

医師は内科医でしたが、救急病院や海外病院などを経験している、知識が広くありそうな医師でした。

(初めて知ったのですが)ピルは内科でも処方できるようで、一部の低用量ピルについては、私が受診した内科でも取り扱っていました。

だから、ピルの知識がある医師だったのだと思います。

 

今回の私の血液検査の結果を受けて、

ピル飲んでいると、膵臓に炎症起こすこともあるんですよ

と結びつけてくれました。

 

膵臓なんて、まったくの想定外!

製薬会社のパンフレットにもなかった。婦人科での説明もなかった。

そういえば、膵炎の症状である「全身倦怠感」「吐き気」はいずれもあったし、「腹痛」もあった……子宮内膜症の腹痛と見分けがつかないけれども……。

 

のちのち調べてみると、たしかにピル服用で膵炎になっている方もおり、急性膵炎で亡くなっている方もいらっしゃった。

同じように、肝臓にも影響があります。肝機能障害などのリスクもあるというのは薬の情報サイトを見て知っていました。

服用してたった5日で膵炎になるものなのか?はわかりません。

ピル服用前に、血液検査しなかったから、前後比較ができないんです…。

本当はもともと膵炎疑いの数値が高かったのかもしれない。だったら、ピルは服用すべきじゃなかったのでは…?

 

ピル服用前と服用後、定期的に血液検査必須!?

そういえば。昔私がヤーズ配合錠を飲んでいたときは、服用開始前に血液検査をした気がするんです。

今回の婦人科は、それがなかった。

 

本来であれば、ピル服用前に「血栓症か測るDダイマー」や膵臓・肝臓に関わる数値を血液検査で調べ、その後も定期的に血液検査するべきなのだと思います。

でも。

血液検査がなかったことに一抹の不安を覚えた私は、アスクドクターズという医師に有料で質問できるサイトで調べてみたところ、

「問診や血圧検査で血栓症の疑いがなければ、ピルの服用前に血液検査は行なわないですよ」

という回答がありました。

フーン、そうなんだ、と思って当初はスルーしましたが。

 

やっぱり、血液検査はやったほうがいい。強く感じます。

自覚症状に出ていなくても、肝機能が低下しているかもしれないし、血栓症のリスクがもともとある可能性もある、かもしれない。

 

ピル服用にあたって、きちんと事前に血液検査を行なう、とホームページに明記していた婦人科もありました。

本来なら、そうすべきだと思います。

 

たしかに検査したぶん、受診料は上がってしまいます。

でも、数千円で命や健康のリスクを回避できるなら、安いもんです…。

 

これからピル服用をされる方で、婦人科が血液検査してくれなさそうな場合は、

「昔肝機能の数値が低めでした」とか「血栓症ができやすいと言われた記憶があるかもしれません」とか適当なことを言って、検査してもらうのが良いかもしれません。

 

低用量ピル、血栓症や肝臓・膵臓以外のリスク

ピルの副作用として、吐き気、不正出血、頭痛、が3大副作用と言われているそうです。

ヤーズフレックスの処方箋データを見たら、25%前後とのこと。

血栓症のデータと同じく、この数字もいつ、どうやって出た数字なのか?は疑問ですが……。

アスクドクターズ(有料で医師に相談できるQAサイト)、mixiの婦人科疾患コミュニティ、Twitter、個人ブログ、病院のホームページ、知恵袋などを漁ったところ、じつにさまざまな副作用に悩まされている方が多いと感じました。

  • 微熱、発熱
  • 倦怠感
  • 眠気
  • 月経過多(下腹部痛)
  • カンジダ症
  • 下痢、便秘
  • 胃炎、腹痛
  • 乳腺症
  • めまい
  • 手足のだるさ
  • むくみ
  • 鼻咽頭炎
  • 抑うつ、気力低下
  • 体重増加
  • 耳鳴り

など……。

私も「体重増加」と「下痢、便秘」「月経過多」以外の副作用は、全部感じました(T_T)

 

通常、副作用は1~2ヶ月、長くて3ヶ月(3シート)継続すれば慣れる、と言われます。

でも、数ヶ月続けて副作用が良くならない方、ピルをやめてもその不調が改善しない方もちらほら見かけました

 

副作用が辛くても、ピルの効果は高いからガマンして

と言われることが多いし、パンフレットにもそれとなくそういうふうに書いてあるし、ピルが合う人からはそんなふうに勧められます。

でも、副作用が辛い人に、ピル継続するよう勧めるのはやめてください…(T_T) 

「自分は合う」のであって、「他の人に合う」かは誰にもわからないからです。

最悪、命を落としたり、中止しても副作用に悩まされ続けたりすることも、あります。

 

あとは、アスクドクターズなどで「ピルで鬱っぽくなったんですけど」とか、「体重が増えたんですけど」という相談に対して、「ピルにそんな副作用はありません」と答えている医師もいたりして、ちらっと医療不信が募りました……。

「独立行政法人 医薬品医療機器総合機構」のホームページで報告されている副作用を見ると、上記の副作用、ぜんぶ書いてあります。

 

また、私は、なぜかピルを飲み始めたら良くない夢を見るようになりました……。

気分も一段階下がったというか、些細なことで涙が出てくる。

昔、ディナゲストでうつに近くなったときも、同じ症状が出ました。

 

ホルモンバランスって、人それぞれだと思うんです。

そこに薬で一定量のホルモンを突っ込んでいるから、単なる副作用じゃなくて、具合が悪くなってしまう人もいるんだと思うんです。

(本来なら、個人ごとにホルモン値を測って、個人ごとに合うホルモン量を処方したほうが良いような気がするのですが…)

 

ピルを中止すれば体調が戻る、という方であればまだ良いのですが、問題は、ピルをやめたあともその症状が続く、という人(私もです)。

一度乱れてしまったホルモンバランスを整えるのに時間がかかっているのか、ホルモンのアンバランスでどこかの組織・臓器がおかしくなってしまったかなんなのか(´;ω;`)

 

ピルとコルチゾール・うつの関係

私は過去ヤーズを3年服用していて中止した際、突然体調を崩したのですが、その病名が「副腎疲労」といいます。

これはコルチゾールというホルモンがうまく分泌できなくなる病気。

ピルと副腎疲労は関わりがある、と当時の主治医に言われたことがありますが、最近検索しても同じようなデータが見つかりました。

ピルを服用している女性では、体内で慢性的にコルチゾールが増加していることが報告されています。
https://kokoro-hino.tokyo/?p=1893

 

また、うつ病や自殺のリスクが高まる、ヤーズはPMSに効果がない、など、かなり衝撃的な研究も見つかりました。

ピルとストレスホルモン | 日野市の心療内科、こころクリニック
ピルの使用は、心と体に対して中立ではないという多くの研究があります。 あのネイチャー誌にも、ピルの使用が慢性的な精神ストレスと同じ変化を体にもたらす可能性があるという研究が掲載されています。 今回は、ネイチャーに載ったこ

こちらの心療内科さんが、丁寧に調べられています。

 

え……??ヤーズってPMSで処方されている方も多いみたいだけど…あれ…(T_T)?

ピル、婦人科以外の科では否定的な意見もチラホラ見かけるのはなぜなんだろう…。

 

ピル服用に関するまとめ

今やピルは避妊やPMS、生理痛改善のために、オンラインでも買える時代になりました。すごく簡単に手に入るんだなあ、と驚いています。

世界的にもピルは普及していて、むしろ日本は遅れているのだとか。

 

でも、合う人も多いし、合わない人もいる。リスクもある。

だから、服用するには飲み方を知った上で、きちんと検査をして飲んでいくべきものなんだと思います、本来は。

 

ただ…ピルは対処療法なのだとも、感じます。

子宮内膜症などの疾患や、月経困難症、PMSの背景には、エストロゲン優性などのホルモンバランスの乱れとか、冷えとか、ストレスとか、何かがある気がします。

本来のその人のホルモンバランスを無視して薬で整えても、根本解決にならない気がする…。

 

のちのち詳しく記事に書く予定ですが、ピルをやめていた私は、根本から解決できないかといろいろ調べてみました。

たとえば…。

  • チェストベリー:女性ホルモンを整える。PMSや生理痛が改善したという口コミも。ゼリア新薬の「プレフェミン」は国内で買える。iHerbだと700円くらい
  • ピクノジェノール:抗炎症作用で、子宮内膜症などの女性疾患を改善する効果が期待される。私も飲んでいた時期は改善されていた。
  • プロゲステロンクリーム:天然のプロゲステロンを補うクリーム。使用していた時期は生理痛が改善されていた。
  • 炎症を促進させる食べ物を減らす(小麦粉、マーガリン、白砂糖、乳製品など。諸説あり)

これらは炎症を抑えたり、ホルモンバランスを整えることをサポートしてくれるようなものです。

生理前後の不調がある、と感じたらまず婦人科に行くのが大前提ですが、私のように婦人科での治療には限界を感じている方もいる…かもしれない。

そういう人は、漢方などの東洋医学や、自然療法にたどり着くことも多いと思います。

自然療法だけに頼って病院での診察をせず病気の発見が遅れてしまったらダメですが、病院にかかりつつ、できる範囲で自然療法を取り入れるのはアリでは…と個人的には思います。

 

私は健康オタクではないし、未だにジャンクフードとか好きだし、安全に治るなら西洋の薬だろうが何でも良い、と考えています。

自然療法を勧めたいわけでもありませんし、「ピル危ないから絶対にやめてね!!」と声を荒げたいわけではありません。

(ピルが合う人はうらやましいなぁ~とは思う^_^;)

 

でも、

「そんなリスクがあったなんて、知らなかった」

「無理して服用して大変なことになった」

そんな後悔をする人を増やしたくないなあと思いました。

 

ピルを飲まれている方は、定期的な血液検査をおすすめします

服用から1年以上経った方も、亡くなられています。

「なんか体調悪い。変だな」と思ったら、早めに医師に相談することをオススメします…!

場合によってはセカンドオピニオン・サードオピニオンもありではないでしょうか。 

 

実体験をもとにしているので、つい鼻息荒くリスクばかり書いてしまいましたが、「私には合わなかった」だけで、定期的に検査しつつ飲むぶんには、大丈夫だと思います

実際に合う人のほうが多く、私のようなケースは少ない…はず。

長々と書いてしまいましたが、お伝えしたいことは、要するに…

  • なんかおかしいと思ったら、早めに医者(取り合ってくれなかったら内科や他の科の医師)に相談して!
  • ピルは合わない人もいるから、副作用辛い人に無理に勧めるのはやめてほしい!

ということです。

副作用、慣れるから。

で済まされてしまうことも多い薬です。私のように倒れてしまう人が減りますように…。

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