親知らず抜歯体験記2~左上下抜歯後10日目まで~ドライソケット判明

左上下と右下の親知らずを抜くことになりました、30代女性のちよこ(持病あり)と申します。

本記事は、親知らず抜歯体験談、2019年4月に左下上下を抜いた翌日以降のことです。

斜めに生えている左下と、まっすぐ生えている左上を抜歯しました。

抜歯当日は鎮痛剤が効かないほどズキズキ痛んでいましたが、果たして予後は……。

 

▼親知らず抜歯シリーズ

  1. 抜く前の知識編
  2. 抜歯のリスクと病院選び
  3. 左上下抜歯当日
  4. 左上下抜歯10日目まで(ドライソケット判明) ▶この記事
  5. 左上下抜歯3週間(違和感はいつまで…)
  6. 右下抜歯当日
  7. 右下抜歯予後と左下の違和感(麻痺)
  8. 親知らず抜歯後、おすすめの食事、準備しておくべきもの

 

抜歯2日目(4/26)

抜歯翌日。見た目は思ったほど腫れていません。

「親知らず抜いたんだ!ちょっと腫れてるでしょ!?」と言えば、「そういえば、そうかも」と気づく人がいるかな、レベル。

 

痛みは前日のようなズキズキとしたものを覚悟していたけれど、ときどき染みたり、鈍痛がある程度で少しほっとしました。

 

歩くと若干響くので、飛んだり跳ねたりはできそうにありません…。運動とかムリよ…。

患部にたんこぶができている感じのぼやっとした違和感あり。

痛みは少し気になるのでロキソニンを服用。

 

15時に消毒のため病院へ行きました。

本人は慎重に触らないようにしていたのに、先生は容赦なく脱脂綿で消毒(苦笑)

触られると痛い。

 

先生曰く、

「うん、まあこんなもんだね」

とのこと。

 

普通、ってことでしょうか…。

 

「腫れも痛みもだんだん治まってくるからね。たぶん今日から4日目くらいがピークかな」と言われてひと安心。

 

痛み止めのロキソニンは6回分のうち3回分飲んでしまったので、追加で6回分もらいました。

一週間後抜糸の予約をして、終了。

450円でした。

たまにうがいで血が混じります…。

 

歩くと鈍く響くので、散歩などはできなかったけど、スーパーやドラッグストアに寄って帰る余裕はありました。

車がガタガタ揺れるのが地味に痛い(汗)(運転・母)

 

この日食べたものは、

  • 玄米クリーム(汁のみ)
  • ヴァームゼリー
  • 卵焼き
  • 茶碗蒸し
  • さつまいもを蒸したもの
  • 味噌汁
  • じゃがりこにお湯を入れ、砕いたもの
  • すりおろしりんご

 

とくに食べちゃダメ、というものはないのですが、口が開かないのと、片方に痛み・違和感があるため、普通の食事はできませんでした。。

これで焼き肉とか食べられる猛者はいるのか?

 

抜歯3日目(4/27)

朝方(5時頃)目が覚め、痛みがあったためロキソニンとレパミド(胃粘膜保護用)を服用。

目が覚めたら痛みはありませんでした。

 

手術や痛みのストレスで持病の副腎疲労が悪化するんじゃないかと心配しましたが、身体は思ったほどだるくなかったです。

 

ただ、口呼吸していたのか、免疫力が低下していたのか、手術の影響なのか、喉がヒリヒリ。

 

ほっぺたの腫れは、思ったほどではありませんでした。

なんか太った?という程度。

リスみたいにパンパンに腫れる人もいるそうなのですが…。

 

口の中の、左側の違和感は引き続きがっつりあります。

 

午後、昼食後に痛み出したのでロキソニン1錠服用。

中途半端に飲んだのが良くなかったのか、夕方またズキズキとし出し、結局追加で1錠、合計2錠服用(^^;)

(先生にはロキソニン1回2錠までOKと言われています)

 

この日食べたものは、こちら。

  • 玄米クリーム
  • 味噌汁
  • 米粉パン(レンジでチンをしてふにゃふにゃにしたもの)
  • 卵焼き(はんぺん入り)
  • ソイジョイ

 

噛むと痛いし、口が開かないので、咀嚼にめちゃくちゃ時間がかかります。

抜歯していない右側の親知らずもちょっと腫れ気味なので、余計に…。

 

夕食後、左側にあった何か貼り付いたような違和感が消えました。

血糊が消えてドライソケットになったのかな?と冷や汗…。

 

連休中(GW)なので病院に行けないのが辛いです。

 

とりあえずぐっすり眠れる程度ではあるので、このまま様子見。

 

抜歯4日目(4/28)

腫れはちょっと引いてきたかもしれません。

痛みはややズキズキする感じ。

うがいをすると、うっすら血が交じりました。

しかも、上下の歯を噛み合わせると痛い。

上の歯が下の患部に当たっているような痛み。

今日は噛む食事は無理かもしれない…と冷や汗。

 

朝は毎食飲むカロナールで一旦痛みが引きました。

朝食は、豆乳ヨーグルトを流し込む感じ。

 

昼、痛みが煩わしいのでロキソニン服用。

うがいするとまだ血が出る…というか、なんだか濁ってる…。

何か苦い汁のようなものが出るので、もしや膿…?化膿した??とまたまた冷や汗。

 

スーパーに買物へ行った帰り、さらに苦い汁のようなものを感じました。

でも、その後今まで噛んで痛かったものがなくなっている。

 

もしや膿消えた!?

と期待するも、間食後またじんわり痛みだす。

 

これまで患部は極力触らないようにしてきたし、怖いので見ないようにしてきたのですが、勇気を振り絞って口を開けて抜歯したところを見てみることに。

 

……なんか、白くなってる。

膿か!?

 

夜ご飯後、痛みが強くなってきたのでロキソニン追加。

それ以降はぐっすり就寝。

 

抜歯5日目(4/29)~ドライソケットと抜糸

なんとなく痛みはあるけれど、耐え難いものではなし。

うがいするとやはり血が混じる…。

膿んでるのかな、と気になるも、GW中のため病院は今日までお休み。

幸い、明日~明々後日の3日間は開いているため、明日痛かったら行ってみようかなとボンヤリ考え始めました。

 

噛むと痛いのが復活。

なので噛む食事が辛い。

お腹空くのに辛い。。

 

健康な人だったら、ウィダーとかゼリーとかプリンとか蒸しパンとか、気にせずガンガン食べられるんだろうなーと思いつつ、低血糖症(血糖値の調整が下手くそになる疾患)がある私にとっては、糖質ばかりの食事は身体に堪える気がします。

 

抗生剤のせいかカンジダ菌のせいか、若干お腹がゴロゴロ。

そして自律神経の乱れのせいかほてる。

 

あいかわらず口の中に変な味がします。

そうだ、あれだ。イクラ潰したときみたいな味(涙)

患部を見てみると、やはり白いものが存在していました……化膿したのか…??

 

普通にしていると、少し痛む程度。

食事をしはじめると、ズキズキと痛み出します。

ロキソニンは2錠を2回服用。

 

家族に「顎のあたりがなんか黄色くなってるよ」と指摘されました。

よく鏡を見ると、確かにアザの痕のような感じで、顎の側面がうっすら黄色くなっていました。

 

家族が「大丈夫?」と心配していましたが、アザが出る、というのは聞いたことがあったので私は動じませんでした。

でもなんとなくじんわり痒いのは気になる…。

このまま痒みがひどくならなければいいけど…。

 

抜歯6日目(4/30)

朝、痛みは少ないのだけど、うがいをするとちょっと染みるため、病院へ行くことを決意。

翌々日抜糸で行くのですが、もし化膿しているなら早めに診てもらったほうがいいと思いました。

うがいをするとやはりちょっと濁ります。

 

電話をすると、午前中診てくれることになり病院へ急行。

 

先生曰く、「染みるのは仕方がないけど、痛いのはちょっと気になるね」とのこと。

歯を抜くと、それまで隠れていたお隣の歯との境目が知覚過敏のような感じで染みるのだそうです。

これはしばらくすれば治ってくるよということでした。

 

また、うがいした水に血が混じる旨を話したところ、これも仕方ないということ。

 

ただ、先生に診てもらうと。「うーん、ドライソケットになってるね」、と。

 

ドライソケット

なんですと!?

 

通常、手術をした箇所には血のりに覆われて、かさぶたのような役目をしてくれます。

でも、中にはこの血がうまく載らない人がいるのだそう。

 

血が載らないと骨がむき出しになってしまい、その骨に空気や水、食べかすが触れ、激痛を感じるのだそうです。

これがドライソケット、という状態。

 

ネットで調べて、ドライソケットのことは知っていました。

耐え難い痛みだというから、絶対ならないようにしようと思い、うがいは極力避けていたのに。

 

でも、先生が言うには、気をつけていてもうまく血が載らない=ドライソケットになってしまう人は「結構いるんですよねー」とのこと

 

ドライソケットになってしまうとめちゃくちゃ痛くて、痛み止めが効かないとか、すぐ切れるとか、そういう話を他の方のブログで目にしていました。

でも私は、痛み止めは効くし、そこまでの痛みではありませんでした。

 

ドライソケットにもいろいろあるのだなー。

 

ドライソケットがあまり酷い場合は、わざと血を出してまたかさぶたを作ってあげたり、ガーゼを詰めたりする治療もあるのだそうですが、私の主治医は痛み止めのセメント?で固めてくれました。

 

まず「抜糸しちゃおうね」と予定外の早めの抜糸。

覚悟ができないまま、ハサミで「チョキ、チョキ」、と切っていく先生。

 

そして、消毒。

激痛。

これが手術よりも痛くて、しばらく顔を歪めてしまいました。

 

最後にセメントで固めてもらい、対策は終了。

 

このセメントは、食べたりしているうちに取れてしまうこともあるようですが、口の中に入れても問題ないものなので、飲み込んでしまっても大丈夫だよとのこと。

 

ロキソニンとカロナール、胃薬(レパミド)、抗生剤を追加してもらいました。

もともと抜糸予定だった日(翌々日)の予約もそのままにしておこうね、と言ってもらえ、帰宅。

 

マジありがたい

 

医者の中には、やんわりと「もう来るな」「こんなん普通のことや。大げさや」という雰囲気を醸し出す人もいますが、私の主治医は「辛かったらいつでも来ていい」雰囲気で、すごく助かりました。

医師にしてみたら抜歯は何百回、何千回と経験しているものなのでしょうが、こちとら人生初なもんで、不安もいっぱいです。

 

30分くらいは消毒してもらった部分がズキズキと痛んだのですが、それ以降は薬を飲むほどの痛みは出ませんでした。

 

食事をしても痛みがいっそう増すということもなく、薬は結局抗生剤のみ飲むことに。

 

ただ、食事中にセメントの一部が取れてしまったようで、ゴロッとした塊が出てきました…。

早速取れちゃって大丈夫なのかと心配になりましたが、痛みは出なかったのでそのまま放置。

 

顎の黄色いところは、少し薄くなってきたもよう。

痒みはちょっとあり。

 

抜歯7日目(5/1)

この日は特に痛み止めを服用する必要はなく、うがいの水も濁りませんでした。

食事をするとズキっとするのと、相変わらずの違和感はあるけれど、噛み合わせた際の違和感はほぼなし。

 

抜歯8日目(5/2)

特に痛み止めの必要もなく、うがいの水の濁りもなし。

本来は抜糸予定だったため、予約時間に通院。

 

またあの地獄の消毒時間か、と構えましたが、軽く消毒されたのみでした。

ズキっと少し痛む程度。

 

セメントはそのままにしておきますね、と先生。

痛み止めは余っていたので、薬は処方してもらいませんでした。

抗生剤はもらった分は飲み切るように指示がありました。

 

肌が少し痒いことを話すと、わりとよくあることらしいです。

腫れが引いてくると痛痒くなったりするよ、とのこと。

 

歯科衛生士さんも、「ちょっと黄色くなってますねー」と言っていたので、やっぱり青くなったり黄色くなったり、アザができるのは仕方がないみたい。

 

念のため来週も診てもらえるということで、予約をして終了。

お会計280円。ありがたやー。

 

先生が、「このへんが踏ん張り時だからね」と励ましてくれたのも嬉しかったです。

 

大病院の口腔外科部長なのに、偉そうな感じが一切なく、気さくで良い先生に当たったなーとしみじみ思いました。

 

抜歯9日目(5/3)~10日目(5/4)

引き続き痛み止めは不要。

親知らず抜歯の体験談や知恵袋のようなQAをいくつか読んだのですが、10日とかひと月くらいは痛み止めを飲まないとダメ、という人もいらっしゃるようでした。

 

でも私は6日目~7日目には痛み止めは要らなくなったので、回復は早かったほうなのかなーと。

ドライソケットになっていたというのに。

 

ただ、ちょっとしたズキっと感や違和感はまだ残っています。

あと冷たい水が染みる…。

これは知覚過敏なのか、隣の歯が虫歯になっているのか…。

 

まとめ、まだつづきます

左上下の親知らず抜歯記録。

まだまだ続きます。右下の親知らず(完全に埋まっている)も残っていますし、左下の違和感や痛みはゼロではありません。

 

親知らずの抜歯でとにかく大事なのは、病院選びだなーと感じました。

(病院選びについては、抜歯体験記2で書いています)

 

私の記事が何か励みや参考になれば嬉しいです…!