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有機酸検査の結果と見方

カンジダ菌
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副腎疲労やらお腹の不調やらがなかなか治らず四苦八苦しており、先月とうとうメチレーションという遺伝子の変異の検査に踏み切りました。

結果、いろいろわかって良かったのですが、その検査を活かすのであれば、さらに2つの検査も受検したほうがいい、とカイロの先生に言われまして……。

費用面からどうしようかと悩んでいましたが、年末から体調が悪化気味だったので、思い切って2つの検査を受けることにしました。

その2つというのは、有機酸検査アミノ酸検査です。

今回は有機酸検査の結果や、簡単にではありますが見方を記載しました!

 

 

有機酸検査とは~内容や費用

アミノ酸検査というのは、体内のアミノ酸のバランスを見る検査。

有機酸検査のほうは、受けた方も比較的多いかもしれません。

カンジダをはじめとする、腸内細菌の活動を見たり、エネルギー回路やホルモンバランス、神経伝達物質のバランスを見たりすることができる検査です。

 

どちらも尿検査。いっぺんに受けることができました。

ただし、日本では受けられずアメリカに輸送するため、検査結果が出るのに2~3週間ほどかかります。

また、保険適用外なので、ふたつで10万円近くかかります(ノД`)。。

有機酸検査は受けるクリニックや機関にもよりますが、4万円~5万円かかります。

 

ちなみに、私は2015年に一度有機酸検査をしたのですが、クリニックでは10分程度しか説明してもらえなかったので、ほとんど何もわからなかったに等しいです…。

(そのときの検査結果はこちらの記事にて)

 

でも、今回はカイロプラクティカさんでたっぷり説明していただきました。

メチレーションという遺伝子の変異を見る検査結果と、今回のアミノ酸・有機酸検査の結果を併せてみることで、かなりいろいろなことが腑に落ちました!

 

長くなってしまったので、今回はまず有機酸検査の結果をまとめました。

ちなみに私が悩んでいるのは、

  • 不安感
  • 吐き気
  • ほてり
  • 波があるだるさ

などの症状です。

有機酸検査の結果

腸内細菌

   一枚目の結果からは、腸内細菌の繁殖具合がわかります。

 

7の【アラビノース】が高い場合、腸内にカンジダ菌が繁殖している可能性が高いのですが、私も「H」となっています。

でも数値としては、平均値より1高いだけ…。

思ったよりもカンジダ菌は繁殖いないようですが、先生いわく「除菌はしたほうが良さそう」、との見立てでした。

 

バクテリアやクロストリジア菌など他の最近は平均値以内でさほど問題はなさそう。

ちなみに15~18番目のクロストリジア菌はより毒性が強い菌で、特に18の「インドール酢酸」は神経伝達物質を阻害してしまうのだそうです。

 

シュウ酸・ミトコンドリア・神経伝達物質

シュウ酸

まず、シュウ酸は平均より圧倒的に高い数値が出ています。

これはシュウ酸の代謝がうまくなっていないためだそう。

腸内環境の悪化が主な原因だそうですが、その他にも、メチレーション(ビタミンB12代謝やACAT)の変異、アルミニウムによる影響、なども考えられるということでした。

 

私はメチレーションでACATというエネルギー回路に関わる部分に変異があるので、この場合は【胆汁酸】の分泌が不足している可能性が高い、とのご指摘。

 

対策としては、

  • シュウ酸を含む食品(ほうれん草、ナッツ類、チョコレート、ベリー類、肉、魚など)を控える
  • カルシウムをはじめとするミネラルを摂る
  • 腸内環境を整える(カンジダ除菌、乳酸菌の摂取)
  • 胆汁酸を補充

 

ミトコンドリアマーカー

ここの数値が高いと、クレブス回路(エネルギー回路)が回っていない=疲れやすい、という症状が出やすいとのことですが、私が気になる大きな異常はありませんでした。

 

神経伝達物質

パッと見ると異常はなさそう、です…。

私は不安感が辛いので、セロトニンが低いのかな~とも考えられたのですが、数値としては平均値内、でした。

でも。

前回の結果では36番目のセロトニンの値が「H」になっていたことと、メチレーションの検査結果で、【MAO A】という遺伝子に変異が見つかったことを考えると、私は「神経伝達物質の調整がうまくいかないのかも」、とのこと。

 

【MAO A】というのは、神経伝達物質の代謝に関わる遺伝子。

私はこの【MAO A】に異常があります。

今回のセロトニンの数値は低くはないけれど、前回の結果から大きく変化しているので、私はセロトニン代謝に波がある可能性がある、ということでした。

たしかに気分の変調は多めかも。。

たまに妙に前向きになったりします。

 

葉酸代謝・栄養素マーカー

葉酸代謝

私は40番の「ウラシル」が「H」となっています。

これが高いとメチレーションの葉酸代謝に異常がある、ということ。

 

まさに私はメチレーションの【MTHFR】という葉酸回路の遺伝子に変異があるので、確実に【MTHFR】の変異の影響があるのだな、ということがわかりました。

対策としては、メチル葉酸のサプリを飲むことが挙げられますが、私は他にも遺伝子の変異があるので、一旦葉酸サプリの摂取は様子見です。

 

栄養素マーカー

ここでは栄養が吸収されているか、がわかります。

まず50のビタミンB12の値が高いので、ビタミンB12は少ない、ということでした。
(50のビタミンB12、53のビタミンB2、57のビタミンHに関しては、数値が高い=吸収が少ない、ということになるそう)

また、他は51のビタミンB6と56のグルタチオン先駆物質が低め。

 

このことから、ビタミンB群とグルタチオンのサプリメントは摂取するといい、とアドバイスを受けました。

 

解毒・アミノ酸代謝

解毒の指標物質

ここでは58のピログルタミン酸が高めに出ています。

これは肝臓で解毒に必要なグルタチオンが少ない、ということ。

考えられる原因としては、

 

ということなのですが、私はどちらも当てはまります(・_・;)

 

もう一つ、60のオロチン酸も高いのですが、これは体内のアンモニアの濃度が上がっているせいだそうです。

原因は、

  • 腸内環境の悪化・肝臓の機能低下・水分不足、などで有害なアンモニアが外に排泄されていない
  • たんぱく質の過剰摂取(たんぱく質をうまく分解できていない)
  • メチレーションのCBSの代謝異常

など。

こちらもメチレーションのCBSの部分で触れています。

 

対策としては、グルタチオンやシステイン・グリシンなどの摂取、アンモニアを解毒するシトルリン、BCAA、ユッカなどの摂取、が挙げられるそうです。

 

まとめ

有機酸検査単体でも、もちろん腸内環境の状態や神経伝達物質の異常はわかるのですが、このようにメチレーションの検査結果と合わせることで、さらに深い見方ができるのだな、とわかりました。

費用についてはため息しか出ませんが…(涙)

 

私の場合、前回の検査結果やメチレーションの結果と照らし合わせると、セロトニンの代謝がうまくいってなさそう、というのが濃厚になりました。

また、葉酸回路や解毒の回路はきちんと働いていないのだろうな、ということもよりはっきり判明しました。

 

本来は有機酸検査やアミノ酸検査を数ヶ月に一度、定期的におこなうと傾向や現状がわかってより良いそうですが……毎回10万円とか払えないですし。。とりあえず1年に1回は受けられたら良いのかな、と思いました。。

 

次回はアミノ酸検査の結果をまとめます!

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