は2010年に逆流性食道炎になり、1年ほどで改善に至りました。30代三十路女です(発症当時は20代中盤でした)。
私は、当時PPI(胃酸を抑える薬)であるパリエットを毎日2錠長期服用していました。
そのせいで現在、倦怠感や不安感などの副腎疲労や腸内細菌のバランスが崩れるカンジダ菌の増殖、に悩まされています。
極力薬の力を借りることのない、逆流性食道炎の改善方法を記事にしています。
今回は生活上で気をつけることをまとめました。
最新の記事は、逆流性食道炎関連のカテゴリでご確認いただければと思います。
逆流性食道炎を自力で治療する方法
逆流性食道炎に対して私がおこなっていたこと(おこなっていること)は、以下の7つです。
- 足つぼマッサージ・つぼ圧し
- サプリメント
- ハーブティー
- 寝るときに傾斜をつける
- 整体
- 腹式呼吸
- 気にしすぎない
足つぼマッサージ・つぼ押し
「え?つぼ押しなんて効かないでしょ」と思われたアナタ……とても簡単ですし害はないのでオススメです!
私が足つぼマッサージをはじめた理由が、「足つぼマッサージで逆流性食道炎やがんが治った人がいるらしいよ!」と教えてくれた家族の言葉でした。
とはいえ「ま、効いたら儲けものだな」という程度の半信半疑で試したところ……本当に効きました。
逆流性食道炎が改善した今でも、たまに胸がチリチリしたり息苦しくなることがありますが、そんなときに足つぼマッサージをすると症状が和らぎます。
足裏には身体とつながっているつぼがたくさんあるのだそうです。
胃腸のつぼ(土踏まずのあたり)を中心に、100円ショップで売っているつぼ押し棒や親指で押すだけ。
また、足つぼマットや青竹に乗るのも簡単なのでおすすめです。
他にも、膝の少し下にある足三里、肘の近くにある手三里なども胃腸に効くツボです。
イタ気持ちいい、くらいの力が良いと思います。
私は、時間が取れるときはお風呂上りに片足15分ずつ、100円ショップのツボ押し棒で足裏をグリグリしていました。
最初は痛くて悲鳴を上げていたのが、ひと月も続けていたら痛くなくなりました。
それと同時に逆流性食道炎の症状が改善し、パリエットを飲まなくても平気になりました。
今では、お風呂上がりに軽く青竹を踏んでいます(^^)
時間があるときは、
- 足裏全体や全身のつぼをアロマオイルでマッサージする
- 市販のお灸でつぼを刺激する
ということをやっていたこともありました。
サプリメント
別記事で記載予定です。(2019/06/07追記)
ハーブティー
ハーブもおすすめです。
今回ご紹介するものはノンカフェインですし、胃腸の消化を助けるとか、リラックスできる効果もあります。
この2つは胃腸のトラブルにはよく使われるハーブです。
カモミールには消化促進効果、粘膜保護効果、リラックス効果…などいろいろな効果があります。乳製品や大豆がOKな方は、ホットミルクや豆乳を混ぜて飲むのも美味しいですよ。
ペパーミントはすっきりした匂いと後味で、消化のトラブルや消化促進に使われているハーブ。
あとは、
- ジンジャー
- コリアンダー
- クミン
などのハーブ・スパイスも胃腸を丈夫にして消化を助ける効果があります。
ただ、刺激があるものなので胃腸が弱っていたり、逆流の程度が酷かったりする場合には注意が必要です。
ハーブやスパイスにも合う・合わないがあるので、はじめは少量から試されるのが良いと思います!
お腹に良いハーブがまるっと入っているハーブティーはこちら。
寝るときに傾斜をつける
寝ているときに胃酸が逆流しやすいので、就寝時は傾斜をつけて寝るのがおすすめです。
実際に、私も朝の吐き気が一番辛かったです…。
なるべく、
- 夕食は軽めに、消化のいいものを食べる
- 夕食から寝るまでの時間を長くする
このようなことを心がけていても、やはり逆流しているのか朝の吐き気が酷かったです。
そこで、枕や座布団を重ねて、自然に傾斜がつくようにしていました。上半身を斜めにして眠るイメージです。
でも、不自然な傾斜で首に負担がかかったり、背中が凝ったりしました。
結局起きたときは枕から外れていた…といったこともしばしば。
一番良いのは、介護用のベッドか、逆流性食道炎専用の枕を買うことかな、と思います。
介護用ベッドは安いもので1万円程度。
私は実家ではこれを使っています。自然に傾斜ができるので良いですが、ちょっと硬いのがたまにきず。
現在の住まいでは、逆流性食道炎専用の枕を使っています。ちなみにこちら。
3万円弱と高額なのですが、自然な傾斜がつくので気に入っています。首も背中も痛くならない。逆流もしないです。
ただプレゼントでもらったので、なかなか自分では手が出ない値段……。
Amazonでは定価9千円(セール価格5千円前後)のものが売っていました。
うまい具合の硬さの座布団を、うまく組み合わせられれば良いのかもしれませんね。
整体・カイロプラクティック
場合によっては整体など身体的なプローチも効果的だと思います。たとえば、このような方。
- 猫背や姿勢
- 首や背骨のゆがみからくる自律神経の乱れ
- 首や背骨のゆがみからくる胃腸機能の低下
- 食道裂孔ヘルニア
整体で歪みを取ってもらうことで逆流性食道炎が治った、という人も見かけたことがあります。
実際に逆流性食道炎の治療をほどこしてくれる整体もあるようです。鍼なども良いかも。
私はカイロプラクティックに通っていたのですが、そのとき胃に対するアプローチをしてもらったらスッと楽になりました。
※2017年12月25日追記
食道裂孔ヘルニアは治る!?という記事に自力整体のことを追記しました。
腹式呼吸
逆流性食道炎の原因として、食道と胃の繋ぎ目(噴門)がきちんと締まらなくなり逆流する…ということも挙げられます。
なぜ食道と胃の繋ぎ目が緩んでしまうのかというと。
- 食道裂孔ヘルニアがある
- 胃の位置が正常ではない(胃が上に飛び出している)
- 自律神経が乱れている
このような原因が考えられます。
私は「胃の位置が正常ではない(食道裂孔ヘルニアの疑いがある)」と指摘されました。
「これは治らないのかな…」と一時期絶望しかけましたが、あとになって腹式呼吸によって横隔膜を鍛えることで、噴門が正常の位置に戻るという雑誌の記事を目にしました。
それ以来、私は毎朝せっせと腹式呼吸のトレーニングをしています。
腹式呼吸は自律神経の乱れも整えてくれるから、一石二鳥ですね。
ただし、逆流性食道炎の症状が酷い場合、腹式呼吸は慎重におこなってください!
腹圧を上げてしまうことで逆流しやすくなることもありますので…
慣れ・気持ちの問題
実はこれが一番大きな改善ポイントかもしれません。
逆流性食道炎と診断された当初は、辛くて辛くて精神的にも滅入っていました。
というのも、仕事が順調だったのに、「逆流性食道炎(食道裂孔ヘルニア)は治らない」なんて言われてしまったからです(詳しくは体験談の記事で語っています)。
その意識が余計に体調を悪化させていたような気がします…。
はじめの数か月はとても辛かったです。心療内科に通ったりもしました。
うつ状態になったりもしました。
(うつ改善についてもブログで記事にしています)
でも、徐々に症状が和らいできて、気にしないように、気にならないようになってきたら、どんどん良くなっていきました。
とても辛い病気ですが、食事や生活を心がけていけば少しずつ改善していくものです。
私がそうしてしまったように、あまり深刻にとらえすぎないのも大切です。
焦らず、気負わず、ゆっくりと、自分のできることから。
そうしていけば、きっと良くなります。
最後に
その方の体質や病気の程度によって、ここに書いてあることが当てはまるかどうかはわかりません。
でも何か参考になったり、ちょっと前向きになったりするようなことがあれば、うれしいです。
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