私はかれこれ2年糖質制限をおこなっていますが、いまひとつ低血糖症が改善した!とは言えていません。
そこで、低血糖症の原因からあらためて考えてみることにしました。
低血糖症の原因~一般的に言われること
まず、低血糖症の一般的な原因として医師に言われたのが、
- 糖質をたくさん摂っていた
- 血縁者に糖尿病患者がいる
といったことです。特に前者の場合が多いかもしれません。
という構造ですね。
他にも、肉や魚が嫌い、野菜が嫌い、といった偏食があると、栄養バランスが偏ってしまいます。
そこから身体のバランスが崩れ、低血糖症になることもありそうです。
特に、亜鉛やビタミンB群は血糖値の調整にかかわる大切な栄養素。
食事の偏りでそれらの栄養素が不足すると、血糖値の調整がうまくいかない→低血糖症になる、ということが起こりうる気がします。
食事や栄養不足が原因で低血糖症になった方は、食事を変えたり栄養を補ってあげれば改善する可能性が高いように思います。
低血糖症の原因が思い当たらない私のケース
低血糖症の原因は、
- 糖質をたくさん摂っていた
- 血縁者に糖尿病患者がいる
と書きました。
でも私、どちらも当てはまらないんですよねぇ…。
私以上に糖質を食べている人なんてたくさんいるし、とりわけたくさん食べていたとは思えないんです。親戚に糖尿病の人もいません。
SNSで他の低血糖症の方とやり取りをしていると、同じような方が他にもいらっしゃいました。
特にはっきりした低血糖症の原因が分からない、と。
思うに、いくつか原因が重なり合って低血糖症になっている方も多いような気がします。
同じように、食事療法や栄養療法で低血糖症が治らない場合も、別の要因を抱えている可能性が高いです。
その要因を、私なりに考えてみました。
実はこれが低血糖症の原因だった!?
前述の通り、【糖質をたくさん摂っていた】、もしくは【食事・栄養バランスが悪かった】、ということが原因なら、食事療法や栄養療法で治る可能性大です。
でも、そうしたアプローチで治らないのなら、以下の要因が絡んでるのではないかと思いました。
- 副腎疲労を併発している
- 重金属が蓄積されている
- カンジダ菌が増殖している
- ホルモンバランスの乱れ
- 遅延型アレルギーがある(合わない食品を食べている)
副腎疲労がある
副腎疲労とは、副腎疲労症候群のこと。詳しくは以前こちらの記事に書いています。
副腎は腎臓の上にある臓器で、ストレスに対応していくつかのホルモンを出しています。
ストレスのコントロールをしたり、血圧や血糖値をコントロールしたりする役目もあります。
つまり、この副腎が疲労してしまうと血糖値の調整もうまくいかなくなり、低血糖症を併発することも多いのだとか。
副腎が疲労してしまう原因は、ストレスです。
心身共に、長時間ストレスにさらされていると、副腎は常に働いていることになります。
結果、副腎が疲れてしまい、正常に機能しなくなってしまいます。
副腎疲労を併発している場合は、過度な糖質制限はNGです!
私は一時期糖質を限りなく抑えていたことがあり、そのときはだるくて仕方がありませんでした。
病院を変えて判明しましたが、副腎疲労に糖質制限のしすぎはダメとのこと。
詳細は副腎疲労の治療法~食事・生活習慣編で書いています。
重金属が蓄積されている
重金属とは、水銀、鉛、ヒ素など身体に有害な金属のことです。
これらが知らず知らずのうちに身体に蓄積されていくと、低血糖症はもちろん、糖尿病、うつ病、頭痛、アトピーなど様々な病気や体調不良を引き起こすそうです。
また、こうした重金属は栄養素をはじきだしてしまうことがあるとか。
せっかく栄養療法をおこなってサプリを飲んでいても、重金属が蓄積されていると効果が半減してしまうようです。
重金属については、別の記事で書いています。
カンジダ菌が増殖している
カンジダというカビ菌が身体の中に増えると、さまざまな体調不良がおこります。
詳しくはカンジダ菌の記事で書いているのですが、こいつが身体の中にたくさんいると、低血糖症のような症状が起こるそうです。
実は低血糖症のような不快な症状は、カンジダ菌の増殖が原因になっている…ということもあるかもしれません。
ホルモンのバランスが崩れている
医師が言うには、膵臓、副腎、甲状腺、卵巣(女性のみ)はホルモン分泌をしている臓器で、これらは密接にかかわっている。
どこかに異常があると、別の臓器にも異常が出る…ということなんです。
私の場合も、これに当てはまります。
私は子宮内膜症でピルを4年ほど飲んでいたのですが、これがホルモンバランスを乱す原因になった気がします。
ピルを飲み続けると、エストロゲン優勢という状態になりやすくなります。
プロゲステロンとエストロゲンという主に2種類ある女性ホルモンのバランスが崩れ、エストロゲンのほうが優勢の状態になってしまう。
これが起こると、以下のような弊害がでてきてしまうとか。
- 不安感
- 血糖のコントロールを妨げる
- 甲状腺ホルモンの働きを妨げる
- 体内から亜鉛を失わせ、銅をためる
これ、全部私に当たってます!
おそらく私の場合、エストロゲンが優勢の状態も、低血糖症が改善しない要因のひとつになっている気がします。
遅延性アレルギーがある(合わない食品を食べている)
遅延性アレルギーは、アレルギー品目を食べることによって、数時間から数日後に何かしらの体調不良がおこるものです(遅延型アレルギーについてはこちらの記事で書いています)。
糖質制限では、
- 大豆
- 卵
- チーズ(乳製品)
- ナッツ類
などをたくさん摂るように言われますよね。
でも、それらの食品が合わないのにそれをたくさん食べていたら、体調は悪くなる一方です。
遅延性アレルギーは賛否両論の意見がありますが、自分に合わない食品というのも存在するので、そうしたものを避けることに越したことはないように思います。
まとめ
糖質制限や栄養療法で低血糖症が治らない…という場合、
- 副腎疲労
- 重金属の蓄積
- カンジダ菌の増殖
- ホルモンバランスの乱れ
- 遅延型アレルギー(合わない食品を食べている)
といった観点から調べてみると解決の糸口が見つかるかもしれません。
私の場合、カンジダ・重金属が根本原因になっていそうなので、これらのデトックスをおこなう治療法を取っています。
2019/04/27追記
2019年はメチレーションという身体の機能・遺伝子に踏み切って治療をおこなうことにしました。
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