低血糖症の治療法として言われたのは、食事制限と栄養療法です。
今回は食事療法について書いていこうと思います。
治療法の基本・糖質制限
まず、食事療法は今話題の糖質制限です。
糖質を控えめにする、というもの。
これは糖尿病の治療も同様に言われることですね。
血糖値を上げやすい食物を避け、膵臓を休ませてあげる必要があるようです。
ではどんな食品が血糖値を上げやすいのか?
それを知る際に参考になるのが、GI値というもの。
GI値とは食品ごとにあり、その食品がどれくらい血糖値が上がるか数値化したものです。
GI値が低いものを食べれば、血糖値は上がりにくくなります。
たとえば、GI値の高いものは…
- 白米
- うどん
- パン・小麦製品
- お菓子
- イモ類
- ニンジン
- パイナップル、スイカ、バナナ
…などなど。
逆にGI値が低いものは、
- 肉・魚類
- 海藻類
- チーズ
- 緑黄色野菜
- そば、玄米、などは他の米や麺類に比べて低め
などです。
なるべくGI値の高いものを避け、低いものを多めに摂ることが基本になるとのことでした。
ただ、どれくらい糖質を摂るべきか、というのはその人の体質次第でかなり変わるそうです。
少し肥満気味の人は多めに避けた方がいいということもあるようですし、痩せ気味の人は、糖質を抜いてしまうと逆に体調が悪化してしまうとか。
特に、副腎疲労を併発している低血糖症の場合は、糖質制限をしすぎるとかえって体調が悪くなってしまうことも多いようです(詳しくは副腎疲労の記事で)。
糖質制限をして、「あれ?体調が悪いかも」と思ったら、少し緩めてみてください!
2年ほど闘病生活をしていますが、安易に糖質制限をせず、慎重に自分の体調と相談しながら食べるほうがいい、ということを学びました…。
ちなみに、ダイエットと糖質制限について書いた記事はこちらです。
食品を選ぶ際のポイント
ただ、GI値は低くても糖類がたくさん含まれているものもあるので、注意が必要です。
食品を買う際は、炭水化物の量や糖質の量をチェックされてから購入すると良いと思います。
特に、市販のものはたいてい砂糖など糖類や、小麦粉などが含まれています。
酷い低血糖症の方だと、少量の砂糖で反応して体調不良になることがあるそうなので、注意したほうがいいようです。
ただそうしたものを避けていたら、食べるものがないんですよね…。
なので、商品の原材料名の欄の前に書かれているものほど多く含まれており、後ろに書かれているものほど少ないということを抑えておくと良いのかなと思います。
つまり、砂糖や小麦が後ろのほうに書かれているものは、比較的含有量が少ない、ということですね。
そういう食品を選ぶようにすると良いのだと思います。
食べる順番も重要!
また、食べる順番も重要です。
野菜→タンパク質→炭水化物
という順番がとても大事だとか。
いきなり初めに白米を食べてしまうと、血糖値がグーンと急上昇してしまうそうです。
最初は野菜、海藻類など食物繊維を多く含むものを食べると、血糖値の上昇を抑えてくれるとか。
一時期食べる順ダイエットというのが話題になりましたが、それは理に適っているんですね~。
野菜の後は、肉・魚などたんぱく質を食べ、最後に炭水化物を少し。これが良いようです。
また、よく噛んで、ゆっくり食べることで血糖値の上昇が抑えられます。
その他のポイント
空腹時に食べ物を食べると血糖値が上がりやすくなるので、なるべく空腹の時間を空けないこともポイントだと指摘している先生もいらっしゃいました。
つまり、間食をこまめにすると良く、1日の食事を5~6回に分けて食べることも良いそうです。
ただ、この見解に関しては否定的な意見もあります。
こまめに食べるということは、その分膵臓や胃腸が何度も働かなくてはいけないので、結果内臓が疲労してしまうのではないか、というものです。
一部の人は、朝は食べず、昼は少しだけ食べ、夜は普通に食べるという、マクロビオティック的な方法で低血糖症が治った方もいるようです。
私は、最初は不安だったので間食を多めに摂っていました。
でも胃腸の調子を崩してしまったので、お腹が空いたら食べる、という方法にシフトしているところです。
詳しくは下の記事でも書いています。
私が実践していること
上記にも書きましたが、これらはあくまで一般論です。
賛否両論があるので、その人に合った食事方法を見つけていくことが大事なのかなと思います。
これがなかなか難しいのですが…。
あくまで私ケースですが、現在の内容を記載します。
- 朝は少量、昼はしっかり、夜は控えめに、1日3食食べる
- 間食は、お腹が空いたら食べる
※空腹の際の低血糖症が辛い時は、空腹を感じる前に食べていました - 白砂糖は完全に避ける。糖分はラカントやココナッツシュガーなど、GI値の低いものを摂る
- 市販のお菓子は避ける(ラカントなどで自分で作っています★)
- 糖質は、白米や、ジャガイモ以外のイモ類、そば、雑穀から摂る
※雑穀も合わないケースがあるので注意
※玄米は、私のように胃腸が弱い人は注意 - 小麦粉は、米粉や片栗粉、ココナッツパウダーや大豆粉で代用
- タンパク質は胃腸の状態を見ながら摂る
- 野菜は多めに摂る
食べるものがない!そんなときは
それじゃあ食べるものがないじゃないか!と初めは思うかもしれませんが、最近では代用品が多くあります。
たとえば、砂糖はラカントやGI値の低いココナッツシュガーに置き換える。
小麦粉は、米粉や大豆粉、片栗粉などで代用できますよ!
私はもっぱら唐揚げを片栗粉で作っています。米粉でクッキーやパンも作れますよ。
このブログでも良かった食品は紹介していく予定です。
2年経って、ここに行きつきました。
食事についてはまだまだ試行錯誤中ですが、今後も記事を書いていきたいと思います。
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